CASE
株式会社ライフフーズ
全国91店舗で「ザめしや」「街かど屋」など5業態の飲食チェーンを展開し、来年で創業40年を迎える株式会社ライフフーズ様。低価格かつボリュームのあるメニュー、ごはんのおかわり自由など、“ガッツリ食べたい”若年層・男性層を中心に高い支持を得てきました。
そんな同社では、各店舗におけるアルバイト・パート採用を長年「タウンワーク枠得プラン」で運用し、安定した応募と人員確保を実現していました。しかし、2025年3月末の枠得休刊により、従来通りの採用体制を維持することが困難に。新たな打ち手として検討されたのが「Indeed PLUS」への移行です。
採用活動においては、「月間300件以上の応募獲得」「全店舗の人員充足」「応募単価の最適化」など、複数の課題を同時に乗り越えることが求められる状況でした。
その目標をどのようにクリアしていったのか――
Indeed PLUSの運用背景から運用設計の工夫、現場と二人三脚で取り組んだ情報連携まで、株式会社ライフフーズの採用ご担当者様と、弊社営業担当・越野に詳しく聞きました。
2024年2月より、トラコムにて300枠での運用をスタート。各店舗ごとに必要な人材に応じて、原稿を作成・配信する仕組みで、採用活動を実施していました。
その過程でトラコムが行ってきた「現場に寄り添った提案」と「月間平均243件の応募を獲得した実績」が評価され、本部からの信頼も徐々に高まっていきました。
ところが2025年3月末をもって、タウンワーク枠得自体の休刊が決定。――採用インフラの根幹が揺らぐ中、手法の抜本的な見直しが急務となったのです。
そこで新たな選択肢として浮上したのが、「Indeed PLUS」。しかし、これまでと勝手がまったく異なり、新しい掲載設計と運用ロジックが必要とされるため、 『 慎重な検討が必要だ』という判断のもと、「費用感」「運用体制」「改善プラン」などの要件に対して稟議を重ね、Indeed PLUSの本格運用が決定。
2025年2月には採用HPをIndeed PLUS対応に改修し、翌3月からはジョブオプ採用管理経由で求人運用がスタートしました。
トラコムに託されたのは、「月間300応募の獲得」という明確なミッション。採用インフラの大きな変化を、成果に変える挑戦が始まりました。
ライフフーズ様では、全国91店舗ごとに採用ニーズや勤務条件が大きく異なることから、「一律の原稿では成果が出ない」という課題意識を持たれていました。
そこでトラコムでは、枠得時代から続く現場との連携体制をさらに強化。
各店舗を管轄する17名のエリアマネージャーに対して、営業担当の越野が毎月丁寧なヒアリングを実施。主婦・学生・フリーターなど、ターゲット属性ごとに原稿をカスタマイズする体制を構築しました。
Indeed PLUSの特性を踏まえ、より明確なターゲティングと原稿最適化を推進することで、“枠得以上”の成果を出すための基盤づくりを行いました。
Indeed PLUSの特徴のひとつが、求人ごとの効果に応じた予算配分の柔軟性。
トラコムでは、この特性を最大限活かすべく、全掲載求人を効果別に2つのキャンペーンに分類しました。
このように、応募率や応募単価に応じて予算を動的に調整する運用設計を行うことで、全体としての費用対効果を最適化。「すべての店舗にまんべんなく応募を届ける」ことを重視した、運用面での戦略が功を奏しました。
運用媒体がIndeed PLUSへと切り替わる中で、トラコムでは「情報量を最大限に活かす原稿表現」にも注力。ザめしや・街かど屋・うわじ丸・めしや食堂・讃岐製麺といった5業態の店舗を訪問し、求人用の写真撮影を実施しました。
実際に現場を訪れることで、チームワークの良さや雰囲気、人柄といった“数字では伝わらない魅力”を体感し、それを原稿と画像デザインに落とし込むことができました。(以下、トラコム作成画像)
「枠得時代の原稿は文字数制限が厳しく、伝えきれない情報も多かったのですが、Indeed PLUSではその制限がなくなり、自由度の高い訴求が可能になった」と越野は語ります。
なお、求人原稿の作成や応募獲得はトラコムに一任いただいていますが、採用ご担当者様と越野の間では「なぜこの設計なのか」を常に共有し、方針のズレを生まないよう目線を合わせ続けてきました。現場感と成果責任を両立させる、信頼関係に基づいたパートナーシップが、成果の礎になっています。
Indeed PLUSでの本格運用が始まった2025年4月、ライフフーズ様では月間317件の応募を獲得。事前に掲げていた「月間300応募」の目標を上回る結果となりました。
さらに、下記のように従来のタウンワーク枠得時代と比べても、定量的な成果は大きく改善しています。
加えて、定性的な効果としても大きな変化がありました。繁忙期である7月・8月を前に多くの店舗で採用が充足し、スキマバイトへの依存が大幅に減少。現在は自社従業員のみで店舗運営がまかなえる体制へとシフトしつつあります。
「応募数の増加」「コストの削減」「現場の安定化」。 Indeed PLUSへの切り替えを機に、複数の成果を同時に引き出すことができた今回の取り組みは、媒体移行期の成功モデルといえるでしょう。
越野さんには、求人原稿の作成や応募獲得を一任しています。特にありがたいと感じているのは、現場の状況や我々の意図をしっかり汲み取り、自分のことのように“走ってくれる”姿勢です。
具体的には、以下の点に大変感謝しています。
アルバイト・パート採用は非常にうまくいっており、今後は中途・新卒といった社員領域もぜひ越野さんにお願いしたいと考えています。ライフフーズの採用理念や求める人物像も越野さんにしっかりと蓄積されてきているので、それを武器に、社員採用にも挑戦してもらえたら嬉しいですね。
新卒採用は未経験とのことですが、当社を“練習台”くらいの気持ちで、越野さん自身の成長の場にもしてもらえたらと思っています。
アルバイト・パート採用において成果を重ねる中で、ライフフーズ様からは「社員領域も任せていきたい」という嬉しいお声をいただいています。
その期待に応えるべく、今後は中途・新卒を含む社員採用においても、これまでに蓄積した知見や原稿力を活かし、より高いレベルでの成果創出を目指していきます。
トラコムは今後も、媒体や手法の枠を超え、ライフフーズ様の採用成功をともに実現するために、現場と同じ目線で走り続ける“パートナー”として、伴走を続けてまいります。
「ザめしや」「街かど屋」など5業態を展開する飲食チェーン企業です。全国で91店舗(2025年現在)を構え、来年には創業40年目を迎える歴史ある存在として、多くの人々に親しまれています。飲食チェーンの競合が激しい中で、同社が重視しているのは“ガッツリ食べたい”というニーズ。若手層・男性層をメインターゲットに据え、低価格でボリュームのある商品を提供。ごはんのおかわり自由といった満足度の高いサービスも支持を集めています。今回お話を伺ったのは、現場目線と経営視点を併せ持ち、10年以上にわたってライフフーズ様の採用を支えてこられた、採用領域のキーパーソンです。