お電話でのお問い合わせはこちら

0120-989-779

平日 10:00〜18:00

(祝日・年末年始を除く)

トラコム社員がお届け!

採用支援

話題のジョブ型雇用とは?企業が導入する背景やメリット・デメリットを解説

T.SATO

話題のジョブ型雇用とは?企業が導入する背景やメリット・デメリットを解説

欧米で主流のジョブ型雇用。日本でも大手企業を中心に導入がスタートしており、ビジネス関連のニュースにも取り上げられることが増えています。

「ジョブ型雇用」が流行する背景や、メリット・デメリットについて解説します。

ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用はどう違う?

ジョブ型雇用を説明するうえで忘れてはいけないのがメンバーシップ型雇用。
日本では現在、このメンバーシップ型雇用が主流となっています。

ジョブ型雇用をご紹介するにあたり、まずは既存のメンバーシップ型雇用についてご説明します。

メンバーシップ型雇用とは

「新卒一括採用」での雇用システムのことです。学生が新卒として入社する際に一般的なかたちである、仕事内容や職務内容を限定せずに総合職として入社していただく方法です。会社が従業員の適性を判断して部署配置や異動、転勤を実施し、長期的にキャリアを築きながら働いてくれる人材を育成します。

このメンバーシップ型雇用と比較して語られるのが、「ジョブ型雇用」になります。

ジョブ型雇用とは

社内で行っている業務を切り分けて業務内容を限定的にし、より専門的な能力を高く持つ人材の採用・育成をする方法です。日本型の雇用形態である「終身雇用」のような考え方ではなく、自らのスキルを活かして様々な会社に転職し、さらにスキルアップを図るのが目的です。

なぜジョブ型雇用が流行り始めたのか?

ジョブ型雇用が広がっている要因として大きく3つあると考えられます。

要因1.「新型コロナウイルスの流行」

全世界で猛威を振るっているコロナウイルスの影響で、急速にリモートワーク/テレワークが浸透し、会社内での評価基準が、リモートワーク中でも判断がしやすい成果主義になりつつあります。

また、他にもジョブ型雇用にシフトしている要因として、コロナウイルスで経済的な打撃を受け、企業では大規模なリストラや早期退職募集が行われました。
企業は限られた人材の中で生産性を上げるため、専門性の高い人材が求められ、ジョブ型雇用のニーズが高まっているのです。

要因2.「専門性の高い仕事が増えた」

インターネットやITの革新により、AIなどが急速に普及してきました。
今まで人間がやらなければならなかった単純作業は、AIや機械に取って代わり、そのAIを動かすという知的労働が増えているためです。

要因3.「少子高齢化による労働人口の減少」

日本全体の労働人口が少子高齢化により、かなり減少している状況です。
一方で、まだ労働環境は整っておらず、専門的なスキルを持っている方が、家庭の事情や勤務地などの都合により働きたくても働けないケースは往々にしてあります。そんな中でも企業側は人材を確保するための打ち手として、業務を切り分け専門性の高いジョブ型雇用での採用を進めています。

リモートワークや時短勤務などの働き方を提示すると、さらにスキルの高い人材を採用しやすくなります。

ジョブ型雇用のメリット・デメリット

新しい働き方である「ジョブ型雇用」のメリット・デメリットについてご紹介します。

メリット

  • 成果がはっきりとわかる
    →リモートワークなどにより成果が分かりにくい部分も、ジョブ型雇用では仕事内容に基づいた採用なので、従業員と会社の両方にとって成果で判断することにメリットがあります。
  • スペシャリストを採用できる
    →自社の業務を切り分けることにより、専門性の高い人材の採用・育成ができ、生産性を上げることに繋がります。
  • ミスマッチを防ぐことにつながる
    →募集時にやってほしいことをきちんと定義し、それに見合う方を採用するのがジョブ型雇用。そのため、入社後のミスマッチが起きにくく、「思っていたのと違う」というような退職を防ぐことができます。

デメリット

  • 好条件の企業に転職の可能性が高くなる
    →ジョブ型雇用の考え方として、自分のスキルを活かせる仕事をするため、従業員のスキルが上がるにつれて、より好条件で好待遇な企業に転職する可能性が高くなります。
  • 異動や転勤を促せない
    →雇用の段階で勤務地や働き方、仕事内容をあらかじめ決めているため、別部署の人員が抜けたからといって、異動や転勤などを促すことができません。
  • ゼネラリストの人材の育成が難しい
    →入社当初のスキルではわからなかった従業員が、社内でのジョブローテーションなどを重ねるうちに、さまざまな分野に精通したゼネラリスト人材へと成長することも多くあります。ゼネラリストがいることで、さまざまな観点から見て会社をよくするための改善ができるでしょう。

    専門職として採用した人材を、ゼネラリストとして育成することは難しくなる一方で、スペシャリスト人材を育成できる可能性がたかまるといえるでしょう。

ジョブ型雇用が向いている企業、向かない企業

ジョブ型雇用の特徴、メリット・デメリットを理解した上で、自社に向いているのかどうかを知りたい方も多いのではないでしょうか。

ジョブ型雇用は、特定の業務内容をやってもらう人材を採用することです。そのため、業務に専門性を持たせて切り離すことができる企業ということになり、主には専門的な仕事が安定して存在する大企業に比較的向いているといえます。

一方、会社を大きくしていくフェーズの中小企業の場合では、都度必要な業務が変わる場合があったり、事務と採用担当を並行して行うなど、1人がいくつもの業務を兼務しなくてはいけないこともあるでしょう。その分、専門性は高くとも特定の業務しかやらない人材を採用することのハードルは高いとも考えられます。

それでもジョブ型雇用を実現させるには?

しかし、企業規模にかかわらず、専門性の高い人材がいればさらに成長が見込めるということもあるでしょう。最近でいえば、コロナ禍でオンライン上の接客ニーズが増えているため、IT人材を入社させホームページの改修を行ったところお問い合わせが一気に増加したという声もあります。

本当に専門性が高く必要な職種はジョブ型雇用、いくつも業務をこなしてもらいたい場合はメンバーシップ採用というように、業務の精査をしたうえで採用を行っていく必要があるといえます。

ジョブ型の募集をかける際の有効な求人の出し方とは?

いざジョブ型雇用をしようと考えたとき、どのように募集をすればよいのか、そんな疑問にお答えします。

通常のメンバーシップ型雇用については、企業理念や将来性について記載し、企業PRのようなかたちで原稿作成を行うことが多いですが、ジョブ型雇用の場合、ジョブディスクリプションと呼ばれる募集要項をより詳細に記したものを作成する必要があります。

どのような仕事をするのか、どのようなスキルや経験が求められ活かせるのか、どのような待遇・条件のもとで働くのか、このような実務的な情報の記載が必要となってきます。しっかりと仕事内容や募集要件を記載することで、求職者とのミスマッチを防ぐことが大切です。

こんな内容を記載するのがおすすめ

・どんな環境で仕事を行うのか、一緒に働くメンバーはどんな人か(チームの人数、経験、行っている仕事内容など)
・現在の仕事内容の規模感
・今後どのような方向性でやっていこうと考えているか

まとめ

求人メディアや自社メディアを用いてジョブ型採用を行う際には、一緒に貴社の魅力について振り返り、本当にどのような雇用が向いているかについて考えていきましょう。求職者が求める形で情報を記載することで、求職者とのミスマッチを防ぐことができ、求める人材を採用することにもつながります。

ジョブ型採用をやってみたい、効果的な仕方が知りたいといったご要望がございましたら、下記ボタンよりお気軽にご相談くださいませ。

この記事を書いた人

T.SATO

この人の記事一覧を見る

2018年4月に新卒入社し、千葉支社に配属。
2019年四半期社内トップ達成。
主に千葉県東部エリアの物流、建設を担当。
2020年10月東京本社へ異動。
中途社員採用を得意とし、お客様の会社の発展に基づいた提案をします。

トラログはこんな記事を
書いています

  • 採用ノウハウ

    年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。

    記事一覧を見る
  • 求人媒体のノウハウ

    いつもご利用されている求人採用を見直してみませんか?悩み、ぜひ教えてください!御社の魅力を一緒に考えさせてください!

    記事一覧を見る
  • 集客・販促ノウハウ

    今注目されているGoogleマップやSNS(インスタ等)を活用した集客、インバウンド対策、オウンドメディア企画・運用など最新の集客トレンドやノウハウを発信していきます。

    記事一覧を見る
  • セミナー情報

    媒体活用の採用支援や人材育成に関わるセミナーから研修や集客方法をご紹介するワークショップまで、さまざまな自社開催のセミナー情報をお届けします。

    記事一覧を見る

お問い合わせ CONTACT

お電話でのお問い合わせはこちら

WEBでのお問い合わせはこちら

メルマガ登録

最新の採用事例やノウハウ、新着ブログ、セミナーなど採用活動全般にプラスになる情報をお届けします。

ご登録いただく前にプライバシーポリシーをご一読ください