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応募が集まりにくい現在の市況感で応募があり、面接もできて内定も出した。それなのに後日、内定辞退の連絡がきてしまう。そんなご経験ありませんか?もしかしたらそれは、面接に問題があるのかもしれません。
そんなお悩みを解決すべく、今回は採用がうまくいっているお客様に、面接時に工夫しているポイントを聞いてみました。
有効求人倍率は、2021年11月時点では1.15倍でした。2020年11月と比べると0.1ポイント上回りました。この有効求人倍率とは、求職者1人に対して何件の求人があるかを示す数値で、「採用のしやすさ」の目安となる指標になります。
人手が足りず多くの企業が積極的に求人募集を出している時は、有効求人倍率は1を上回り、数値が大きいほど「採用しにくい」傾向にあることを意味します。反対に、企業があまり求人を募集していない時は、有効求人倍率は1を下回ることになり、数値が小さいほど「採用しやすい」傾向にあります。
上記を簡単な例にするならば、求職者が100人、求人数が200件ある時、有効求人倍率は2.0倍となります。現在は1.15倍ということで、「採用しにくい」といえるでしょう。ワクチンの普及などによって新型コロナウイルスの影響も薄くなってきており、求人の掲載件数が増えてきたことにより、応募数の獲得が難しくなってきています。
また、求職者は複数の選考を同時に進めているケースが多いです。冒頭でもお伝えしたように、応募があっても面接に繋がらない、面接ができても内定辞退されてしまう、といったことも起きています。
では、「採用しにくい」中で、採用をうまく進めるにはどうしたらよいのでしょうか。今回は面接にフォーカスして、実際に私が担当する採用がうまくいっているお客様に、面接時の工夫を聞いてみました。
A社は、応募から面接までの遷移率がとても高いため、何か工夫があるか聞いてみました。
面接日程をいくつか用意して、時間帯もあえて異なる時間帯を用意し、応募者に選んでもらうそうです。また、連絡するのはメールのみではなく、日程が決まった際などは追加で電話をかけるそう。直接話をして「面接時に飲み物を用意するので、コーヒーか紅茶どちらが良いですか?」という質問をしているとのことでした。
私の所感として、応募者自身が選んで決めることと、応募者に対して丁寧であるという点が、面接に繋がっているポイントだと感じます。複数の選択の中から自分が選んだ手前、「行かなくては」という心理的な制御が働きます。また、応募者全員が同じ働き方をしているわけではないため、日程を複数提示することでどんな人にも柔軟に対応できるよう、準備できるというメリットもあります。飲み物を用意することも、他社との差別化にもなり、より親切さが伝わります。
求人に応募する際、1社に決めて応募するというケースはまれです。上記の対応を行うことで、応募している複数の企業の中で自然と優先度が上がり、面接率が上がるのではないかと思います。
採用においては、求職者側の目線になることが求められます。求職者と企業である前に人と人であり、応募時や面接前の最初の印象は重要です。
続いて、面接から採用までの遷移率がとても高いお客様に、実際に気を付けている点を聞いてみました。
面接ではいきなり本題に入るのではなく、その日の天気の話や来社方法を聞いたりして、少しでも場を和ませることを意識しているようです。極力、面接とはあまり関係のないテーマで会話をして、応募者の緊張をほぐすことを大事にしているとのことでした。
ただ、この時に家族や恋人、出身地など、面接でのNG質問をしてしまうと、応募者とのトラブルや職業安定法に基づき、指導や罰則の対象になる場合があります。面接官が知っておくべきNG質問は事前におさえておきましょう。
こちらの記事でも具体的にご紹介しています。
応募者は、面接という場に対して少なからず緊張しています。緊張状態で面接を開始すると、応募者の本音を引き出しづらくなるばかりか、固いままで面接が進んでしまいます。意図しない方向に変に解釈したり、会社に対して悪い印象を持たせてしまうことも考えられます。
応募者の緊張をほぐすことで会社への印象を良くすることにも繋がりますし、数ある面接を受けている中でも印象に残る企業になると思います。
アイスブレイクのネタにお困りの方は、下記の記事も参考にしてみてください。
今回は、実際に面接・採用がうまくいっているお客様に工夫しているポイントを聞き、ご紹介しました。2社の工夫をご紹介しましたが、どちらも第一印象がかなり重要になるということに改めて気づかされました。
面接という場は、企業も求職者もお互い「初めまして」になります。企業側は求めている人材を選ぶことに必死になるかもしれませんが、求職者側も自分自身この会社で働いていけるかなど、慎重に、細かく企業のことを見ています。
求職者側の視点に立つこと、自社の求める人材を第一優先するのでなく、まず「人と人」であることを忘れずに、同じ目線で話をすることが大事です。
上記の工夫ポイントを参考に、ぜひ今後の採用活動に取り入れてみてください。
この記事を書いた人
R.MURAYAMA
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2020年に新卒入社。千葉支社配属。
千葉市稲毛区、花見川区をメインに担当。
飲食、物流、医療、工場など幅広い分野でアルバイト、中途採用をメインに担当。
お客様に寄り添い、丁寧な仕事を心掛けています。
最新の採用事例やノウハウ、新着ブログ、セミナーなど
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