【調理師免許×派遣募集】採用へとつなげた、こだわりの原稿表現

資格の必要なスタッフが自社雇用できなかったから、派遣スタッフを紹介してもらえませんか？そんな依頼を貰うケースは、派遣の営業のみなさんにとってよくあることではないでしょうか。案件を獲得するために条件に合う人材を用意したいものの求められるハードルが高くて見合う人がいないと、求人広告を出さなくてはならないという状態が生まれてしまいますよね。

私は「調理師免許必須」の条件での派遣の募集をお手伝いするケースが多くありました。資格が必要のため当初はなかなか条件に見合う人が採用出来ず苦労されていました。今回は私の事例を元に、どんな表現で求人募集をかけたらよいのかお伝えします。

資格を持ちながら派遣で働くターゲットとは

まずはどんな人に向けて原稿を出したら良いのかを考えます。調理師の免許を持ちつつ、派遣として働くターゲットはどんな人でしょうか。

・雇用形態にはこだわりがない
　経済的に他で支えがあったり、キャリアアップが優先ではない
・直雇用ほど人間関係に深く関わることがない点にメリットを感じている
・勤務時間や勤務条件などにこだわりがある
・どちらかというとプライベート重視派
・経験やスキルに見合った条件を求めたい etc

あくまで一例ですが、このような考えを持った人であることが想像出来ます。1つの会社の中でキャリアを上昇させたいというよりは、自分の時間を大切にしつつ、経験やスキルに見合った給料をきちんと稼ぐくことを目的にしているように思えます。

求人原稿で伝えるメッセージ

次にそのような考えを持つ人達には、どんなメッセージを伝えたら仕事が魅力的に伝わるのか考えてみます。

・どんなところで誰に提供される料理を出すのか
・どんな作業を行うのか
（1人が一貫して調理をするのか、切るだけ・焼くだけなど分担があるのか）
・勤務時間帯、勤務条件の直雇用よりもメリットになる点はなにか

このような内容を記載することが応募の喚起に繋がるのではないでしょうか。実際にこの内容を踏まえて記載してみた原稿がこちらです。

いかがでしょうか？転職者が求める内容を網羅して伝えており、応募にたいしてネックになる部分がないように記載しています。

結果は資格保持者1名の採用

上記の表現で求人原稿を掲載し、結果的に、追加させたかった人員の1名を採用することが出来ました。人口の多いエリアではなかったため、何十人の中から厳選して良い方を選ぶというほどの応募が集まったわけではありませんでしたが、求めていた調理師免許保持者の採用ができました。担当していた派遣会社の担当者様からは大変満足いただける結果となりました。

どんな職場でどう働けるかを伝えよう

どんな職場でどんな働き方が叶えられるのかをきちんと伝えることで、応募者のスキルや経験、数も変わってくることと思います。

このような原稿表現をするためには、派遣の営業の皆さんにヒアリングをさせていただくことが必ず必要です。担当の営業にはさまざまな情報を伝えて頂き、原稿表現のヒントを頂けたらと思います。