費用を抑えて求人募集する手法とは？介護職を採用するポイントを解説

人を採用しようと思ったとき、人事・採用に関わる方は、リクルーティング広告（求人広告）をご利用されたことがある方も多いかと思います。しかし、介護職の募集は一般的に採用難易度が高いとされており、募集を出してもなかなか応募が集まらない、求めている人物からの有効応募が少ないなど、採用コストがかさむことにお困りではないでしょうか。

今回は、そんなお悩みを持つ方に向けて、予算を抑えて介護職を採用するための手法をご提案いたします。

介護職採用の現状

少子高齢化に伴う介護ニーズは年々増加傾向にあります。そのため施設数は増加し、施設利用者数も増加しております。介護職は今後も必要不可欠なものであると考えますが、働き手の減少は大きな課題です。

私が担当しております企業様を含め、介護職採用においての課題点は大きく3つ挙げられます。

1. 慢性的人員不足
2. 高い離職率
3. 勤務時間の偏り

こうした課題が浮き彫りになったとき、解決の手段として求人募集がありますが、求人募集だけではなかなか応募が集まらず、ご予算内に採用成功できないといったお声もあるのが現状です。

介護職採用でぶつかる「予算」という壁

離職による欠員募集などの緊急性の高い採用に関しては、求人広告での募集が最も有効です。そのほかにも、慢性的な人員不足のケースや、勤務時間帯ごとの人員確保のために求人広告をご掲載いただくケースも多くあります。

ただ、掲載期間が長くなるほど求人費用は増えていくため、1回の募集にかけられる1人あたりの採用予算を、掲載前に決めるのはなかなか難しいと感じる方も多いでしょう。

介護職で予算をかけずに採用する方法

近年、採用手法は多様化しており、職種やターゲットの採用難易度、募集背景によって選択すべき手法は異なります。

その中で、介護職のような採用難易度の高い職種である場合や、慢性的な人手不足を解消するための募集、予算を抑えて採用したい場合は、 オウンドメディア（自社のメディア）を活用する方法があります。ここでいうオウンドメディアは、企業が自社で保有している採用サイトなどのことです。

求職者の仕事探し方法は大きく変化している

最近の求職者の仕事探しの方法は、従来の求人広告を見た後にすぐに直接応募する、といったケースは少なくなってきています。

最近では、
求人広告を見る
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インターネットで企業や施設を検索する
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企業のホームページやブログ、口コミサイトなどで詳細を知る
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興味のある他社と比較・検討
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働きたいと思った企業に応募する
というように、応募するまでの流れが複雑になっています。

求人広告だけでは伝えきれない情報を届けることができるため、求職者の応募意欲を高めていく上でオウンドメディアは重要なものとなっています。

求人広告との併用で採用率アップ

求人広告を掲載するときは、基本的に掲載できる期間には期限が決まっています。長期間掲載するとなると、それだけ費用がかかってしまいます。しかし、オウンドメディアは一度サイトを立ち上げ、募集内容をサイトで公開すれば、半永久的に自社の採用広告を公開することができます。

タウンワークなどの有料求人媒体での募集に加えてオウンドメディアをご活用いただくことで、タウンワークの有料掲載期間が終了してからの応募を獲得できることもございます。

採用サイト作成代行のサービスもございます

弊社では、求人広告での採用支援で得たノウハウを活かし、オウンドメディアを使った採用支援も行っています。活用事例も多数ございます。

そのなかでも、特に注目を集めているのが無料で採用ホームページを開設できるAirワーク 採用管理。 弊社では採用サイトの立ち上げから作成代行を5万円（税抜）～行っておりますので、ご興味がございましたらお気軽にご相談くださいませ。

オウンドメディアを活用した介護職採用のポイント

上記でオウンドメディアの重要性を感じていただけたのではないでしょうか。ここからは、実際にオウンドメディアを使い、介護職を募集する際のポイントをお伝えします。

①ターゲット設定

介護職として働く人は、30代～40代が最も多い年齢層となっています。背景としては、親の介護を実際に経験したり、親の介護というものを考えるようになる年齢であることが、就業理由の1つとして挙げられます。無資格や現場での経験がない未経験者も少なくないため、ターゲット設定からターゲットの思考をおさえた内容の訴求が重要になります。

オウンドメディアで情報を発信する際も、どこにいるどんな思考を持ったどんな層をターゲットにするのか、予め決めて方向性をぶらさないようにしましょう。

②教育に関する社内制度

①でお伝えしたように、未経験からの就業希望者も多いため、社内での研修制度や自治体での社外研修など、教育体制を整えている企業様は多いです。施設ごとに必要人数は異なると思いますが、常勤と非常勤、有資格者と無資格者での仕事の棲み分けを明確にし、適正人材の採用と育成がポイントになります。

実際に社内でどんな研修を行っているか、未経験者で入社したスタッフがどんな成長を遂げてどんなキャリアを歩んでいるのかを、インタビュー形式で発信するのも良いでしょう。

③人間関係

どれだけ自分のやりたい仕事であっても、やりがいのある仕事であっても、職場での人間関係が悪いと長くは続けられません。特に未経験者は仕事は一から覚え、やりがいなどもこれから見つけていくといった中で、人間関係にトラブルがあると強くストレスを感じてしまうもの。採用した人に長く働いてもらうためにも、どんな人が職場にいて、スタッフ間でどんな関わり合いがあるのか等、ありのままを発信することで入社時のギャップをなくすことに繋がります。

介護職の採用・人材募集に関するご相談はこちら

新施設オープンや欠員など緊急度の高い募集においては求人広告、慢性的な人手不足においてはオウンドメディアの活用、といったように、緊急度や課題感によって使い分けを行うことで、採用コストの最適化を実現することができます。

介護業界のお客様の事例も多数ございますので、「今よりもっと採用コストを下げたい」「オウンドメディアの運用について詳しく知りたい」などご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。