トラコム社員がお届け!
採用手法が多様化している今、自社の採用サイトからの集客に力を入れている企業様も増えていることと思います。「実施した集客施策は本当に効果があったのか?」をデータで伝えるために、Googleアナリティクスを使って流入経路を把握しましょう。データを見る方法を詳しく解説します。
Googleアナリティクスでは、流入経路は「参照元」と表示されます。
参照元とは、ユーザーがサイトを訪れる「直前」に見ていたページを指します。
Googleアナリティクスでは、何がきっかけでサイトにアクセスしたかのデータを把握することができます。
流入経路(参照元)を知ることで、どのようなメリットがあるでしょうか?
たとえば、実際のお店を運営する場合、お客様がどのようなきっかけでご来店されたのかを知ることは重要ですよね。たまたまお店の看板を見かけたから、SNSで良い口コミを見たから、広告を見たから…など、さまざまな要因が考えられます。
Webサイト上でも同様で、流入元のデータを把握することで、「SEO対策に注力しよう」「効果のない広告は減らそう」「効果の高い広告をかけてお問い合わせを獲得しよう」といったサイト運営の戦略に役立ちます。
まずはGoogleアナリティクスを使いこなし、流入元を見てみましょう。Googleアナリティクスは無料で使用することができます。
まずは、Googleアナリティクスを開き、「集客」→「すべてのトラフィック」→「参照元/メディア」を見に行きます。右上で、データを確認したい期間を設定しましょう。
・google / organic:Googleの検索エンジンでの自然(オーガニック)検索による流入
・yahoo / organic:yahoo!の検索エンジンでの自然(オーガニック)検索による流入
・bing / organic:bingでの検索エンジンでの自然(オーガニック)検索による流入
・google / cpc:Googleのクリック課金型リスティング広告による流入
・google / display:Googleのディスプレイ広告による流入
・l.facebook.com / referral :Facebook本体に掲載された広告からの流入
・lm.facebook.com / referral :モバイル版Facebookに掲載された広告からの流入
・twitter / referral または t.co / referral:Twitter投稿による流入
・facebook.com / referral :Facebook本体のタイムラインからの流入
・m.facebook.com / referral :モバイル版Facebookからの流入
・example.com / referral:「example.com」のドメインからの流入(外部リンク)
・(direct) / (none):Googleアナリティクスが流入元を取得できないもの
例)URLを直接入力した場合、ブックマーク登録されている場合、QRコードからの遷移、メール内リンクをクリックされた場合など
上記の項目に対応する数値を確認すれば、どの流入経路で、どの程度流入されているかがわかります。
下記の画像であれば、Googleの自然検索経由で、「3,540ユーザー(赤枠内)」そのうち、「3,236(黄枠内)新規ユーザー」が流入し、「3,902セッション(青枠内)」が発生した、ということになります。
基本的な見方はこちらで、さほど難しいものではありません。
企業の状況によっても異なりますが、採用サイトの場合まずチェックしておきたい指標は、
・ユーザー数
・新規ユーザー数
・平均セッション時間
です。
ユーザー数は、サイトに訪れたユーザーを指します。期間の中で同じユーザーが何回か訪れた場合には、ユーザー数は1とカウントされます。ただし、Googleアナリティクスの場合、ブラウザの単位でcookieを付与して計測しているため、1人のユーザーが別のブラウザでwebサイトを訪れたときには2ユーザーとしてカウントされます。
採用サイトの場合、どの参照元からどれだけのユーザーが流入してきているかを確認し、効率の良いところへ予算や人的リソースを投下することがおすすめです。
考え方は、上記のユーザー数と同様です。ただし、新規ユーザーとは過去2年間にwebサイトを訪れたことがないユーザーを指します。
求職者が転職活動を行う際、数か月を要すため、リピーターのユーザーが増える傾向にあります。しかし新規ユーザーの割合が一定数増えていかないと、「この先、御社へ応募したい」と考えるユーザーが増えず母集団形成にはつながりません。新規ユーザー数の数も一定数確保できているか、見ていく必要があります。
1セッションにおける平均の滞在時間です。セッションとは、ユーザーがwebサイトを訪問した数を指し、別名「訪問者数」とも呼びます。訪問している中で、ユーザーがサイト内で何もせず30分以上が経過し、またサイトに訪れた場合には2セッションとカウントします。また、23時59分から翌0時を超えて、ユーザーがwebサイトを訪れていた場合には、2セッションとカウントされます。
参照元ごとに平均セッション時間を確認し、「Googleの自然検索からの流入はセッション時間が長い」→「じっくり読んでくれている人が多いのかも」→「ではどんな記事が見られているんだっけ?」と確認していくことで、求職者からの関心の高い記事の傾向も見えてきます。それを募集のアピールポイントの一つとして打ち出すのも良いかもしれません。
まずは流入元に対してこれらの数字を確認し、コンテンツや発信内容の改善に役立てていきましょう。
Googleアナリティクスでは、さらに詳細なデータを分析することが可能です。目的に応じて活用していきましょう。
ランディングページは、そのwebサイトの中で、ユーザー最初に着地したページのことを指します。ランディングページごとの参照元を見える化することで、「 採用サイト内ではインタビュー系の記事の流入が多いな」「SNSではこの記事がよく読まれているな」といったことがわかり、今後のコンテンツ作成に活かすことができます。
まずは、Googleアナリティクスを開き、「行動」→「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」を見に行きます。先ほどと同様に、右上にデータを見たい期間を設定します。
そのレポートから、「セカンダリディメンション」→「参照元/メディア」を選択すると、ランディングページと参照元の掛け合わせのレポートを見ることができます。
参照元「referral」で表示されているような、外部のサイトから被リンクを受けて流入が増えるケースもあります。突然流入が増えたときには、どのページからどのような文脈でサイトに訪れてくれているのかを確認しましょう。ユーザーのニーズがわかり、広告の打ち出しやコンテンツの作成にも活かすことができます。
「集客」→「すべてのトラフィック」→「参照サイト」を開きます。(赤枠内)
その中で確認したい項目(黄枠内のいずれか)を選択すると、流入元となっているURLが表示されます。
トラコム株式会社 テクタス事業部では、求人広告の経験を活かして、求職者観点の採用ホームページ作成・運営・アクセス解析をお手伝いしています。
また、コンテンツ企画・ライティング・運用サポートまでご要望に応じて幅広くご対応致します。
お客様の抱えていらっしゃる課題や状況に応じて、構築から改善まで柔軟に支援させていただきます。
「自社サイトの流入経路を知ったものの、どう活かしていいかわからない」「サイトに流入を増やしたいけれど、何から始めたらいいか分からない」そのようなお問い合わせもお待ちしています。ECサイトや通販サイトなどの、集客向けのサイトでの分析についてご希望の方は、まずはご相談ください。
まずはお気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人
K.YUASA
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2004年中途入社
トラコムで初の産休・育休取得。インサイドセールスとして、リクルート求人営業を10年以上経験し、派遣会社、介護などを担当。
その後、新規事業の立ち上げ準備のため、チラシ制作、採用代行サービスを兼任。
2019年テクタス事業部で採用代行・オウンドメディア制作に携わる。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
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