ドライバー採用で効果を出すために本当に必要なことは？

資格や仕事内容などによりますがドライバーは他業種に比べ、採用難な職種だと思います。しかし、その中でも効果を出す方法はいろいろとあります。そのためにもまずは、会社について改めて考えてみましょう！

ドライバーに求めるものは？

ドライバーの採用が上手くいってないというお客様とのお話の中で、頻繁に感じることがあります。それは、『原稿内で無意識に、採用のハードルを上げ過ぎていないか？』ということです。

例えば、お客様に過去に他の媒体で出された原稿を見せていただくと、一見「条件が厳しい方の採用を考えているのかな」と感じることが。しかし、お話しを伺うと、実際のハードルはそんなに高くないということも多くあります。

本当に必要な条件は何か。それを改めて考えることで、採用成功に繋げることも出来ます。

その資格は本当に必要か？

ドライバー募集において、大切な条件の1つが資格です。「中型免許」や「大型免許」など、運転する車種によって必要な資格も変わってきます。大型の免許を持っているのに越したことはないですが、その資格は本当に必要でしょうか？

例：2tドライバー募集

例えば、多くいるのが2tドライバーです。2tドライバーの募集となると、中型免許が必須と募集条件に書かれている方が多いです。しかし、現在免許を持っている方の中には、普通免許でも2t車を運転できる方もいます。それは、2017年に免許区分の改正があったためです。

2017年3月以降に普通免許を取得された方は2t車を運転することはできませんが、2017年3月以前に免許を取得した方は、当時の免許区分で3t未満の積載量であれば運転することが出来ます。そのため、条件においてもまとめて【中型免許必須】だけでなく、【2017年以前に普通免許取得した方】と記載するだけで、条件面でのハードルを下げることが出来ます。

経験と年齢のどっちが大事か？

ドライバー募集を考えているお客様とお話しさせて頂く際に、『安全面を考えてドライバー経験がしっかりとある方がいい』ということをよく聞きます。確かに大型のドライバーさんであれば、多少なりとも経験があった方がいいと思うのも理解できます。

しかし、20代などの若い方の採用をしたいとあれば、経験を求めることで条件に当てはまる方が一気に減ってしまいます。そのため条件として、【経験を求めるか】それとも【年齢を求めるか】のどちらが第1条件になるかを考えて頂くことが必要となります。実際に私のお客様で、若い方の採用を第1に考え、未経験でも大丈夫という内容にしたところ、20代からの応募も増えた事例もあります。

入社してからのギャップを減らすために

採用後の課題として、しっかりと職場に馴染み続けてくれるかというものがあります。採用出来たものの、続かなかった要因として今回は2つお伝えできればと思います。

①イメージと違った

1つ目は、【イメージした仕事と違った】という理由です。ドライバーといっても、積み込み作業があるか配送だけか。お客さんとの関りはあるか等。同じドライバーでも仕事の幅が変わってきます。最初にイメージしていた仕事と違うということは、求職者にとっては大きなギャップとなってしまいます。

②研修内容

2つ目は、【研修内容】です。研修期間は求職者にとってとても大切な期間になります。新しい環境で不安を抱えながらも自分がこの会社でしっかりと働いていけるかを考える期間です。その期間にしっかりと仕事を教えてもらえるか。先輩たちに馴染めるか。はとても大事な判断基準になります。だからこそ、1度改めて会社の研修内容や環境について考えてみませんか。

他業種からの応募が増加！

いまコロナの影響もあり、飲食やサービス業などの他業種からのドライバーが増えています。特に20、30代の若い方からの応募も多くなっています。理由としては、主に飲食業などコロナの影響で仕事を失った方が、コロナの影響をあまり受けない安定した仕事を求めて動いている方が増えているためです。

そのため、ドライバー募集の中でも、資格があれば未経験でも大丈夫ということでしたら、今とても反響が出ています。実際に良い方を採用出来たというお客様にお話しを伺ったところ、未経験ではあるものの働く意欲の強い方が多く、若いこともあり、今後にとても期待できる方が採用出来たとのことです。この状況だからこそ、企業の将来の事を考え、採用活動を始めてみてはいかがでしょうか？

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。このコロナの状況等もあり、お仕事や今後の会社についていろいろと不安を感じることが多いと思います。しかし、こんな時だからこそゆっくり会社の事に向き合い、考えてみてください。

どのような方を採用していきたいか、その方を採用するために会社側で出来ることは何かを改めて考え、今後の採用に活かして頂ければと思います。どのように考えていけばいいかなど、分からないことや気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。

トラコムに相談する