CASE
株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションは、近畿圏・首都圏に有料老人ホームを展開しています。
2005年春に「チャームやまとこおりやま(介護付有料老人ホーム)」を開設以来、積極的に事業を拡大。
2012年4月には大阪証券取引所JASDAQ市場(現東京証券取引所JASDAQ市場)に上場。
2018年7月東京支社を「東京本社」へと改称し、大阪本社・東京本社の2本社制へ移行しました。
さらに同年12月に東京証券取引所第一部に市場を変更と、着実に成長を続けています。
近畿圏から首都圏へとホームを拡大していく中で、
『介護業界において“チャームケア”というブランドを確固たるものにしたい』
『これから一緒に働く人たちへチャームケアの魅力を伝えたい』
という人事担当者様の想いがありました。
また、GoogleのSEOが口コミサイトを高評価する中、過去の口コミは削除することができません。
スタッフにとっての働きやすさを追求していくことはもちろん、口コミ対策をどうしていくのか悩まれていました。
オウンドメディアを立ち上げることは、人事担当者様の想いを叶えつつ、口コミ対策にもなります。
課題解決に向けて提案をさせていただきました。
口コミを削除するのではなく、「口コミを上回る、より良い情報発信」をする。
介護業界他社が採用オウンドメディアを立ち上げていなかったため、いち早く運用を開始することは他社との差別化になります。
また、既存のコーポレートサイトにはない従業員の生の声など、リアルな情報を発信することでチャームケア様の魅力をアピールできるはずと考えました。
社外に対してだけでなく、 オウンドメディアを通じて従業員同士がお互いを知るきっかけを作ることもご提案しました。
コミュニケーションを活発化させることで定着率アップにもなり、リファラルリクルーティングの割合を増やすことにもつながります。
「マッチング度が高い人材の確保」を目標に、下記4項目の指標を立てました。
①月間10,000PV
②新規ユーザー数500人/月
③新卒・中途採用サイトへの流入率1%
④学生・新卒への認知度100%
コンテンツ(記事内容)の提案から公開まで、下記フローで運用代行しています。
新規記事は、月間8記事更新。
うち6~7記事は従業員のインタビュー記事となっています。
残る1~2記事は、介護業界の豆知識など、ターゲット層が知りたい情報、メリットとなるコンテンツにしています。
インタビュー記事は、チャームケアの魅力をリアルに発信することを目的とし、豆知識の記事は、キーワード検索で上位表示させることを目的としています。
具体的には、「ケアマネ 辞めたい」と検索した際に上位表示されるよう、SEOツールで必要となる情報を抽出して記事内に盛り込みます。
記事内では、競合との差別化を図るため、社内制度や環境・社風など、チャームケア独自の解決策を記載しています。
新卒説明会やインターンシップなどで『チャームPOINT』を紹介。内定者フォローの一環として周知させました。
→内定者全員が『チャームPOINT』を見ています。
プロフィールに 『チャームPOINT』 のURLを設置し、研修の風景や新しい施設の情報を更新。オウンドメディアの記事内容を抜粋することもあります。
Instagram(@charmcarecc)
Twitter(@charmcc_ofcl)
Facebook(@charmcc.4649)
①月間10,000PV
→2020年7月に目標達成。次なる目標を30,000PVへ設定し、達成させています。
②新規ユーザー数500人/月
→2019年11月時点で達成。さらに2000人を目標に掲げ、2020年5月に達成。
次なる目標を15,000人とし、同時にリピーター率10%を維持と設定しました。
③新卒・中途採用サイトへの流入率1%
→未達。PV数が増加したことが要因。しかしながら、流入数は維持。
チャームPOINT経由での応募もあり、中途採用に成功しました。
介護業界で採用向けのオウンドメディアを立ち上げている企業が見当たらなかったため、費用対効果などの不安はありましたが、「オウンドメディアを運用していることを当たり前にすれば良い」という考えに至りました。
また、実際に自分がインターネットで調べる際、他社のオウンドメディアの記事がヒットすることが多々あり、経験上有効だとも実感していました。
介護業界を知らない人が持つ、ネガティブなイメージを払拭するきっかけにもなり得るとも考えました。
実際の導入後に関しては、従業員にもインタビュー等を通じて“チャームPOINTというオウンドメディアを運用している”と認知してもらえています。
そのため「次のインタビュー記事は〇〇さんが良いと思いますよ!」という意見やリクエストが出ることもあります。
普段関わりが少ない、他のホームに勤務する従業員の情報を知ることができるツールにもなっています。
相互理解、コミュニケーションの活発化も目的の1つだったので、より社内での認知を上げていきたいですね。
今回の事例は、「知れば知るほどチャームケア様のことが好きになる。だからこそ魅力を発信していきたい」という営業と、「会社のことを理解してくれているから安心して任せられる」という担当者様との関係性があってこその成功事例です。
担当者様は、「人事の醍醐味は関わった人が幸せになるきっかけ作りができること」と言います。そのきっかけ作りを全力でサポートできるよう今後も二人三脚で運用を行い、企業発展に貢献できる取り組みを行っていきます。
首都圏・近畿圏にて介護付有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅の運営等の介護事業、および不動産事業を行っている東証一部上場企業。 高齢者の皆様が安心して生活できる「豊かで実りある高齢社会」の実現を目指しています。