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ATS(採用管理システム)の種類を解説!機能の違いや比較ポイント

Y.MIYACHI

ATS(採用管理システム)の種類を解説!機能の違いや比較ポイント

ATS(採用管理システム)とは、採用サイトの作成や求人原稿の作成、応募者情報の管理などができるシステムです。
各社がさまざま種類のATSを開発・提供していますが、実際の使い勝手や自社に合うかどうかが気になるという方も多いでしょう。

そこで今回は、ATSの基礎知識や種類、選び方・比較ポイントについて解説します。
種類ごとのおすすめATSなど、実際のサービスについてもあわせて紹介しますので、導入の参考にお役立てください。

ATS(採用管理システム)とは?

ATS(採用管理システム)とは、求人の作成や応募者情報の管理、採用活動全体のデータ分析などができるITツールです。
ATSではさまざまな機能が搭載されており、下記のようなことが実現できます。

  • 求人の管理:求人票の作成や応募の母集団形成
  • 応募者の管理:履歴書など応募者情報の管理
  • 選考の管理:面接の評価や選考の進捗具合
  • 内定者の管理:内定通知や内定者へのフォロー

複数店舗での採用や、複数の求人媒体を利用している場合でも、情報をATSに集約することで管理しやすくなり、応募者対応やデータ分析の効率化が可能になります。

【用途で分類】ATS(採用管理システム)の種類

ATSの種類を用途別に分けると以下の4つがあります。

新卒採用向けタイプ
中途採用向けタイプ
新卒・中途両対応タイプ
パート・アルバイト採用向けタイプ

ここでは、それぞれのATSが具体的にどのような機能を備えているのかを解説します。
種類別のおすすめATSについては、以下の記事をご参照ください。

ATS(採用管理システム)とは?おすすめ12選と選び方を解説

ATS(採用管理システム)とは?おすすめ12選と選び方を解説

新卒採用向けタイプ

新卒採用向けタイプは、LINEなどを使った学生とのコミュニケーション機能が充実したATSです。
さらには、求職者を分類するための機能として、「学校群管理」や「卒年度切り替え」などを備えているATSもあります。

製品によっては、同じシリーズで新卒版と中途版が別々の製品として提供されている場合もあります。
新卒版と中途版の両方を契約すると割引が適用されるATSもあり、「将来的に中途採用でも使いたい」という場合でも対応できることがあります。

中途採用向けタイプ

中途向けタイプに分類されるのは、各種求人媒体と連携して、応募者情報を自動的に取り込みできるATSです。

中途採用は新卒採用と異なり、対象者をひとまとめにして選考を行うわけではないため、日程調整の細かい作業が必要になります。
そのため、求人媒体の連携や面接日程調整の自動化など、中途採用の業務を効率化するための機能が多く備わっているのがこの種類のATSの特徴です。

新卒・中途両対応タイプ

新卒・中途両対応タイプに分類されるのは、新卒・中途採用向けで紹介した機能の両方が備わっているATSです。
新卒向けのナビサイトも含めて幅広い媒体からの応募者情報を一括管理できるなど、多機能なタイプです。

製品によっては次に紹介するパート・アルバイト採用向けタイプにあるような「採用サイトを作成・公開する機能」もあり、正にオールインワンのATSです。

パート・アルバイト採用向けタイプ

パート・アルバイト採用向けに使いやすいタイプのATSもあります。この種類のATSは、Indeed(インディード)や求人ボックスなどの「求人検索エンジン」と連携した採用サイトを作成できることが特徴です。

機能的には中途採用でも使用できますが、「パート・アルバイト採用向け」に特化してシフト管理機能やパート・アルバイト採用向けの求人媒体との連携機能が充実しているATSもあります。

【仕様で分類】ATS(採用管理システム)の種類

ATSを技術的な仕様で分類すると、以下の2種類があります。

オンプレミスタイプ
クラウドタイプ

今の主流は「クラウドタイプ」です。
ここでは、それぞれの特徴を解説します。

オンプレミスタイプ

オンプレミスタイプは、ソフトウェアを購入し、PCやサーバーにインストールする必要があるATSです。
いわゆる「買い切り型」であり、最初にソフトウェアを購入しなければならない都合上、初期費用がかかります。

購入したATSの新しいバージョンが出た際は、それをインストールするための手間がかかることもデメリットです。
カスタマイズ性に優れているなどのメリットはありますが、次に紹介するクラウドタイプで必要な機能を十分にまかなえることが多く、現在ではあまり使われなくなっています。

クラウドタイプ

クラウドタイプは、オンプレミスタイプのように、PCやサーバーにインストールする必要がなく、インターネットに接続できればどこからでも操作できるタイプです。
ソフトウェアを購入するわけではないため、初期費用が無料もしくは少額で、主に月額料金を支払う形で利用します。

新バージョンへの更新も自動で行われるため、新たにインストールするなどの作業は必要ありません。
このような利便性の高さや導入ハードルの低さから、現在では主流となっている種類のATSです。

【料金で分類】ATS(採用管理システム)の種類

ほとんどのATSは有料ですが、一部無料のものもあります。
ここでは、それぞれの特徴を確認しておきましょう。

無料タイプ

無料タイプは、初期費用・月額料金がかからないATSです。
一切の料金がかからない「完全無料」のタイプと、基本無料で一部の機能が制限される「無料プラン」の2種類があります。

完全無料タイプの代表的なATSの1つは「Airワーク 採用管理」です。無料にもかかわらず採用サイトの作成や、求人検索エンジンとの連携、応募者情報の一元管理の機能があり、ATSとして十分な性能があります。

有料タイプ

有料タイプは、初期費用や月額料金が発生するATSで、ほとんどがこの種類に該当します。
無料タイプよりもコストはかかりますが、その分充実した機能や手厚いサポートを利用できるのが魅力です。

ATSによっては、機能やサポート内容が異なる複数のプランが用意されていることもあります。
初期費用や月額料金を公式サイトに掲載している場合もありますが、全て非公開になっていることも珍しくありません。
その場合は、お問い合わせフォームなどから連絡し、見積もりによって詳しい料金を確認できます。

どの種類にする?ATS(採用管理システム)の選び方・比較ポイント

ここまでATSの種類を紹介してきましたが、自社に合ったATSを選ぶには、どのようなポイントに注目すればよいのでしょうか。
基本の比較ポイントとしては以下の4点が挙げられます。

連携できる媒体やツールの種類
各種機能の使いやすさ・性能
費用
サポート内容

上記4つのポイントを詳しく見ていきましょう。

連携できる媒体やツールの種類で選ぶ

採用の効率化のために特に確認しておきたいポイントの1つが、連携できる媒体やツールの種類です。

ATSによって連携できる求人媒体が異なります。
既に利用している、もしくは利用予定の求人媒体と連携できるかをチェックしましょう。

「連携できるツールには何があるか」といった点も重要です。
例えばSlackなど社内で使用するコミュニケーションツールとATSを連携できるかどうかを確認します。
ツールと連携できれば、応募者情報や選考状況、評価などを簡単に共有できて便利です。

各種機能の使いやすさ・性能で選ぶ

各種機能の使いやすさ・性能も重要です。使いたい機能、将来的に必要になりそうな機能をあらかじめリストアップしておき、それに合ったATSを選びましょう。
例えば新卒採用向けのATSを探している場合、「学校群管理」「適性検査システムとの連携」などの機能があると便利です。

機能の有無だけでなく、イメージ通りの使い方ができるかなど、使いやすさもチェックしましょう。
初めてATSを導入するのであれば、なるべくシンプルな管理画面で、直感的に操作できるものがおすすめです。
機能のチェックポイントについては、後述の「ATS(採用管理システム)でチェックすべき機能の種類」で詳しく解説します。

費用で選ぶ

ATSを導入する際は、費用面もチェックしましょう。もちろん料金が高いほど高機能な傾向にありますが、必ずしも高額なATSを導入すればよいわけではありません。
多機能で高額なATSを導入したものの、使わない機能がたくさんあるようではコストパフォーマンスが悪くなります。

自社が必要とする機能が備わっていれば、リーズナブルな価格のATSでも問題ありません。
例えばAirワーク 採用管理は無料タイプですが、ATSとして必要な基本機能が十分に備わっています。

自社にとって必要な機能と不要な機能をよく検討し、適切な価格帯のATSを選びましょう。

サポート内容で選ぶ

ATS提供会社のサポート内容も重要なチェックポイントです。システムの使い方などで何か困ったことがあれば、電話やメールなどで相談できるケースがほとんどです。
ただし細かいサポート内容に関しては、ATSごとに若干の違いがあります。
例えば以下のポイントを比較しましょう。

  • 導入時の技術的なサポートはあるか
  • 活用提案のためのコンサルティングを行ってくれるか
  • 専属のフォロー担当者がついてくれるか

同じATSであっても、プランごとにサポート内容が異なる場合もあるため、あわせてチェックしておきましょう。

ATS(採用管理システム)でチェックすべき機能の種類

ATSを選ぶ際に、特にチェックすべき項目が多いのが「機能」です。特に重要な機能としては以下の4つが挙げられます。

採用サイトの作成・公開
求人媒体からのデータインポート
応募者・内定者情報の一元管理
コミュニケーション機能

各機能のどのようなポイントを比較すべきか、以下に解説していきます。

採用サイトの作成・公開

採用サイトの作成・公開に関する機能は、ぜひチェックしておきたいところです。
採用サイトとは、求職者向けに公開する自社運営のWebサイトのこと。
質の高い採用サイトを作成・公開することは、応募経路を増やし、質の高い母集団形成をするために重要です。

いくつかのATSには質の高い採用サイトを作成・公開できる機能があります。
あらかじめいくつかのテンプレートが用意されていて、ドラッグ&ドロップなど簡単操作で手軽に採用サイトを作れるタイプもあります。

機能を比較する際は、採用サイトの作りやすさだけでなく「デザイン性の高いサイトができるか」「求職者にとって使いやすいサイトを作れるか」など、作れるサイトの質も確認しましょう。

求人媒体からのデータインポート

求人媒体に掲載されている求人原稿や応募者データの取り込み(インポート)機能についても確認しましょう。
データインポートの機能は、応募者情報を手入力する手間を省いたり、ヒューマンエラーをなくしたりするために欠かせません。

ATSによって、連携できる求人媒体に違いがあるため、「どの求人媒体と連携しているのか」を必ずチェックしましょう。
インポートは自動で行われるのか、応募者が応募したタイミングからデータが反映されるまでタイムラグがないかなど、「どのように連携されるのか」についても深堀してチェックすることが重要です。

応募者・内定者情報の一元管理

応募者・内定者の情報を管理する機能もATSの重要な機能です。
応募者のステータス管理や分析の機能が充実しているかチェックしましょう。

ステータス管理については、「未対応」「選考中」「内定」など自社にとって必要なステータス項目で管理できるかがポイントです。
ATSによっては、ステータスの名称をカスタマイズできるタイプもあります。

また各採用フェーズに進んだ人の割合を示す「歩留まり率」を把握できるかなど、応募者・内定者の情報を基にどのような分析ができるかも確認しましょう。

コミュニケーション機能

コミュニケーション関連の機能も重要なチェックポイントです。

まずは応募者とのコミュニケーション機能についてチェックしましょう。
メールやLINEなど、どのツールを使って連絡できるのかが1つのポイントです。
応募の受付から面接、内定者フォローまで、ATSを使って効率的にコミュニケーションができるか十分に確認しましょう。

さらに社内のコミュニケーション機能も大切なポイントです。
Slackなどチャットツールとの連携や、クラウドによる情報共有など、社内メンバーのコミュニケーションに活用しやすいかどうかも見ておきましょう。

種類ごとのおすすめATS(採用管理システム)

ここでは、「用途別のおすすめ」「無料タイプのおすすめ」「採用サイト制作におすすめ」など、実際のATSの名前を挙げながら解説します。
全部で5つの種類に分けて紹介しますので、自社の目的に合わせてご確認ください。

用途別のおすすめATS
無料タイプのおすすめATS
採用サイト制作におすすめのATS
求人検索エンジン対応におすすめのATS
膨大な応募者管理におすすめのATS

用途別のおすすめATS一覧

用途別のおすすめATSは以下の表の通りです。

用途名称
中途採用HERP Hire
ジョブスイートキャリア
新卒採用i-web
キャリタスContact
next≫
新卒・中途採用の両方クラウドハウス採用
採用一括かんりくん
HRMOS採用
HITO-Link リクルーティング
パート・アルバイト採用リクオプ
HITO Manager

各ATSの特徴について詳しくは、以下の記事で解説しています。

ATS(採用管理システム)とは?おすすめ12選と選び方を解説

無料タイプのおすすめATS

無料タイプのおすすめATSは「Airワーク 採用管理」です。

Airワーク 採用管理(エアワーク)は、0円でカンタンに求人募集ができる採用管理サービスです。作成した求人はAirワーク 採用管理上だけではなく、世界最大級(※1)の求人サイトIndeedにも自動連携(※2)されるため、多くの求職者に届けることができます。2018年8月にサービスを開始し、飲食、小売、サービス、介護・福祉、建設、運輸・物流などの幅広い業種で導入が広がっています。

詳しくはこちらの記事でもご紹介しています。
Airワーク 採用管理の特徴・掲載方法や応募獲得方法を徹底解説

Airワーク 採用管理の特徴・掲載方法や応募獲得方法を徹底解説

※1 Comscore,総訪問数,2023年6月
※2 求人掲載はIndeedの利用規約・掲載基準に準じるため、掲載されない場合もございます。

採用サイト制作におすすめのATS

採用サイト制作におすすめのATSは「iRec(アイレック)」です。
採用サイトが制作できるATSは、Indeedなどの求人検索エンジンと連携することに特化していて、制作できる採用サイトの「SEO」に関しては弱い場合があります。

その点、iRecは求人検索エンジンと連携できるだけでなく、作れる採用サイト自体のSEOにも期待できます。写真や画像をオリジナルで作成が可能で、顧客自身でコンテンツの追加が自由にできます。

さらにGoogle AnalyticsのトラッキングIDを発行することができ、ホームページのアクセス解析も可能。
採用サイトのクオリティを高めやすく、更新・分析がしやすいことから、SEO面の強化をしやすいATSといえるでしょう。

求人検索エンジン対応におすすめのATS

「求人検索エンジンに対応しているかどうか」の観点でATSを選定するケースも多くあります。
特に人気の高い求人検索エンジンIndeedについて、対応しているATSを以下のページにまとめています。あわせてご覧ください。

Indeedエントリー対応のATS・連携パートナー8種類と特徴をご紹介

膨大な応募者管理におすすめのATS

膨大な応募者管理におすすめのATSは「ジョブサイトPlus+/RPM」です。採用ステップごとに別々のツールを連携させて使用するタイプで、母集団形成は「ジョブサイトPlus+」、採用管理は「RPM」というツールを使用します。

特徴は応募者管理の機能が充実していることです。
応募者ステータスの「フルカスタマイズ」が可能で、例えば「不採用」のステータスも「面接時不採用」「応募時点見送り(条件不一致)」「職場見学後→不採用」「本人辞退(他社内定)」「本人辞退(その他)」「内定後→本人辞退」のように細分化できます。
ステータスをカスタマイズすることで、どこに歩留まりがあるのかを数字で可視化でき、膨大な応募者数がある場合でも効率的に管理できます。

取り込める求人媒体の種類が「200以上」と多く、複数媒体を利用した採用にも適したATSです。料金はオプションの利用や取り込み媒体数で価格は異なりますが、月額8万〜15万円ほどが目安です。

ATS(採用管理システム)の導入・選定はトラコムにご相談ください

現在、世の中にはATS(採用管理システム)と呼ばれるものが数多くあります。新卒向け、中途採用向け、アルバイト・パート向け、採用ページ作成をメインとしたATS、応募者管理をメインとしたATSなど、その種類も豊富です。
自社にはどのシステムが合っているのかを見極めて利用を始めることが大切です。

「色々なATSを比較したけどどれがよいか分からない」「ATSを上手く使いこなせるか心配」など最終決断を下すまでに迷いはあるかもしれません。
そんな時は、弊社トラコムに一度ご相談ください。
各種ATSの選定から初期設定、社内への浸透など効率的に活用できるまでサポートさせて頂きます。
上記でご紹介した以外にも、弊社ではさまざまなATSの利用実績があります。

ATSの選定の仕方や上手な活用方法など幅広くお手伝いしております。
お気軽にお問い合わせ下さい。

この記事を書いた人

Y.MIYACHI

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2019年4月新卒入社。
枚方市を中心にアルバイトや社員採用をお手伝い。
その後、同年10月から大手部署の総合企画に配属。
エリアや業種を問わず幅広いお客様と出会いの中、日々勉強中です!

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