お電話でのお問い合わせはこちら

0120-989-779

平日 10:00〜18:00

(祝日・年末年始を除く)

トラコム社員がお届け!

採用支援

新卒採用の内定辞退の理由は?フォローの方法や内定スケジュールを解説

R.KITAGAWA

新卒採用の内定辞退の理由は?フォローの方法や内定スケジュールを解説

新卒採用で内定辞退が発生する理由は、条件のミスマッチや入社後のイメージが湧かないなど、さまざまです。この記事では、新卒採用で内定辞退をする理由や、内定辞退を防ぐためのフォローの方法、内定までのスケジュールなどを解説します。自社の内定辞退を防ぎたいと思っている企業担当者は、参考にしてください。

新卒採用で就活生が内定辞退をする理由

新卒採用で内定辞退をする理由は、主に5つあります。ここでは、5つの理由について解説します。

①条件のミスマッチ

新卒の就活生が求める条件と企業が提示した条件が合わず、内定辞退が生まれることがあります。学生が就職活動をする際には、まずは複数社にエントリーし、企業説明会に参加して選考に進みます。

選考内でも、仕事内容や社風、待遇などについて確認できますが、全てを把握することは不可能です。そのため、内定通知書を貰って初めて知る条件もあり、なかには希望条件と合わないと感じるケースもあります。

②入社後のイメージが湧かない

入社後のイメージが湧かず、内定辞退をする就活生もいます。多くは、早い段階に内定を貰い、入社するまでの期間が長くなることが原因です。

「この会社で本当に良いのか」「この会社で活躍する自分が想像できない」など、入社後のイメージができず、不安を生み、内定辞退をしてしまいます。就職活動を積極的に行い、順調に進んでいる学生に多いです。

③志望順位の低さ

就活生側の志望順位の低さも、就活生が内定辞退をする理由として挙げられます。企業側が学生を比較し、内定を出すのと同じように、学生側も複数社から入社する企業を決めます。

特に大学生の就職活動では、複数社にエントリーし、同時に選考を進めていくことが多いです。そのため、第一志望ではない企業から内定をもらっても、第一志望の企業からの結果が出るまで就職活動を続けるでしょう。第一志望の企業から内定をもらえた場合、他の企業の内定を辞退します。

④選考前後での印象の変化(人事担当者・社員など)

選考前後での企業に対する印象の変化によって、内定辞退をする就活生もいます。人事担当者や社員と選考を通じて接する中で、「この人と一緒に働きたくない」と思い、内定辞退をするケースもあります。選考前に好印象であればあるほど、ギャップを感じ、ショックを受けてしまうでしょう。

⑤内定後のフォロー不足

内定後のフォロー不足も、就活生が内定辞退をする理由の1つです。通常、内定をもらってから、内定式や入社までは期間が空きます。

内定をもらった学生は、社会人経験もないため、漠然とした不安を感じる人もいるでしょう。学生が抱える不安を放置してしまうと、内定辞退につながる可能性が高まります。そのため、内定通知後にも、内定者懇談会や入社前研修など、定期的に顔を合わせる機会をとることがポイントです。

⑥内定承諾書の提出期限が長い

内定承諾書の提出期限が先であることも、就活生が内定辞退をする理由として挙げられます。内定通知後、学生から内定承諾書を受け取って、内定が確定します。提出期限までの期間が長すぎると、学生側が滑り止めとして保留にして、他社の選考を進めてしまう可能性があります。内定承諾の期限については、後ほど解説します。

新卒採用で内定辞退を防ぐ方法

新卒採用において内定辞退を生まないよう、事前に原因を防ぐことが大切です。ここでは、内定辞退を防ぐ方法について解説します。

①丁寧な選考の実施(面接・社内見学など)

内定辞退を防ぐために、丁寧な選考を実施しましょう。特に面接での印象は、学生からの内定辞退に影響しやすいとされています。そのため、面接を実施する際は、誠実かつ真摯に対応するようにしましょう。企業が抱える課題や改善すべき点などを率直に話し、正確な情報を伝えることも大切です。

また、選考後に社内見学の時間を設けるのも、学生へ好印象を与えるために有効です。選考内で伝えられる企業の魅力や雰囲気などは限られています。そのため、社内見学を通して実際に社内の様子を見てもらい、社内のリアルな雰囲気を感じ取ってもらう機会をつくりましょう。

②マメな内定者フォロー

内定者をマメにフォローすることも、内定辞退を防ぐ方法の1つです。例えば、人事担当者との面談を設けたり、SNSやオンライン通話で内定者とコミュニケーションをとったりするなど、内定者との関係を継続し、情報を共有することが大切です。

LINEグループを作って、先輩社員に相談できる環境を作る方法もおすすめです。SNSに反応しない内定者がいた場合、個別にフォローを入れるようにしましょう。

内定者フォローの方法

メールでの内定者フォロー

内定から入社までの間、内定者と接点を持つタイミングでフォローメールをお送りしましょう。メールを送付すると良いタイミングは以下の通りです。

  • 最終選考後、採用決定通知のタイミング
  • 内定承諾後、入社までの流れをお伝えするタイミング
  • 内定式を案内するタイミング
  • 内定者研修や懇親会を案内するのタイミング
  • 入社式を案内するタイミング

必要に応じてメールでご案内を送り、接点を持つようにしましょう。

面談での内定者フォロー

採用決定通知を行った後に、入社にあたっての不安や疑問がないか、面談でフォローすることも効果的です。そのタイミングで労働条件や給与、福利厚生などを説明することもでき、書面だけで伝わらない情報を直接伝えることもできます。

学生が内定を承諾するか迷っている場合には、このタイミングで懸念点や不安を聞き、解消に繋がるような場にすることも良いでしょう。

③内定式や懇親会の実施

内定式や懇親会を実施し、内定者同士のコミュニケーションを促進するのもおすすめです。新卒で働く場合、社内に溶け込めるか不安を感じる学生も多いため、同期と良好な関係を築けるような場を設けることも効果的です。

また、内定者の中に企業への不満を抱える人がいた場合、内定者同士で良くない噂が広がってしまう可能性もあります。そのような自体を生まないためにも、不安を払拭できるような環境作りを行いましょう。

④家族へのフォロー

内定者の家族へのフォローも内定辞退を防ぐ方法の1つとして注目されています。昨今、内定者の保護者に対して入社の了承を確認する「オヤカク」という言葉が話題となっています。実際に、内定者の保護者に対して内定確認の連絡で電話をしたり、企業のパンフレットを送付するなどして、安心して送り出してもらえる取り組みを行う企業が増えてきています。

内定辞退防止策については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
内定辞退を防止するには?よくある原因と対策を徹底解説!

内定辞退はいつまでに発生する?3つのタイミングを紹介

内定辞退をするタイミングは、主に3つに分けられます。

  • 内定承諾書の提出前
  • 内定式の実施前
  • 入社前

内定承諾書の提出前は、他社から内定をもらい、内定辞退をするケースが多くあります。内定式の実施前は、他社からの内定通知が遅れた場合や、大学院入試や公務員試験に合格した場合などが考えられます。

一方で、入社式などで「自分が想像していた会社ではない」と感じ、入社直前に内定辞退をする学生も一定数存在します。

以下では、内定承諾の提出期限や、承諾後の内定辞退に関して解説します。

内定承諾の提出期限

内定承諾書の提出期限は、1週間~1ヶ月と企業によってさまざまですが、2週間程度で設定することを推奨します。学生側から提出期限に関して相談された場合、その都度対応するようにしましょう。

承諾後の内定辞退は問題ない?

内定承諾後に内定辞退をするのは法律的に問題ありません。民法627条では、「労働者は14日以上前に告知すれば、理由の如何を問わず自由に解約できる」と示されています。内定承諾後の学生も同様に扱われるため、内定辞退が可能です。企業側が学生の内定辞退を拒むこともできません。

※参考:厚生労働省:労働政策審議会労働条件分科会 第49回資料

【新卒採用】内定までの流れ・スケジュール

内定までの一般的なスケジュールは、以下の通りです。

  • 3〜5月|広報活動開始
  • 6〜9月|選考/内々定・内定/内定者フォロー
  • 10~2月|内定式・入社前研修

以下では、それぞれの時期の流れについて解説します。

3〜5月|広報活動開始

企業は、3月以降から広報活動を開始し、母集団形成を図ります。新卒ナビサイトや自社サイト経由でのエントリー受付を開始し、企業説明会を開催します。

ただし、2021年卒以降は、経営団の「採用選考に関する指針」が廃止され、政府主導のルールに則ることになり、3月以前から広報活動を実施する企業も増えてきています。

6〜9月|選考/内々定・内定/内定者フォロー

企業は、6月頃から書類選考や適性検査、面接などの採用活動を開始し、自社に合う人材に内々定を出します。ただし、選考解禁日によって、選考を開始する時期は異なります。内定を出す時期は、選考開始から2~4ヶ月後になるのが一般的です。内定を出した後は、内定者フォローをします。

10~2月|内定式・入社前研修

内定式は、10月以降に実施する企業が多いです。コロナ禍以降は、オンラインで内定式を行う企業も増えています。内定式を終えたら、入社前研修を実施し、入社後にスムーズに企業に馴染めるように企業理念や文化、制度、業務内容などについて説明します。

新卒採用のスケジュールについては下記の記事でも詳しくご紹介しております。
【企業向け】2025年卒、新卒採用スケジュールの全体図と企業動向について解説

まとめ

新卒採用の内定辞退の理由は、条件が自分に合わなかったり、入社後のイメージが湧かなかったりするなど、さまざまです。また、志望順位の低さや、選考前後での印象が変わった、内定後のフォロー不足、内定承諾書の提出期限の長さなども、考えられます。

内定辞退を防ぐためには、いくつかの方法があります。まず、丁寧な選考プロセスを実施することが重要です。内定者フォローや内定式、懇親会の開催なども効果的な手段です。また、家族へのフォローをすることも大切です。事前に対策を実施し、内定辞退を減らしましょう。

この記事を書いた人

R.KITAGAWA

この人の記事一覧を見る

2011年新卒入社。大阪支社でアルバイト・パート領域を2年務めたのち、
東京本社、新橋営業所へ異動し、新卒採用、中途採用領域に7年間携わる。
リクルートトップパートナーランキング1位、MVP経験も多く、
採用現場で集めた最新の中途採用市場に関する知識も豊富。
2018年にはindeed専任アドバイザーも経験、
2019年からは再度新卒、中途領域に従事。
産休育休を経て2020年8月復帰。現在は新卒採用代行、採用オウンドメディアなど採用コンサルとして
リクルートメディアに囚われない幅広い手法でお客様の採用活動を支援。

トラログはこんな記事を
書いています

  • 採用ノウハウ

    年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。

    記事一覧を見る
  • 求人媒体のノウハウ

    いつもご利用されている求人採用を見直してみませんか?悩み、ぜひ教えてください!御社の魅力を一緒に考えさせてください!

    記事一覧を見る
  • 集客・販促ノウハウ

    今注目されているGoogleマップやSNS(インスタ等)を活用した集客、インバウンド対策、オウンドメディア企画・運用など最新の集客トレンドやノウハウを発信していきます。

    記事一覧を見る
  • セミナー情報

    媒体活用の採用支援や人材育成に関わるセミナーから研修や集客方法をご紹介するワークショップまで、さまざまな自社開催のセミナー情報をお届けします。

    記事一覧を見る

お問い合わせ CONTACT

お電話でのお問い合わせはこちら

WEBでのお問い合わせはこちら

メルマガ登録

最新の採用事例やノウハウ、新着ブログ、セミナーなど採用活動全般にプラスになる情報をお届けします。

ご登録いただく前にプライバシーポリシーをご一読ください