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文章や画像など、デザインを通じて表現をするグラフィックデザイナー。
好きなことを仕事にして働く人も多いグラフィックデザイナーですが、働く環境や待遇に不満のある方や、人手不足により無理な働き方を強いられ、転職を考える方は少なくありません。
本記事では、そんなグラフィックデザイナーの募集におすすめの採用手法や効果を高めるコツ、実際の採用成功事例などをご紹介します。
デザイナーと言っても、「グラフィックデザイナー」や「WEBデザイナー」など、デザインする内容によってさまざまな仕事に細分化されています。
現在はWEBでの広告やデザインの需要が多いため、グラフィックデザイナーとして働く人の中には、WEBデザインもできるといった人も多くいます。
また、スキルアップのために経験のないデザイナー職に転職を考える方もいます。
参考記事:Webデザイナーの仕事内容ややりがいは?向いている人の特徴|逆引き大辞典
グラフィックデザイナーの採用を成功させるために、まずはグラフィックデザイナーの採用難易度と主な退職理由を見ていきましょう。
グラフィックデザイナーの採用は難しいと言えるでしょう。なぜなら、応募を集めることができても、企業が求めているスキルや経験を持った人からの応募を集めるのは難しいからです。
IllustratorやPhotoshopなどのデザインソフトを使用できることが、グラフィックデザイナーに求められる代表的なスキルとして挙げられます。
他にも、会社の求めているデザインスキルはさまざまなため、合致する人は少ない傾向にあります。
その他の求められるスキル
・Photoshopクリエイター能力認定試験
・Illustratorクリエイター能力認定試験
・Adobe認定エキスパート
・色彩検定
圧倒的な会員数を誇る転職サイト「リクナビNEXT」の登録者で、グラフィックデザイナーとして働いている人は全国に1,418名で、そのうち直近1ヶ月以内にリクナビNEXTにログインしている人は1,103名います(2022年12月6日時点)。
その中でも、グラフィックデザイナーの必要スキルとして挙げられるIllustratorを使用できる人は669人、Photoshopを使用できる人は687人います。
最近では専門学校もありますし、デザイナーの人口は増えています。
しかしリクナビNEXTの中では、登録者が多い営業や事務職は登録者全体の5~6%なのに対し、グラフィックデザイナーは0.3%と、中途転職市場の中ではまだまだ母数の少ない職種です。
グラフィックデザイナーの主な退職理由は2つです。
1つ目は、働きにくさを感じていることが挙げられます。「残業が多い」「制作物があり休日も働いている」などがこれに当たります。
2つ目は、自分のやりたい仕事に挑戦しにくいということが挙げられます。
グラフィックデザイナーの採用難易度が高い理由は3つです。
多種多様なデザインの仕事がある中で、企業の求めているターゲットと求職者がマッチしにくい傾向にあります。
私もさまざまな業種・職種の募集に携わってきましたが、他の業種・職種に比べてグラフィックデザイナーは書類選考の通過率が低い印象です。
前述のように「グラフィックデザイナー」と「WEBデザイナー」はメインの制作物が異なりますが、同じ「グラフィックデザイナー」でも、企業によって扱う物や任される業務範囲が異なるケースは少なくありません。
「チラシのデザイン」「商品のパッケージ」「商業施設の大きな広告」など、制作物によって押し出す内容や求められるスキルが異なる
企業によって、ある特定のスキルや知識に長けている人を求める企業もあれば、いろんな業務を任せるので幅広く知識があって平均的にできる人を求める企業もあり、さまざまです。
今は人が少ないので、1人採用できたら色んなことをその人にやってもらいたいというケースもあれば、従業員の多いグラフィックデザイン会社などは▲▲業界に強い人を採用したいなど、ピンポイントで狙いたいケースもあります。
そのような各企業の求める人材から応募を獲得するのは、非常に採用難易度が高いと言えるでしょう。
グラフィックデザイナーに限ったことではありませんが、どの企業も求めるような優秀な人材は会社が手放しません。
もちろん今の働き方や待遇に不満があり転職活動を行う人もいますが、デザイナーの場合は仕事の進め方や職場の雰囲気など、自分にマッチしていると思える会社には定着しやすいため、多少の不満では辞める人は少ないです。
また、デザイナーは他職種と比べてフリーランスになる人も多く、さらにスキルが高いと引き抜きなど大手企業やベンチャー企業に転職するケースも少なくありません。
大手企業だと待遇面が良く採用力も高いため、なおさら転職市場に現れないでしょう。
グラフィックデザイナーの転職開始理由として、「給与・待遇」「仕事内容」「労働条件」が上位を占めています。
また、グラフィックデザイナーが求人で知りたい情報としては、「給与や年収」「労働時間」「休日数」が上位を占めています。
自分のやりたかった仕事内容ではないと転職を思い切り、次の職場では今よりも良い条件を求めています。
デザイン会社の中には「残業が多すぎる」「休日出勤も当たり前」といった会社もまだまだあるようで、労働条件や労働時間は重要なポイントになりそうです。
自身の仕事内容はもちろん、グラフィックデザインだけなのか、WEBデザインもやっている会社なのか、将来的なジョブチェンジも視野に入れて求職者はみています。
どのようなデザインをしている会社なのかといった会社の事業範囲も伝えることが重要です。
勤務時間や休日数など、転職時に重視することとして挙がった点を求職者はみています。
個々で仕事を行うイメージの強いデザイナー職ですが、意外にもチームで行う場面も多いです。
一つのプロジェクトにグラフィックデザイナーも含め多くの人が関わることもあるため、円滑なコミュニケーションが取れそうか、職場の人間関係は良好かなども気にされます。
グラフィックデザイナーの採用を成功させるポイントは、求職者が気にされる点をすべて正直に記載することです。次で詳しく解説します。
求人広告では、自社の強みやデザインの実績を伝えましょう。
仕事内容に関しても、今取り組んでいる内容だけでなく、今後会社としてどのような事業を進めていく予定なのかなども必要です。
実際にデザインした過去の実績などがあるとわかりやすいです。
また、どのような人に向けてのデザインなのか、ターゲットは誰なのかも併せて伝えましょう。
公共施設で多くの人に見てもらう広告か、それともお店に来店されたお客様だけが見る料理のメニュー表かなどで求職者の受ける印象が全く違います。
労働時間や待遇を理由に転職するグラフィックデザイナーは少なくありません。
スキルがマッチしているのに労働環境や待遇を理由に応募してもらえないのは非常に勿体ないです。
働き方の見直しと、完全在宅勤務OKなど、新しい働き方を取り入れてみるのも良いでしょう。
勤務地を理由に離脱していた求職者が減り、応募数アップが期待できます。
圧倒的な会員数を誇るリクナビNEXTでも、リクナビNEXT全体ではグラフィックデザイナーは登録者全体の0.3%とお伝えしました。
マッチングが難しい職種だからこそ、複数媒体を併用して網を広げることが重要です。
登録数の多いリクナビNEXTや、世界でNo.1の求人サイト「Indeed(インディード)」もおすすめです。
Indeedで幅広い求職者に向けて網を広げ、リクナビNEXTのDM機能で採用ターゲットに攻めのアプローチを行うのが効果的です。
グラフィックデザイナーの募集におすすめのリクナビNEXTとIndeedについて詳しく解説します。
日本最大級の利用者を誇り、1,148万人の求職者が利用している求人メディアです。(※2022年2月末時点/リクナビNEXT調べ)
母数の少ないグラフィックデザイナーでも、他の転職サイトと比べて登録している可能性が高いです。
また、会員の方はレジュメを登録でき、過去にどのような会社でどのようなデザインを経験したかがわかるため、アンマッチを防ぐことができます。リクナビNEXTには豊富なDM機能があり、求人を掲載して終わりではなく、掲載後も採用ターゲットとマッチする方にメッセージを送るなど、攻めのアプローチができます。DMの送付は自社の求めている人に絞り込むこともできるため、求めている人材にマッチする人を採用できる可能性が高くなります。
リクナビNEXTの求人原稿では、グラフィックデザイナーの気になる点を詳細に記載しましょう。
そのうえで、求職者の経験が自社で活かせるということを丁寧にメールで送るのが効果的です。
リクナビNEXTには原稿のサイズが複数ありますが、グラフィックデザイナーの場合、全体の会員数に対してグラフィックデザイナーの割合が少ないため、サイズを落としてでもDMをオプションで付けるのがおすすめです。
こちらの記事では、リクナビNEXTの特徴や掲載のメリット、効果を上げる掲載方法などを人事採用担当者向けに解説しています。併せてご覧ください。
リクナビNEXTの特徴やメリット・効果を上げる掲載方法を人事採用担当者向けに徹底解説!
こちらの記事では、リクナビNEXTの掲載を求人広告代理店に依頼する場合のメリットや代理店のサポート内容をまとめています。
リクナビNEXTの代理店のサポート内容や利用メリット、トラコムの強みをご紹介
Indeedは「職種名」×「勤務地」のキーワード検索のため、求職者はキーワード検索で自分に合った求人を探します。
求人メディアとしての知名度・話題性だけでなく、キーワード検索でマッチング度の高い求職者を獲得できる点が特徴です。
IllustratorやPhotoshop、DTPエキスパート認証試験、色彩検定などといった資格やスキルを原稿に記載することで、その仕事に携わりたい求職者からの応募が期待できます。
Indeedの有料掲載(スポンサー求人)はクリック課金制で、求人をクリックされてはじめて費用が発生します。
無駄な応募を減らし、有効応募(採用につながる方からの応募)獲得を目指すなら、自社のデザインに関するキーワードを重点的に原稿に入れるのがおすすめです。
※キーワードの羅列はポリシー違反に当たるため、職務に期待されることをいくつかの文章で説明したり、応募要件と責務などを箇条書きした求人内容を推奨しています。
下記の記事でも詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。
Indeed掲載の特徴・仕組みとは?掲載のメリット・デメリットや導入方法、事例や代理店の選び方
Indeedの効果は?求人掲載の9つのコツ・書き方と応募が来ない原因
アルバイト・パートの募集であれば、フロム・エー ナビがおすすめです。
フロム・エー ナビでは、原稿内に加工した画像を載せることができ、自社のデザイン例を視覚的に伝えることが可能です。
弊社で担当させていただいているお客様の中から、グラフィックデザイナー募集の採用に成功した事例をご紹介します。 応募があった後の応募者対応や面接時で工夫できるポイントもご紹介しますので、参考にしてください。
大阪府内で、紙媒体だけでなくWEBサイトの制作やSNS運用をされている企業様。
ここ数年で全国に支社を展開し、デザイン力強化のため新しい人材を採用をすることになりました。
リクナビNEXTに掲載。
求職者の気になる仕事内容や働き方などを原稿に細かく記載。その中で、働き方改革としてデザイン会社に多い残業を減らす取り組みを行っていることもアピールしました。
また、より詳しく知りたい方のために、自社HPへのリンクを原稿内に記載。リクナビNEXTからHPへ誘導し、デザイン実績などはHP上で知ってもらうような仕立てにしました。
さらに、自社の求める人材からの有効応募を集めるため、求めるスキルなどは詳細に記載しました。
<活かせる経験・スキル>
・HTML5/CSS3/jQueryなどによるコーディング経験
・WordPressやレスポンシブサイトの実装経験
・XD(ユーザーエクスペリエンスデザイン)に関する知識
・チームでの制作経験
<こんな方は歓迎いたします>
・コーディング経験が●年以上ある方
・Gitの使用経験がある方
・チームマネジメント経験のある方
応募時には、ポートフォリオを送付してもらうことにしました。
実際の応募数は以前の半分程に減りましたが、事前に応募者の作品を見てふるいにかけることで面接数は少なくなり、工数削減に成功。
応募数は多いが採用できないといったお悩みをお持ちの企業様におすすめの方法です。
チームで仕事を行うことの多い部署だったため、応募者の人となりも重要なポイント。
その点は面接で経験やスキルを詳しくヒアリングし、応募者の人柄や雰囲気をしっかり確認しました。
結果は応募数40名、面接8名、採用1名と、求めているスキルを持ち、人柄も社風に合う人を採用することができました。
グラフィックデザイナーは、求めている人材とのマッチングが難しい職種のため、ただ求人掲載するだけではうまく採用につながりません。
本記事でご紹介したように、採用ターゲットに合わせた原稿内容の打ち出し方やアプローチが必要です。
弊社トラコムは、東京・千葉・名古屋・大阪・京都・福岡と全国6拠点展開しており、全国各地の地場情報とこれまで培ってきた採用ノウハウは多数!
本記事でご紹介したリクルートの扱う求人広告媒体をはじめ、運用型広告であるアグリゲーションサイトやリスティング広告を使った採用支援、採用オウンドメディアのコンテンツ企画・ライティング・運用サポート、SNSを活用した採用支援サービスなど、幅広いサポートをワンストップでご提供させていただいております。難しい募集もお任せください。
この記事を書いた人
J.TAMAISHI
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2021年に中途入社。
入社1年目は東大阪・八尾エリアを中心にアルバイト・パート採用をメインに担当。
2年目からは中途・新卒ともに社員採用のメインに変更。
前職では管理栄養士として給食会社で勤務。
採用する立場で悩んだ経験があるので、一人でも多くのお客様のお役に立ちたいです!
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