Indeedでのドライバー募集で効果を上げるポイントとは？運用事例やメリットもご紹介

ドライバー不足で危機的な状況にある昨今。国全体としても深刻なドライバー不足により、さまざまな分野に極めて重要な影響をもたらすといわれております。

また運送業界の企業様にとっては、時間外労働の規制も設けられる2024年が迫ってきています。労働時間の調整や削減に向けて、ドライバーの増員をお考えの企業様も多いのではないでしょうか。しかし、思うようにドライバー採用が進まないため、労働時間の削減に着手できない、そんなお声も聞こえてきます。

そこで、本記事では、Indeedを使ったドライバー募集における効果出しのポイントをご紹介します。

運送・ドライバー業界の現状

運送・ドライバー業界の採用市場

現在、ドライバーの採用市場は非常に競争的になっています。厚生労働省のデータによると、現在の有効求人倍率は、1.99倍となっており、1人の求職者を約2社が取り合っている状態です。

また、Indeedでの採用スコアでも100点満点中79点で、他の職種と比較しても非常に難易度の高い状況になっております。（点数が高い程、難易度が高いことを示しているスコアです。参考までに、軽作業スタッフは100点満点中53点となっております。）

そうした中で一部の企業はドライバー不足に対処するために、福利厚生を改善し、給与を引き上げ、労働環境を改善することで、より多くのドライバーを惹きつけようとしています。

※参照：厚生労働省／職業別一般職業紹介状況［実数］（常用（含パート））

ドライバーとして働く方のニーズや思考

では、ドライバーとして働く人や過去に働いたことのある人は、仕事や職場に何を求めているのでしょうか。

ジョブズリサーチセンターによると、ドライバーの仕事を選んだ理由は以下の通りです。

・転勤がない（61.5％）
・家から近い（59.3％）
・通勤の利便性がよい（58.8％）
・正社員で働ける（55.0％）
・社会的に価値のある事業を行っている（51.3％）

株式会社リクルート　ジョブズリサーチセンター／[業界別レポート]働く人と職場／業界イメージレポート 2019（ドライバー編）

また、過去にドライバーとして働いていていた方が離職した理由は以下の通りです。

・給与が上がらない/上がる見込みがない（47.5％）
・仕事量が多い（46.3％）
・体力的にきつい（44.5％）
・勤務時間が長い（43.0％）
・残業が多い（42.5％）

株式会社リクルート　ジョブズリサーチセンター／[業界別レポート]働く人と職場／業界イメージレポート 2019（ドライバー編）

転勤がない、家から近い等自分の都合に合わせやすい点は大きなメリットです。一方で、待遇や環境面で不満を感じ、離職してしまう方も多いというのが現実です。

しかし、実際にドライバーとして働いている方にお話を聞くと、人から感謝される仕事であることや社会的な意義が大きいことを理由に、仕事内容についてのポジティブなイメージをもって仕事を続けている方もいます。求人募集をする際は、上記で挙げたネガティブな部分をいかに払拭するかがポイントとなります。

参考記事：離職率を下げる！ドライバーの転職理由・改善策まとめ

ドライバーの求人募集にIndeedの活用が向いている理由

そもそもIndeedとは？

Indeedは、求人サイトです。ようは仕事情報が載っているGoogleのようなイメージです。

職種名や勤務地を入力するだけで簡単に仕事探しができる便利さから、年齢や性別を問わず幅広い層のユーザーが活用しています。アルバイト・パートから正社員までさまざまな雇用形態で、多様な属性の求職者を募集することが可能です。

Indeedは多くの情報を取り扱っていることから、Google上でも評価が高く、上位に表示されることがあります。例えば、Googleなどで「港区　営業職」のように検索すると、Indeedのサイトが上位に表示したという経験がある方も多いのではないでしょうか。Indeed内で直接検索する顕在層から、Googleなどの外部サイトから流入してくれる潜在層まで、幅広く多くの求職者に情報を届けることができます。

Indeedについてのより詳しい情報は、こちらの記事でまとめています。あわせてご一読ください。
Indeedに求人掲載する方法を徹底解説！採用につなげるコツも紹介

ドライバーの求人募集にIndeedの活用が向いている理由

ドライバーの求人募集にIndeedを使うことはどのようなメリットがあるのでしょうか。

1．多くの求職者に訴求できる

1つ目は前述のとおり、多くの求職者に見てもらえるためです。

ドライバーとして働く方の中には、ドライバーとして仕事探している求職者もいれば、職種はこだわらず条件のみで仕事を探している求職者もいます。つまり、ドライバーの仕事にこだわって探していないが、条件が良さそうだから働いてみようかなと考える求職者も存在します。

Indeedの場合、キーワードで仕事を探す仕組みとなっています。「〇〇市　月収40万円以上」「〇〇区　週休3日」など、キーワードで検索された際にも自分に合った条件のお仕事は検索結果に表示されます。従来の求人メディアでは検索軸の絞り込みが一般的であり、このような偶然の出会いが起こることはあまりありませんでした。しかし、Indeedであれば、今まで訴求ができていなかった層の方にも訴求できる可能性が増え、必然と母数の部分は大きくなってきます。

2．全営業所まとめて募集ができる

ドライバー募集をされている企業様は、全国に営業所をかまえているケースが多いかと思います。そういった際、今まであれば各営業所毎に予算を使ったり、あるいは合同募集という形で求人を使わなくてはなりませんでした。

しかし、Indeedでは、各営業所毎ではなく法人全体で予算を使うことができます。予算の中で原稿はいくつ掲載しても問題ありません。（ただし、あまり多く掲載しすぎると1原稿あたりの予算が減ってしまうため注意は必要です。）

効果も法人全体で振り返ることができたり、キャンペーン組みを工夫すれば営業所ごとでの効果振り返りも可能です。効果を見ながら採用が難しい営業所だけに追加予算を割り当てることができたりと、費用対効果も上げることができます。

3．分析・改善ができ、途中で修正の可能

Indeedは運用型広告です。掲載をおこないながら、分析や改善をすることができますし、効果を出すためには運用することが必須です。

ただ募集を出して終わりではなく、数値をもとに分析して改善することで費用対効果のアップにつながります。進捗を確認しながら、効果が悪ければ課題を特定し、改善しましょう。例えば、クリック率が悪い→一覧画面での見え方を魅力的にするために、画像の変更や求人キャッチコピーの変更、職種名の見直しなどを行うと効果的です。このように、課題に対して適切な打ち手をとることが大切です。

弊社では、Indeedの運用を代行させて頂いております。細かく運用する時間がないという企業様にとっては、工数削減にもつながります。

Indeedを使いドライバー募集の効果を上げるポイント

ポイント1．給与設定を年収にする

ポイントの1つ目は給与設定を年収にすることです。

相場と比較すると、基本給があまり高くなく、条件を比較されて他社に負けてしまうケースもあるでしょう。しかし、よく聞くと残業手当や各種手当、賞与などを含めば、そこそこ高い条件である企業様もいらっしゃいます。そういった際は、給与設定を「年収」に変更することも可能です。

実際に取り組んだ企業様ではクリック率が改善した事例もございました。

ポイント2．仕事内容はわかりやすく端的に

ポイントの2つ目は、仕事内容はわかりやすく端的に記載することです。

Indeedでは、文字数の上限も多くびっしり求人表を作成することができますが、あまりにも文字が多いと見づらいですよね。ドライバー募集に限ったお話しではないですが、「端的に伝わりやすく」がポイントです。例えば、配送物やエリアなどを改行を利用し、見えやすくするなどです。

また、ドライバーの場合、仕事中の休憩時間などに仕事を探す方もいらっしゃいます。スマホ画面を意識しながら、見やすいよう改行をすることもおすすめです。

ポイント3．メリットが記載された写真を載せる

ポイントの3つ目は、写真を加工して掲載し、メリットを伝えることです。

Indeedのスマホプレビューでは、写真を挿入することができます。文字だけでは伝えきれない情報は、画像で伝えましょう。また、写真は加工することも可能ですので、メリット文言をつけて公開することがおすすめです。

写真はスマホプレビューの一覧画面上に表示されるため、視認性が高まりクリック率UPにも繋がります。画像を見ただけで、どのようなメリットがあるのかを訴求できるような画像を作成し、掲載しましょう。

ポイント4．直接投稿で掲載

Indeedでは掲載方法が2パターンあります。直接投稿とクローリングです。ドライバー募集では直接投稿で掲載することがおすすめです。

クローリングでは、応募者管理を既存のシステムに連携できたりというメリットはありますが、直接投稿であれば、「求人キャッチコピー」や「写真」を表示させることができます。求人キャッチコピーや写真を載せることで、求職者にとっては、文章を読む前に、ぱっと見でどんなメリットがあるか理解することができます。一覧画面での見え方もかなり違うので、できるだけ直接投稿をおすすめします。

Indeed×ドライバーでの採用事例をご紹介

オウンドパックからの切り替え事例

全国に営業所を構える企業様の事例です。これまでは、タウンワークとタウンワークのオプションであるオウンドパック（Indeedへの転載）を活用し、採用活動を行われていました。

Indeedをご利用いただくことになった目的は大きく2点。応募総数UPに加えて、営業所全体での費用対効果をあげることが狙いでした。

そこで、原稿には画像加工した写真を掲載。画像でもメリットが訴求できるよう加工しています。また、初月は全案件をまとめて1つのキャンペーンで運用し、その結果を踏まえて次月は予算の割り振りを行い、適正化を行いました。その上で効果が難しい案件はIndeed以外の求人メディアで顕在層の求職者に訴求を実施。やみくもに募集をするのではなく、適切な媒体に掲載していきました。

その結果、クリック数は4倍、応募数は3倍に！応募単価も1万2000円と、高い費用対効果となりました。また、全営業をまとめて同予算内で募集をしたことにより、エリアごとの課題感を特定することにもつながりました。

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ドライバーの採用手法の中で、Indeedは効果的な手法の1つです。また、Indeedを効果的に活用するポイントを押さえることで、さらに高い成果を発揮することも可能です。他社様での事例も踏まえながらぜひ活用を試してみてはいかがでしょうか。

弊社トラコムでもIndeedゴールドパートナーとして求人掲載・運用支援を行っております。採用にお悩みの方は、まずは一度ご相談くださいませ。貴社に合った運用方法や原稿をご提案いたします。