withコロナで変化した中途採用／見直しポイントはどこ？

新型ウイルスの流行で、採用環境にも変化が訪れました。その結果、今までの採用方法では、応募者の質を下げてしまうことにもなりかねません。withコロナでの中途採用活動で、見直すべきポイントについてお話していきます。

Q.今の採用状況ってご存知ですか？

現在、大阪の有効求人倍率は1.16倍（2020年7月最新）。これは、7か月連続で減少となっています。
ちなみに減少前は何倍か覚えていますか？実は、1.65倍（2020年1月）でした。分かりやすく言うと、1名の求職者に対し、2つ程度の求人がある状態でした。
※参照：大阪労働市場ニュース（令和2年7月分） ／大阪労働省

つまり、現在は今までより企業に応募が集中し、応募数も増加。採用しやすい状態となっているのです。しかし、そんな中でも募集のお手伝いをさせて頂いてるお客様でもお悩みの声が。「応募の質を良くしたいんだよね」

Q.応募の質をこだわる理由は？

今までの採用手法を続けてしまうと下記のような負担が生じてしまいました。

・時間のロス
　応募数が増えるため、面接設定の時間を沢山設けたが当日来ないことが発生
・採用担当している人以外にも負担増
　電話対応してくれる事務員さんなど、電話・メール対応で負担が増える

この2店を軽減し、応募の質をUPしたいと思いませんか？欲を言えば、社員採用は、いつもよりも良い人材を選定したくないでしょうか。

そこで、withコロナに合わせた正社員の募集活動見直しを実施しました。改善策をご紹介します。

改善案①原稿・採用ターゲットの見直し

1つ目のポイントは、求める人材要件を再定義し、マッチング率を上げることです。例えば、今回の採用は未経験か経験者か？どんな経歴を持っている人にアプローチするか？を考え直します。

リクナビNEXTでは、掲載前にどんな経験がある人が何名該当しそうかなど、情報をリサーチすることも可能です。また、登録者に向けて個別でアプローチも出来る様になっているので、マッチング率を高めることもできます。

改善案②オンライン会社説明会の実施

面接前に、オンライン会社説明会を実施しましょう。会社のことを理解して応募して頂ける為、入社してすぐ退職してしまう…など定着率の向上にも繋がります。

時間がないという方は、採用サイト等で情報発信をしていきましょう。会社情報やスタッフインタビューなどを盛り込んでいくことがオススメです。近年、採用HPを持つことが注目されています。実は求職者の8割は求人メディアと合わせて企業HPも見ており、HPを見たあと応募が高まった人が6割も占めているためです。（リクルートジョブズ調べ） 弊社でも、リクルートが提供するサービスAirワーク 採用管理（エアワーク 採用管理）のご案内や、HP作成代行も実施しておりますので興味のある方はお気軽にご相談ください。

ちょっとした手を加えるだけで、応募者の意欲と定着率をアップさせることができます。

改善案③WEB商談で遠方にいる人材も獲得

実は、2020年度からWEB面接を導入した企業は、89％もいます。対面と併用されているこのコロナ禍で、UIターンを検討する求職者も増加している為、導入は非常におすすめです。（参考資料：株式会社スタジアム、オンライン面接の導入企業へ利用意向調査を実施／HRog）

あわせて、リモートワークを導入した企業の増加に伴い、住む場所を改める人も増加しています。特に東京圏在住者（20～59歳）のうち、49.8％が「地方暮らし」に関心を持っているという結果も出ています。また中でも、若者の方が関心を持っているようです。（参考資料：東京圏在住者の約半数が、地方圏での暮らしに関心あり／内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局）

取り組み後、結果は？

事例：担当した関西のIT企業のお客様

＜前回の結果＞

前回の効果：採用3名
しかし、1年後には1名しか定着に繋がりませんでした。

↓

＜取り組み＞
・ターゲットを再考：
20代～30代の大卒以上（例：国公立大学出身者）
関西に戻ってくることに抵抗のない方
理系
自分で色々と調べる事が好きな人

・会社の魅力の見直し：
在宅OK　働き方の柔軟さがあり、今後も導入していくこと

・WEB面接と対面面接の併用
：初めての試みを実施

↓

＜結果＞

有効応募20名　採用2名（有名国公立大学出身者の女性）
　
今後女性の方も続けやすさがイメージ出来たため応募に至った。
元々上京し関東で働いていたが、この転職をきっかけに関西に戻って再スタートされるとのことでした。

まとめ

私たちは色んな求人メディアを取り扱っているだけでなく、会社の強みや良さを第三者から見て発見できる点もメリットです。もちろん、同業の相場を調べて担当者様にご相談することもあります。

求職者からみた観点、担当者様が困っている事に応じて、様々なアドバイスが出来ればと思っておりますので何でもご相談下さい。