同じ関西なのに全然違う！？／リアルVOICE『京都で採用成功する為に、知っておいた方が良いアレコレ』

トラログ社員でつなぐ、取材のバトン！略して『トラバト』

大阪支社で営業として4年間経験を積み、京都営業所へ異動して今年で2年目。現在拠点長として活躍する谷口さんが、「同じ関西でこんなにも違うのか！」と驚いた異動1年目の経験をもとに、京都で人材採用を成功させるコツを教えてくれました。地域により異なる雰囲気、お客様との接し方の違いとは。

【T】谷口さん　取材者／【O】落合くん

大阪と京都の街の雰囲気ってどれくらい違うの？

【O】僕は大阪でしか過ごしたことがないんですけど、実際にどういった違いがあるんですか？
【T】実際、結構違うよ。いわゆる“京都っぽい”建物も多いし、街並みもキレイやし。街の雰囲気もお店も全部和風なんよ。例えばアパレルのブランドも京都やったら長屋に入ってるみたいな。全てに京都っぽさがあるわ。

【O】なるほど。和という感じが街全体に広がっているんですね。
【T】そうそう。そこが大阪と違った雰囲気を出してて、良いところでもあるよね。

仕事をする上での違いを感じた場面は？

【O】それだけ街の雰囲気も違うと、仕事での違いもあったりしますか？
【T】あるある。京都は紹介文化やねん。たとえば紹介の仕方も大阪やと、「俺が知り合いの会社を紹介してやるよ」という感じが多いけど、京都は「〇〇さんが求人やってるところ探しているらしいんやけど」って感じ。

【O】そうなんですね。紹介の仕方が違うんですね。
【T】紹介される・された側のお客様の心理として「紹介されたしこの会社に頼もうかな。」と、こだわりが無いことが多いのが大阪。「〇〇さんが使っている業者や営業にお願いしたい」と、強い要望があるのが京都の印象やね。京都では誰かがその業者を使ってないと使わへん傾向にあるわ。

【O】なるほど。確かに結構違いますね。
【T】他にもあって、絶対に「人事担当者」がいる。会社の規模間に関わらず社長に直接会えることは、まずない。

【O】じゃあ京都では社長と商談をすることってほとんど無い感じですか？
【T】そうやなあ…今はまだ一度もない。それで担当者がいるから何をするにも絶対に見積りが必要なんよ。

【O】他に違いはありますか？
【T】大阪との違いで言うと、”値引き”の文化が無いように思う。笑
大阪やと冗談で「安くしてや！」とか「いくら負けてくれるん？」とかあるやん？それが全くない。京都では見積りを出したらそれが全てやし、高いと思ってもリアクションが薄いところが結構違うかな。

【O】じゃあ受け手の敏感さが大切になってきますね。
【T】うん、大切。ほんまに表現の方法が大阪と違うから、その違いをちゃんと分からないと難しいかなあ。

京都にはどのような業界が多いのか

【O】次は業界の違いについて教えて欲しいです。
【T】京都は販売・サービス業・フード・派遣で7割を占めていて、特にホテルなどのインバウンド系が多いかな。あと製造業は直雇用より派遣雇用の方が進んでる。理由としては、大手企業の大きい工場が多くて派遣の時給が高いから。これは結構大阪と違う特徴かも。

【O】確かに大阪だとそこまで直雇用より派遣の方が給与高いってイメージないですね。

京都で採用成功する上で抑えておくポイントは？

【O】最後に、京都で採用成功させるならここだけは抑えといた方が良い！というポイントがあれば教えて下さい。
【T】「どこにいるどのような人を採用したい」というのがベースにあることが大前提として、京都ならではで言うと、アルバイト・パートを採用するなら土地勘は絶対に必要。

【O】土地勘…それはなぜですか？
【T】人の流れの動線を捉えないと採用は難しくて、例えば大学生をターゲットにするなら、『大学の休みと大学のある場所』や、『大学生が住んでいる場所』これは絶対に抑えないといけない。あとは同じ京都でも効果の出る求人媒体が違う。京都市内はタウンワークでも、フリーペーパーよりもネット。indeedのスポンサー掲載ができるオウンドパックは効果が出やすい。特にオウンドパックは、まだ取り組んでいる企業が少ないから。

【O】社員採用についてポイントはありますか？
【T】京都で社員採用をすると、京都自体にブランド力があるからか結構集まりは良いよ。京都っぽさを出せば他府県からも応募が集まってくる。ただ気を付けないといけないのは、創業100年くらいでは京都では老舗にならないから、そこは注意が必要かな(笑)

【O】100年って普通に老舗でしょ！(笑)さすが京都ですね。
あと、京都ってまだまだマーケットを広げられると新規参入する企業が多いように思いますが、新規営業をするにあたっては”京都の地場の人”を採用することは必要になりますか？
【T】そうやなあ。確かに京都の人は必要かも。京都の文化とか風土とかが分かる人が社内にいた方が、円滑にいくことも多いと思う。

【O】なるほど。京都で採用を成功させるには、京都生まれの京都育ちの人はひとつのポイントですね！
【T】こうやって改めて話してみると、他のエリアのことも気になってきたわ(笑)

【O】確かに気になりますね(笑)少しでも京都のことを勉強できてよかったです！ありがとうございました！

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