面接実施率5％UP!～トラコム人事がWEB面接を実施してみて～

当社では、2020年3月からWEB面接（オンライン面接）を実施しています。実際に当社の人事がWEB面接をやってみてのメリットデメリット、導入後の変化などをお伝えしたいと思います。

導入までの流れはこちら

WEB面接の導入までの流れは別記事にてまとめています。事前に準備すべきことや使うツールなどをご紹介します。導入がまだの企業様はこちらの記事からご確認ください。

面接はZoomを使用し、面接案内のメールには使い方も必ず送付

当社は前回の記事でご案内した、Zoomを使用して、WEB面接を実施しています。応募者の方には、事前に参加のURLをメールでご案内し、当日時間になったらクリックをし面接を受けてもらっています。

その際、Zoomの使用方法の案内も一緒に送り、使い方がわからず当日実施できない、ということを防止しています。応募者の方はPC、スマホどちらかをお使いいただきますが、どちらのデバイスでも基本的には問題なく、実施できています。

案内メールのテンプレート例

面接官は事前に、システム慣れを

面接官側は、面接実施時にトラブルが起きても冷静に対処できるよう、事前にシステムに慣れておくことも大切です。また、PCとスマホの使い方（ボタンの位置など）が違うので、両方のデバイスでの見え方も確認しておくと良いでしょう。

ちなみに学生の場合は、大学の授業でzoomを使用していることもあり慣れている方が多い印象でした。

メリット～場所を選ばず、気軽に実施可能～

場所を選ばず実施ができるため、応募者が遠方でも面接実施可能

今までは遠方の応募者は現地のマネージャーに面接を実施してもらっており、スケジュール調整が難航することも。
WEB面接では、応募者のスケジュールに合わせて面接が設定ができるため、非常に便利です。
また、応募者のタイプを見て、マッチしそうな面接官をセッティングすることも可能です。

応募者側のコストと時間がかからない

企業へ出向く必要がなく、交通費などのコストがかかりません。また、スキマ時間などを効率的に利用でき、気軽に面接にご参加いただけます。

ペーパーレスで面接準備がスムーズに

通常の対面面接では、応募書類や評定表などを紙出しするなどの面接準備が必要でしたが、応募書類・評定表はパソコンで共有すればよいので、準備の手間が減りました。面接官側はPC画面上で応募書類を見ながらWEB面接を実施が可能です。（応募者側には画面は見えません）

デメリット～コミュニケーションは慎重に～

リアルな温度感をつかみにくい

タイムラグや画質によっては、表情がわからないこともあります。相手との適切なコミュニケーションは通常より取りづらいです。そのためつっこんだ質問は慎重にしたほうが良いでしょう。
機械的に質問はせず、相手のことを理解する姿勢で面接を実施することが大切です。
相槌や表情は通常時より大げさにとることも意識すると良いです。

通信環境のトラブルがあることも

音が聞こえない、画面が映らない、などのトラブルが起きることもあります。
また電波が悪く、面接が実施できないことも。その場合は、別日で再実施が必要になります。
当社では、100件以上WEB面接を実施していますが、1度だけ通信環境の不具合で別日に再実施しました。

導入後の変化

面接実施率が昨対比5％UP！

WEB面接に切り替えたところ、昨年度と比較し、 面接実施率が5%UPしました。
通常の対面面接では、応募者の方と連絡がつかない、当日面接に来ないなどが多くありました。
しかし、WEB面接にしたところ、当日問題なく面接を実施できることが増えました。
場所を選ばず参加できることがこのような結果につながったのだと思います。

※昨年度（20新卒採用）・今年度（21新卒採用）の選考者と面接無断欠席者と面接調整のやり取りで連絡が取れなかった人を除いた面接実施率を記載しています。

WEB面接実施の際の注意点

使用するシステムに慣れておく

システムは複雑なものではありませんが、応募者の方が使い方がわからない場合に対処できるよう、
PC・スマホ両方のデバイスでの使い方をしっかりと理解しておくのがオススメです。

面接冒頭は音声や画面などに問題ないかを必ず確認

応募者の方が遠慮してしまうこともあるので、面接冒頭に必ず確認していました。途中で通信が悪くなる場合もあるため、インターネットの通信状況についても事前の確認をおすすめします。

通常の対面面接よりもコミュニケーションは慎重に

相手の温度感がわかりにくいこともあるため、通常の対面面接よりも相手への考慮が必要です。
一部の面接では、いきなり面接官を登場させずに、人事担当が冒頭、面接後に顔を出して、緊張をほぐすこともしています。
また、会社の雰囲気を伝えるために、会社HPやブログ、社内報などを活用するのもオススメです。

面接官側の服装や場所に注意

当たり前ですが、基本的にはカメラはオンの状態で実施します。PCやスマホの画面に映る印象が会社の印象になるため、服装や場所には十分気を付けました。
生活音などが入るのが気になる場合は、イヤホン・マイクを使用して、実施をしています。
また、背景が気になる場合は、会社ロゴを使用した仮想背景を使用しました。

面接をする側も判断されていることを忘れず、マナーを守った対応が必要です。

まとめ

企業・応募者双方にメリットが多いWEB面接。今後も当社では、状況に応じてWEB面接を行う予定です。まだ導入されていない企業様も是非こちらを参考に、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

トラコムの各営業も、案内メールのテンプレートの展開・ご紹介などを行っています。詳細はお気軽にお問い合わせください。