ホームページのリニューアルにかかる費用は？相場や内訳、制作のポイントを解説！

「ホームページをより良いものにしたい」「リニューアルしてアクセス数を伸ばしたい」そう思っても、制作費用やリニューアル後の具体的なイメージがわかずに踏みとどまっている方もいるのではないでしょうか？

そこで本記事では、ホームページをリニューアルするメリットや適切なタイミング、費用の相場について解説！ホームページのリニューアル制作に取り掛かる前にぜひご一読ください。

リニューアルに適した周期とタイミング

「ホームページは何年も前からあるけれどいつリニューアルしたら良いか分からない」と思っている方も多いことでしょう。企業ホームページは企業のイメージに直結するだけに、「いつまでも同じ」というわけにはいきません。

リニューアルのタイミングに決まりはありませんが、商用目的の場合、リニューアルの目安は3～5年程度。かつては「ホームページを作っておけば安心」といわれていた時代もありましたが、PCから携帯、スマートフォンへと閲覧端末が拡大し急速な進化を遂げる昨今、ホームページもIT技術の進化に合わせた定期的なリニューアルが必要です。

また、目的や理由なくリニューアルをしてもなかなか効果は出ないもの。リニューアルする際は目的やリニューアル後のイメージを明確にしておくことが大切です。

・アクセス数を伸ばしたい
・企業イメージを一新したい
・ホームページの運用方法や運用方針を変更したい
など、明確な目的がある時期こそリニューアルに適したタイミングといえるでしょう。

リニューアルのメリットと得られる効果

では、ホームページをリニューアルすることでどのようなメリットや効果が得られるのでしょうか。

企業ブランディングの強化

今や口コミサイトやSNSなど様々な媒体から企業のことを知ることができますが、ホームページはユーザーにとって信頼性が高く、企業のイメージに直結する重要な媒体のひとつです。例えば、せっかく最新の技術やサービスを提供している企業でも、ホームページのデザインや内容が古いままでは「時代に合っていない会社だな」と感じてしまいますよね。

一方で、時代にあった新しいデザインのサイトや綺麗に整理された見やすいページは、それだけで印象が良くなり、つい引き寄せられてしまうものです。
ホームページを一新することで、企業ブランディングの向上にも繋がり、優秀な人材の確保や売上げUPが期待できるのです。

アクセス数の向上

ホームページのリニューアルは、SEO対策にも繋がります。
例えば、GoogleのSEO評価ガイドラインは以下の通り。

• コンテンツの見つけやすさ
• モバイル端末での見やすさ
• 画像の最適化
• 他サイトにリンクしているかどうか
• サイトの階層が整理されているかどうか　など

ガイドラインはその他にも様々な指標がありますが、これらの項目に沿って改善しリニューアルすることで、SEO向上にも繋がりアクセス数の増加を見込むことができるのです。

コンテンツの拡張や整理

ホームページの仕様が古いままだと、日々のITの進化に対応できず導入できるコンテンツが限られてしまいます。リニューアルによって仕様を最新化し新たな技術や機能を追加することで、導入できるコンテンツの幅を広げることができるのです。

また、時代や商品・サービスの内容にマッチしていないコンテンツは変更したり削除したりして整理することも大切。必要なコンテンツを取捨選択することによって、ユーザーにとって見やすく伝わりやすいサイトへリニューアルすることができるのです。

リニューアルの費用相場

「リニューアルだけならそこまでコストはかからないのでは」とお考えの方もいるかもしれませんが、範囲や内容・ボリュームなどにより費用は大きく異なります。

リニューアルに取り掛かる前に、限られた予算の中で何を優先すべきか、どんな目的でリニューアルするのかを明確にしておくことが大切です。制作後に「想定より費用も時間もかかってしまった」などとならないよう、きちんと相場を理解しておきましょう。

コストを抑えて情報のみ新しくする

■費用相場：10～30万円程度

大幅なデザイン変更やコンテンツの追加などはせずに情報のみを新しくする場合、企画の立案やデザイン・ライティング費用などを抑えられるため低価格でリニューアルすることができます。ただし、画像やテキストは自社で用意しなければいけない場合もあり、逆に手間がかかってしまうことも。

また、多くの場合、テンプレートから選んで作成するため他社との差別化を図りづらいことも考えられます。

Web集客を目的としたリニューアル

■費用相場：40～80万円程度

Web集客を目的としたリニューアルの場合、Web戦略や企画の立案・コンテンツの追加や更新・目的に応じたオリジナルデザインの作成などが必要となり、費用は10ページ前後の場合40～80万円程度を見込む必要があります。そのため中小企業に適したリニューアルといえるでしょう。

また、制作会社によって制作内容は異なりますが、多くの場合リニューアル完成後の運用を踏まえた戦略の立案やページ構築なども含まれます。

トレンドに合わせた戦略的なリニューアル

■費用相場：100万円以上

既存ホームページのページ数が多い場合、各ページのURLやコンテンツ内容の確認・アクセス数の多い（または少ない）ページの原因確認など、サイト全体の構築を洗い出す必要があり、費用もあがります。

こうしたリニューアルの場合、既存ページをどの程度引き継ぐのか、URLは変更するのか否かなどの検討を重ねたうえで制作するため、戦略的なアクセス数の増加が期待できます。

また、費用をかけるほど、コンテンツやデザインの選択肢が広がり、トレンドに合わせたページづくりができるようになります。

リニューアル制作にかかる期間

費用と同様に、制作期間もリニューアルの内容によって大きく変わります。

テンプレートを使ったリニューアル

■制作期間：数日～数週間程度

デザインやテキストをテンプレートから選び、情報のみを入れ替える場合、早ければ1～2週間で完成します。業者へ依頼せず、自社で編集が出来る体制であれば数日で行えるでしょう。コストも時間も抑えてスピーディーに見た目や情報だけを新しくしたい際に適したリニューアル内容です。

ただし、先述の通り他社と差別化しづらく、アクセス数の増加や集客には繋がりづらいと考えた方が良いでしょう。

Webによる集客を見越したリニューアル

■制作期間：数ヶ月程度

Web集客の強化を目的としたリニューアルの場合、与件整理やWeb戦略の立案、オリジナルデザインの作成など様々な工程に時間を要します。

また、Web集客の基盤ともいえる原稿制作のライティングも、初校→修正→調整と段階を踏む必要があり、一定の時間がかかると考えておいた方が良いでしょう。ページ数にもよりますが、集客目的によるリニューアルの場合、2～3ヶ月程度の期間が必要といわれています。

システム導入を含むリニューアル

■制作期間：半年～1年程度

大規模なリニューアルの場合、システムの入れ替えや導入を要するケースもあります。システムを導入する場合、一度運用し始めると後から変更できないことが多く、工程ごとに不具合がないかを確認するため制作にも時間がかかります。

また、管理画面の仕様を検討したり、システムと管理画面とを連動させたりする必要もあり、制作期間は半年～1年以上かかることも珍しくありません。

リニューアル制作する際のポイント

先述の通り、ホームページをリニューアルする際は目的や制作範囲を事前に決めておくことが大切。ここからは、予算や納期に合わせて効率良くリニューアル制作を進めるためのポイントをご紹介します。

目的を明確にする

リニューアルの目的が定まっていないと「リニューアルしたのにユーザーから使いづらいといわれてしまった」「アクセス数に変化がなく効果が感じられない」など、せっかくの費用や時間が無駄にしてしまいかねません。そうした事態を防ぐためにも、まずはリニューアルの具体的な目的を明確にし、目的に沿って制作内容を精査することが重要です。

リニューアルの目的例

・トップページのデザインを一新して新サービスのアピールに繋げたい
・アクセス数が下がっているので、●月までに▲倍に増やしたい
・スマホ対応の精度を上げて直帰率を下げたい　
・ホームページを更新しやすくして更新頻度を高めたい　など

目的が明確になると、制作範囲の優先順位もつけやすくなります。

リニューアルの範囲を明確にする

目的が明確になったら、次は、予算に合わせて制作の範囲を決めていきましょう。リニューアル制作の費用は、「作業工程」「ページボリューム」「技術の難易度」「既存コンテンツの流入度」などによって変わります。目的ばかりに気を取られて制作範囲が広くなりすぎてしまうと、予算をオーバーしてしまいがち。目的に応じて必要な項目の優先順位をつけ、予算に合わせて制作範囲を検討することが大切です。

例えば、「アクセス数を増やすためにコンテンツを一新したい」のであれば、難易度も高く作業工程も広範囲になるため、費用は高くなります。一方、「新サービスに合わせてサイトのイメージだけを変えたい」場合は、制作範囲を最低限にすることができ費用を抑えられます。

目的と範囲をきちんと定めることで、予算内の費用で理想的なリニューアルを実現することができるのです。

まとめ

ホームページのリニューアルは、企業のイメージアップやアクセス数の向上、コンテンツの拡張など、様々なメリットがあります。しかし、リニューアルの内容や範囲によって費用には大きな差があり、予想以上にコストがかかってしまうことも。予算に合わせて効果的にホームページをリニューアルするためにも、目的と範囲を明確にすることが大切です。

また、制作会社によっても、費用やクオリティには差がでるものです。ぜひ目的や範囲だけでなく、予算やクオリティなど、すべてに納得できるパートナーを見つけて理想的なホームページのリニューアルを叶えてくださいね！

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