【新卒向け面接】学生に必ず聞くべき質問とは？この2つの質問で本質が分かる。

一般的に中途採用は『スペック採用＞タイプ採用』。一方で、新卒採用は『スペック採用＜タイプ採用』と言われております。

このタイプ採用というのが簡単そうに見えて結構難しい…。ひと言に「うちに合いそうな学生」といっても 「合いそうって何？」「合いそうポイントはなにで測る？」など不安な点が多いと思います。そこで今回は、「学生の本質を見極める2つの質問」をご案内致します。

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その前に聞いては行けないNG質問をご紹介

まずはこちらをご覧ください。（9月に掲載した記事です）

何気なく聞いてしまっていることなど多かったのではないでしょうか。あくまでも面接は、応募者の適性・能力を見るものです。厚生労働省は採用選考にあたって、下記2点を基本的な考え方として実施することが大切だと提唱しています。

・応募者の基本的人権を尊重すること
・応募者の適性・能力のみを基準として行うこと

そのため、採用に直接関係のない事項を把握しようとしたり、本来自由であるべきことについて聞くことは適切ではありません。採用基準としないつもりの何気ない質問でも、面接と関係のない内容は、就職差別につながるおそれがあるため十分留意しましょう。
（参考：公正な採用選考の基本／ 厚生労働省）

新卒採用で聞くべき面接質問

さて、ここからは本題の「学生の本質を見極める質問」に関してです。質問とその意図をセットでご紹介いたします。

①これまでで一番うれしかったこと

成果・事象に関してはもちろんですが、ここでは、「それが実現されるためにどのようなことに取り組んだか」を聞き出すことが大事です。過程を聞く事で、その学生の主体性、リーダーシップ、目標設定能力、計画性、諦めない気持ちなどを測ることが出来ます。自社のビジネスシーンで必要スキルなどがある場合は、質問を深堀する際にカスタマイズしてみてください。

こちらは「これまでで一番苦しかったこと」という逆のエピソードでも測ることができます。「本質」が色濃く出るのは困難に直面したケースが多いので、逆のエピソードもうまくご活用ください。
※ちなみにこの質問では困難を「自責」でとらえるか、「他責」でとらえるかも図ることが出来ます。

②周囲からどのような人だと言われるか

ここで分かるポイントは「強み・弱みを自分自身で理解しているか」です。周囲から良い評価を得ている場合も、悪い評価を受けている場合も、 その評価に対して、自分自身はどう感じているかを問うてみて下さい。

例えば学生からの回答で「優しい人と言われる」などとあった場合は「それに対してどう思いますか？」と聞いてみましょう。「具体的エピソードを交えて、自分でもそう思います」という回答がある場合は、自分を理解していると言えると思います。

まとめ

「本質の見極め」について書いてきましたが、 大前提として、面接は選別をする場ではなく、マッチングの場です。学生の話易い雰囲気を常に意識し、マッチングの場となるよう努めましょう！ぜひお力になれることがあれば、お気軽にご相談ください。