【大阪編／2020年10月】月間掲載件数レポート・採用動向まとめ

当社トラコムでは、企業が抱える経営課題を採用面から解決するリクルーティング事業を展開しています。年間1万社以上の取引実績のある当社が、独自に採用動向を調査。月に1度レポートをまとめております。

『業界・エリアごとの掲載件数』『採用活動の動向・傾向』の情報として、参考にしていただけますと幸いです。

全体掲載件数動向

先月よりも20,336件のプラスとなりました。新型コロナウイルスの流行以降、最も件数を伸ばしました。

〈エリア別〉掲載件数動向

大阪市エリア

まずは大阪市内から見ていきます。先月比11,370件のプラスです。東成区を除くすべてのエリアで増加しています。特に下記の市町村では増加しました。

プラス：中央区、北区、住之江区
マイナス：東成区

その他エリア

その他のエリアでは、先月比2736件のマイナスとなりました。しかし、プラスとなった市町村では、20～30％前後の増加があったりと、エリアにより大きな差が出ている状況です。

プラス：三島郡島本町、泉南郡岬町、南河内郡太子町、豊能郡能勢町
マイナス：泉南郡田尻町、泉南郡熊取町

〈業種別〉掲載件数動向

続いては業種別の掲載件数となります。件数では製造・工場関連職が最も増加。マーケットシェアでは、飲食・フード関連職が最もシェアを伸ばしています。

件数比較

プラス：製造・工場・化学・食品
マイナス：ホテル・旅館・ブライダル

マーケットシェア比較

プラス：飲食・フード
マイナス：運輸・物流・配送・警備・作業・調査

掲載傾向・採用動向

ほぼすべてのエリアで前月比を上回る結果となりました。

業種別で特に増加率が高かったのは「製造」関連職です。東大阪での掲載件数が伸びており、大手メーカーからの二次受け、三次受けなどの業務が進んだ印象です。次いで「アパレル」「飲食フード」となっています。Go To Eatキャンペーンの影響を受けて人員確保が急速に進んだものと考えられます。

OSAKA求職者支援コンソーシアムによる助成金25万円の影響を受けて、「正社員」の採用を検討する企業が増えています。Go To トラベルキャンペーン、Go To Eatキャンペーンの影響を受けて、コールセンターや受付センター事務の短期案件も多く出稿いただいているような状況です。

掲載件数や市区町村別の有効求人倍率は、国や地方自治体の政策により大きな影響を受けやすい時期となっています。

11月に向けた採用活動

4月以降、例年よりも掲載件数は下降傾向にあり、応募が集まりやすい状況が続いていました。しかし、10月の動向を見ると復調傾向にあります。例年の件数に近づきつつあるので、すぐに応募が集まりやすい状況ではなくなってしまう可能性も高いです。他社が完全に動き出す前に早めに求人活動に取り掛かることがおすすめです。

データのダウンロードが可能です

さらに詳細なエリア×職種での掲載件数データをお出ししております。今月は『大阪市住吉区×医療・福祉』のリストをご用意しました。より多くのデータ、カスタマイズしたデータをご要望のお客様は、お気軽に下記ボタンより問い合わせください。（ダウンロードは無料です。）

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