営業職で若手を採用するには？～20代転職者のリアル～

今の時代、転職は当たり前になってきています。
求職者の転職に対するイメージも昔と今とでは全く違うでしょう。

私自身、中途採用で弊社・トラコム株式会社に転職しました。
若手の採用に課題を抱える企業様に向けて、転職の実体験や求職者が考えているリアルをお伝えします。

20代での転職、考え始めたきっかけは…

私は、某ドイツ車メーカーで車の販売員、いわゆる「ディーラー」として前職の会社に新卒で入社しました。

最初の意気込みとしては、
「この会社に骨を埋める気持ちで頑張ろう！」
「営業を極めていっぱい稼ごう！」
といった感じでした。(笑)

実際に働いていたときは仕事も楽しく、職員の仲も良かったので、この職場に入ってよかった！と思っていました。
そんな私が転職を考えだしたのは入社2年目の夏ごろで、周りの友人たちが転職をした・転職を考えているといった話を聞く機会が増えた頃です。
それまでは転職に対して割とマイナスなイメージがありましたが、自分のしたい事や求めている環境などを考えるようになったのがきっかけです。

転職活動をする上で重要視していたこと

自分が転職をする上で決めていたことは以下の3点です。

• 無形商材を扱うBtoBの営業がしたい
• プライベートを充実させたい
• 研修制度がしっかりしている会社で働きたい

転職のきっかけとなった要因として、これから先ずっと車の販売をしていくイメージが湧かなかったこと、平日休みだったので友人と時間が合わない・休日出勤は当たり前、研修はほとんどなく、自分で学ぶスタイルで成長スピードに悩みを抱えていたからです。

言い換えると、

• 経験を活かして新しいことに挑戦し、自分の価値を上げたい
• ワークライフバランスを整えたい
• 未経験からでも活躍できる環境で働きたい

このようなことを重視していました。

応募意欲が高まった理由

トラコムに入社後、企業の採用のお手伝いをする仕事をしてから、「応募はあっても面接に来ない」といったお悩みをお客様からよく聞きます。
そこで、私が実際にトラコムの面接を受けて感じていたことを交えてお話します。

私は主にリクナビNEXTなどの求人媒体と、エージェントを通じて仕事を探していました。
数ある企業の選考を受ける中でトラコムへの応募意欲が高まったのは、「面接までのスムーズなやりとり」でした。

エントリーしてからの返信と面接日の日程調整がとても早く、早く働きたい自分にとってかなりメリットがありました。
コロナ禍ということもあり、1次面接と2次面接はWebだったことも良かったです。

でも1番印象に残っているのが1次・2次面接共に、その場で次の面接に進んでほしい旨を伝えられたことです。
合否までの連絡にタイムラグがあると、他の企業を調べ始めたり、先に他で内定が出た場合はそこに決めてしまうケースもあるためとても有効です。
先に結果が分かっていれば次の面接対策もすぐに取り掛かることができるので助かりました。

ココだけの話、選考のスピード感が遅い企業に対して、日程連絡の返事をしなかったことがありました。
トラコムに入社後、人事の方のお悩みを聞くようになり、本当に申し訳ないことをしたなと反省すると共に、「応募者と連絡がつかなかい」の背景には、何か原因と打開策があると強く感じています。

トラコムに入社した理由

私がトラコムへの入社を決めた理由としては、前述した転職する上で重要視していた、

• 経験を活かして新しいことに挑戦し、自分の価値を上げたい
• ワークライフバランスを整えたい
• 未経験からでも活躍できる環境で働きたい

これらがマッチしていたことが前提ではありますが、その他に決め手となった点をご紹介させていただきます。

①スペックよりも人柄を重視してもらえた

まず1つ目は、スペックではなく自分の人柄をしっかりと見てくれた点です。
他の企業の選考が進む中で、「必須条件」が自分の中でネックになっていました。
例えば、「営業経験3年以上」や「〇〇業界での経験〇年以上」など、スペックが求められる企業に対しては応募すらできません。
トラコムは経験などではなく自分の人柄を深掘りしてくれたので、自分のありのままを面接でアピールすることが出来ました。

②選考途中での社内見学

2つ目は、入社前に社内を見学させていただいたことです。
求人広告の掲載内容だけでは、会社の雰囲気や実際に働いている人のお話を聞くことは出来ません。
実際の残業時間や社内の風通し、一緒に働く人たちの様子など、求職者には様々な不安があります。
実際に社内を見学し、今働いている方の声を聞くことで、不安要素が払拭されました。

③人事とのコミュニケーション

3つ目は、人事との距離感です。
面接のやり取りから内定後、入社前日まで、メールや電話でこまめに連絡をいただきました。
困り事や質問など、いつでも話を聞いてもらえる体制が整えられていて、必要とされている感覚や安心感がありました。
今のご時世、面接に来ない・入社当日に来ないなどのお悩みはよく聞きます。
面接や入社の意欲を高め、採用に結び付けるためには、企業側の対策や工夫が必要かと思います。

まとめ

時代は令和に突入し、採用の市場や求職者の志向はどんどん変化しています。
新型コロナウイルスの流行によって更に状況は変化し、企業側が求める人材のレベルは上がり、求職者側の企業選びの水準も高くなっています。

「良い人材を獲得したい」
「安心して働ける企業に勤めたい」
双方がマッチングするためのご相談に、「転職経験者」といった立場でお役に立つことが出来ます。

この記事を読んで、少しでも若手採用にお悩みの企業様のヒントになれば幸いです。