警備業界の採用におすすめの求人メディア・サービスと求人掲載の成功ポイント

警備業界は、他の業界と比べても特に人手不足の傾向が強いとされています。ハローワークの公開している「一般職業紹介状況」によると、警備員を含む「保安の職業」の有効求人倍率は6～7倍ほどです。

「求人広告を出しても、なかなか応募が来ない」という場合、利用する求人メディアやサービスの見直しを図ると、採用活動がスムーズになるかもしれません。この記事では、警備業界におすすめの求人メディアやサービス、警備職の採用における成功のポイントをご紹介します。

警備業界の採用におすすめの求人メディア・サービス

一般向けの求人メディアの多くは、警備業界の採用にも適しています。特におすすめの4つの求人メディア・サービスを以下に紹介します。

･Indeed（インディード）
･タウンワーク
･リクナビNEXT
･フロム・エー ナビ

Indeed

Indeed（インディード）は、複数の求人メディアから求人情報を一括で集めて表示する「求人サイト」です。効率的に求人情報を探せる便利さから、幅広いユーザーに利用されています。また、警備職の求人も多く掲載されていて、パート・アルバイトだけでなく、正社員・契約社員の募集も可能です。

Indeedに求人を掲載する方法は「クローリング」と「直接投稿」の2種類です。「クローリング」は、自社のホームページなどに求人情報を掲載することで、自動的にIndeed上の検索結果に表示されるようにする方法。「直接投稿」は、一般的な求人サイトのように、求人情報を投稿して掲載する方法です。

直接投稿でも無料（※）で掲載できるという点が、Indeedの大きなメリットです。（※利用規約、掲載基準、使用制限が適用されます）有料オプション掲載（スポンサー求人）を使う場合でも、クリック数に応じて費用が発生するため、原稿を「複数掲載」しても料金が変わりません。そのため、例えば現場の警備員の欠員状況に応じて掲載エリアや案件を柔軟に変えるなど、管理運用がしやすいというメリットがあります。

Indeedについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。

・Indeedの特徴・仕組みとは？掲載方法・料金プランや導入方法・事例や代理店の選び方
・Indeedで無料掲載する方法は？無料掲載のメリットや注意点、採用効果を高めるコツを解説

タウンワーク

タウンワークは「地域密着型」のアルバイト求人情報誌です。フリーペーパーとWebメディアがあり、紙面とWebの双方から求職者にアプローチできるため、幅広い年齢層の求職者と接触できます。

フリーペーパーは無料で持ち帰れるため、自社の認知度向上や興味喚起につながります。また、紙媒体はシニア層の利用が多く、警備職アルバイトの求人に適しているといえるでしょう。

Webサイトだけでなくアプリもリリースされており、モバイル端末で利用しやすい点も強みです。フリーターや学生などの若年層にリーチしたい場合にも活用できます。

タウンワークについて、こちらの記事でも詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。
タウンワークの特徴・メリットや掲載料金・掲載費用の仕組み・プランを徹底解説

リクナビNEXT

リクナビNEXTは、社会人をターゲットとした転職・求人情報サイトです。リクナビNEXTの特徴は、約1,000万人※という日本最大級のユーザー数の多さです。（※2022年2月末時点リクナビNEXT会員データより）

新規会員登録者のうち35歳以下が約68%※を占めており、若手層の採用にも適しています。（※2021年1 月～12月の実績。年齢が確認できる会員の情報を集計）

求人を掲載するだけでなく、DM（ダイレクトメッセージ）を送って求職者に直接アプローチできる点も特徴です。自社の求める人物像とマッチする人材を選んでピンポイントで訴求することが可能で、質の高い母集団を形成できます。

リクナビNEXTについて、こちらの記事でも詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。
リクナビNEXTの特徴やメリット・効果を上げる掲載方法を人事採用担当者向けに徹底解説！

フロム・エー ナビ

フロム・エー ナビは、学生やフリーターに特化したアルバイト求人サイトです。登録者の約6割※が10代・20代の若年層、約6割※は学生・アルバイト・パートで、若年層の警備職の採用に適しています。（※2022年4月～6月「フロム・エー ナビユーザー属性調査」より）

特徴の一つは、業種やターゲット別の専門ページを多数展開しており、ニーズの合うユーザーにリーチできる点です。警備員のアルバイトを紹介する専門ページも用意されており、仕事の特徴や実際に働いた人の体験談も掲載されているため、求職者の興味喚起につながる構成になっています。

フロム・エー ナビについて、こちらの記事でも詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。
フロム・エーナビ徹底解説！特徴・効果的な活用方法をご紹介

警備業界の採用におすすめの警備職特化型求人メディア

警備業界に特化した求人メディアなら、より効率的にマッチ度の高い求職者にリーチできる可能性が高まります。警備職特化型のメディア2つをご紹介します。

･ケイサーチ
･セキュリティーワーク

ケイサーチ

ケイサーチは、警備業界の求人・アルバイト情報を掲載しているメディアです。
全国展開しているメディアですが、特に首都圏の求人掲載が多いことが特徴です。勤務地だけでなく、仕事内容や条件別に細かく求人検索できるため、ニーズの合う人材を効率的に募集できます。

広告を掲載すると、ケイサーチに登録している人材を紹介してもらえるサービスを無料で利用できる点も魅力です。

セキュリティーワーク

セキュリティーワークは、警備職に特化した採用支援サービスです。月間新規会員数が約500人以上、累計会員数1万人以上の利用実績があり、警備職を志望する人材と効率的に接触できます。

月額形式のほか、応募1件につき料金が発生する従量課金形式でも求人掲載が可能です。採用予算や要件に合わせて、求人運用を最適化できます。

求人サイトへの広告掲載以外にも、人材紹介サービスを展開しており、採用要件とマッチする警備職の人材を紹介してもらえます。人材紹介サービスは成功報酬型で、早期退職があった場合には規定に沿って返金可能という良心的な料金体系も魅力です。

警備職の採用成功に向けて知っておくべきポイント

警備職の採用を成功させるには、求人メディアを選ぶだけでは不十分です。採用を成功させるために押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

採用ターゲット像を明確にする

「採用ターゲット像」を具体的に決めておくことは、警備職に限らず採用活動を成功させるための基本的なコツです。「たくさん応募してほしいから」といってターゲット像を絞らずに採用活動を行っても、訴求すべきポイントが定まらず、母集団形成がうまくいかない場合があります。

ターゲットとする人物像の年齢層や職歴などの「属性」を具体的に決めておきましょう。警備職の募集では、フリーターなどの若者層やシニア層をターゲットとするケースが多いですが、どちらを狙うかによって適切な求人メディアや訴求方法は異なります。

パート・アルバイト・正社員など、どのような契約形態を想定しているかによっても、マッチする求人メディアが変わってきます。効果的に採用するためには、まずターゲット像を定めることが出発点です。
警備業界の採用成功のカギ！求職者が持つ仕事へのイメージや希望の勤務条件とは？

ターゲットに響く原稿を意識する

ターゲット像が定まったら、対象となる求職者にピンポイントで刺さるような訴求を心がけて求人原稿を書きましょう。特に重要なポイントは「条件・働き方・人材像」の3点です。

警備業界は、「給料が低いのではないか」「真夏の暑い中で長時間外に立たされるのではないか」「どんな人が働いているのか」といった「条件・働き方・人材像」について、求職者が不安を抱きやすい側面があります。そのため、それらの点についての不安を払しょくするような情報を、しっかり原稿に盛り込むことが重要です。

給与や福利厚生といった条件や働き方に関する情報のほか、「シニア活躍中」「未経験者も丁寧にサポート」など、社内の雰囲気が伝わるような表現を意識しましょう。

警備業界の求人原稿の書き方について詳しくは、以下のページもご参照ください。
警備員の採用は難しい？効果的なサイト選びと求人原稿の書き方

複数の求人メディア・採用手法を組み合わせる

人材確保の競争率が高い警備業界では特に、1つの求人メディアや採用手法に頼るのではなく、複数のメディアや手法を並行して運用することも重要です。できるだけ複数のメディアに同時掲載することで、幅広いユーザーに求人情報を届けられます。

掲載するメディアの数が増えるとコストも増えることに注意が必要ですが、例えばタウンワークのようにWebと紙の両方に同時掲載できるサービスなら、費用を押さえながら複数メディアへの展開が可能です。

また求人メディア以外の手法も並行して活用しましょう。おすすめの手法の一つは、利用料金なしで運用できる「SNS採用」です。自社の社風や社員の人柄が分かる動画などをSNSで投稿することで、求職者に向けて自社の個性を発信できます。

またホームページやブログで自社の情報を発信することで自社をアピールする「採用オウンドメディア」も、並行して活用しやすい手法です。

さまざまな手法を並行することで、人材の「流入経路」が増えることになり、従来の手法ではリーチできなかった層との接点をつくれます。

トラコムなら警備業界の採用活動をワンストップで代行・サポート

トラコムでは、警備業界をはじめ、さまざまな業界の採用活動をワンストップでサポート・代行しています。警備業界の採用においては、季節要因によって短期・大人数を募集するケースも多いため、求人広告の運用やコスト管理が難しい場合があります。

トラコムは「Indeed」「タウンワーク」「リクナビNEXT」といった複数媒体を効果的に組み合わせる運用を得意としており、過去の支援実績による採用データの蓄積を元に、最適なメディア・サービスの組み合わせをご提案いたします。

全国拠点の営業担当者が、地域性・警備業界の特性を考慮したうえで、予算配分や求人原稿の書き方などをサポート。求人掲載の運用代行をお任せいただけるだけでなく、長期的な効果測定や改善施策といったアフターサポートまで行い、採用成功に向けて伴走いたします。

まとめ

警備業界の採用を成功させるには、採用ターゲット像を明確化し、それに適した求人メディアやサービスを選定することが重要です。ターゲット像によって訴求すべきポイントが異なるため、まずは求める要件を洗い出し、明確なターゲット像を策定しましょう。求人メディアだけでなく、SNSやオウンドメディアなど複数の手法を組み合わせることも重要です。

トラコムでは、全国どこからでも無料で相談を受け付けています。「採用方法を見直したいけど、どこから手を付ければいいのか分からない」など、警備職の採用でお悩みの担当者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。