装いを整え、情報を届ける。トラコム制作スタッフのこだわり大公開（デザイン編）

ありがたいことに、弊社トラコムへ求人広告掲載のお問い合わせいただく機会が増えてきました。すでに他の会社にお願いして求人広告は出しているものの、デザインがマンネリ化…しかし新しい会社に頼むとどんな制作物が上がってくるのか不安。そんな気持ちを抱えている企業様も多いのではないでしょうか？

トラコムを初めて知っていただく皆さまに、弊社の制作スタッフがどんなモノを作っているのか、弊社の制作体制をご紹介できればと思います。今回は広告のデザイン部分を担う、デザイナーのご紹介です。

デザイナー紹介

トラコムのデザイナーって何を作れるの？

トラコムの制作スタッフは、主に下記のような制作物を作っています。
タウンワークやリクナビNEXTのようなリクルートの求人メディアはもちろんのこと、企業ロゴやチラシ、会社紹介パンフレット等も作成します。最近では、ホームページのデザインやSNSのアカウント画像など、お客様のご要望に合わせたWEB系の制作物の割合も増えてきました。

トラコムでご案内できる制作物

・リクルート求人媒体のデザイン領域
・企業、店舗ロゴ
・チラシ
・会社・施設案内冊子
・WEBページデザイン
・各種SNSメディア画像
・名刺などの企業ツール　etc…

お客様との関わり方

弊社では、多くのお客様の採用に役立つ制作物を世の中に出すため、分業制をとっています。「営業」がお客様と相談しながらターゲットとコンセプトを決め、「制作」がその内容を形にしていきます。中にはお客様とのやりとりも制作が行っている会社もありますが、元々のコンセプトを見失ってしまったり、制作にあてられる時間が短くなってしまうなどデメリットも多いです。その点弊社の体制は、クオリティの高い制作物を作ることに集中できる環境。お客様にとっても良い体制だと思っています。

状況によっては取材に行かせて頂き、直接現場を見て話を聞いて、デザインに反映させることも行っています。

他社との違い・トラコムの強みは？

私は前職も印刷会社で制作として働いていました。転職してきて感じたのは、営業と制作の仲がよく、連携がとれているなということです。「18時にした発注を20時までに上げて！」なんて急な発注ほとんどなく（笑）まれにタイトな発注があがって来ても「よし、これでお客様の採用につながるなら頑張ろうか」と、制作側も前向きに取り組む姿勢がありますね。

また、このような関係が出来ているのはクオリティの高い原稿を世に出すために、営業側がスケジュールに余裕を持って進めてくれている部分も大きいと思います。営業自身も、お客様に提供するサービス（制作物）に責任を持っている。”お客様の採用を成功させたい”という目指す方向が一緒だから、良い関係が築けているんだと思います。

デザインのこだわり教えて下さい！

関西で製造業を営む企業様の、会社パンフレット制作には大変こだわりました。このパンフレットは、新卒として入社する学生（主に高校生）に見てもらうことを目的に作成しました。

どんな場面でこのパンフレットに触れることになるのか伺うと、合同説明会での配布が多いとのこと。実際に学生の気持ちになって、手に取る場面を想像してみました。1日に10社～20社を周って話を聞く。人混みで大変。人事担当者のお話はまだ正直難しい。もらった堅苦しいパンフレットを見直しても、ここってどんな会社だったっけ…？と思い出せないのではないかと想像がつきました。

親しみやすさと楽しそうを伝えることに専念！

初めて聞く難しい言葉を沢山インプットし疲れた状態の中、親しみやすさや楽しそうな印象は必ず残ると予想。好印象を残すことに専念してデザインを考えました。

実際に作ったのはこちらです。パンフレットに写ってくれた4名の方が、合同説明会にも参加されることが判明。家に帰って見直した時に「そういえば、この人達が話している所見たなぁ」と思い出してもらえるのではと思い、親しみやすさのあるインタビュー形式にデザインしました。

インタビューの中身は、お互いの仕事を褒め合うというシンプルなものに。福利厚生や仕事内容といった難しいことはあえてなくし、とにかく働く人たちの人柄が伝わるようにしました。合同説明会はリクナビサイトのように企業の良し悪しを見極める場ではないので、その会社の雰囲気・魅力に絞って伝えています。

また、さらにもっと先の話、パンフレットを手にとってくれた学生が晴れて入社することになったとします。明るい雰囲気が伝わるこのパンフレットを親に見せたら、安心材料になるのではないかと考えました。「オヤカク」という言葉があるように、最近では親から反対されたから内定を断る学生もいるそう。

手にとられた後に、誰がどんな気持ち抱えてどんな行動をするかを意識し、このデザインを完成させました。

「自分に向けられている」と思えるデザインを作る

他にも、このサイト（トラログ）の記事サムネイルの作成も担っています。最近では、リクナビNEXTで「大阪府の求職者支援」の特集を行うことになったので、概要をまとめた記事を出しました。

記事サムネイルで意識しているのは、ひと目で誰に読んでほしいか記事かわかるようにすることです。トラコムの記事はSNSに投稿することも多いので、タイムラインで目に留めてもらわないといけません。

ほんの一例ですが、 業界に特化した記事ではその業界で働く人や、連想されるイメージが伝わるような色を使います。 医療系であれば清潔感ある白を基調に、透明感のある薄く通るような色を合わせると、医療系の方に馴染みのある印象になります。 物流系であれば、業界的に多く使われている誠実さや信頼感の青を基調に、スカッと映える黄色をあわせることで、爽やかで力強い印象も演出できます。

広告を見る人の視点で「これは自分に向けられたものだ」と感じてもらえたらクリックして貰える確率を少しでも上げることができるかもしれません。記事ごとにターゲットを考え、いかに「自分に向けられている」と思ってもらえるかにこだわっています。

効果の出るデザインのために発注のポイント

デザインはライティングよりも言語化が難しく、「こうしてほしい」という要望を伝えにくいと思います。その中でも効果の出るデザインへと落とし込むために、制作の目線から発注のポイントをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

初回発注時：具体的な目標を決めてほしい

具体的な目標を必ず営業と相談してほしいです。求人原稿であれば、下記を相談してください。

・どういった人物を
・どのくらいの給与や待遇で
・何人の応募がほしいか
・採用後の定着期間はどのくらいか

修正時：その修正でなにをしたいか目的を知りたい

初稿を出した後で修正をいただくケース。1つひとつの修正が積み重なると、元々の目的とは違ったデザインになってしまうことがあります。修正を要望される際には、なぜこの修正をしたいのかを教えて下さい。

例えば「未経験歓迎を大きくしてください」という要望ひとつとっても、「応募のハードルを下げたい」のか「中堅社員に指導・育成の場をつくりたい」のか「研修や指導の機会が充実しているから募集したいのか」様々ですよね。ご要望を伺えたら、よりよい表現をご紹介できるかもしれません。

美しいデザインは目に留まる

私がデザイナーとして大切にしているのは「美は存在の力」という言葉です。

世の中には様々な美しさがあると思います。見た目の美しさだけでなく、機能が良いことや伝統的な柄も一種の美しさです。そういった色々な美しさを知り、デザインに活かしていきたいです。

たとえば、普段着を着ている人は印象に残らなくても、背を伸ばして素敵な服を着た人は印象に残りますよね。どんな物も装いを整えたら美しくなります。デザインに例えると、情報を整理して、魅力を考えて上げて形にすること。

今後も美しさを大切に、デザインを作っていきたいですね。

トラコムに相談する

弊社では、広告の募集や社内で行いお客様にご案内しております。「新しいデザインの提案が欲しい」「ターゲットに合ったデザインで求人を出したい」といったお悩みをお持ちのお客様は、お気軽に弊社までご相談ください。