応募や面接で満足しない！最も重要な稼働率を上げる工夫4選

派遣会社で最も重要なのは応募数を上げることでも面接を増やすことでもなく、稼働率を上げて利益を上げることです。今回の記事では最も重要な稼働率を上げる工夫を、私のご提案の中からお伝えしていきたいと思います。

派遣会社様の採用活動の現状は？

派遣会社様にお電話をさせて頂くと現状コロナ禍の影響もあってか、「応募」や「面接」に関しては、例年よりも向上している会社様がほとんどです。実際に私が担当しているお客様も同様です。

しかし、いざ「実際にその応募者の方達は稼働につながっているか？」という根底の部分をお伺いすると、ほとんどの会社様は「応募は来るけど稼働につながらない」そんなお声を聞くことがほとんどでした。

実際に応募⇒稼働につながるケースは、10％～よくて20％程度がほとんどではないでしょうか？下記ではこのよう課題を少しでも解決できる工夫3つをお伝えすることで、 読者の皆様のお役に少しでも立ててればと思っております。

稼働率UPの工夫その①～ターゲットを明確化し他社と差をつけよう～

「ターゲットを明確化することは、求人広告において大事なことです！」そう営業マンから言われることも多いのではないでしょうか？しかし、派遣の原稿は掲載企業がどこであるか伝えてはならないことも多く、派遣先が特定できない範囲で原稿を作成しなくてはいけません。そんな状態でターゲットもなにも…と思う方もいらっしゃるかもしれません。

例えば、フォークの案件の場合。「フォークの有資格者をターゲットに、年齢は30代くらい」というざっくりとしたターゲットでは、 何を訴求すべきか分からず、いわゆる「高時給！」「月収●●万以上」等のよく見る原稿になってしまいます。こういった場合、私ならそのフォークの業務のうち、フォークでの運搬勤務の割合を確認します。そこで「フォークにほとんど乗りっぱなし」という情報が聞ければ、「フォークの仕事だと聞いてきたのに、実際にはピッキングや検品等の軽作業も多くて疲れている。本当はフォークだけ乗っていたいのに！」こう思っているフォーク経験者の方をターゲットに、訴求ができます。

実施後の結果は？

実際に、このターゲットに向けて掲載した案件では、ターゲットを変更する前と後で応募数は6倍、稼働数は5倍になった事例もあります。

このように仕事内容の特徴ひとつで、ターゲットを1段階深堀し、稼働率を上げることができると考えます。

稼働率UPの工夫その②～職場見学を徹底せよ～

求職者の方が面接後に稼働につながらない大きな理由の一つは、仕事内容のミスマッチが挙げられます。求人の内容を見て「この仕事ならできるかも！」と思って面接に来ても、いざ仕事内容を詳しく聞いてみると「思ったのと違う…」と感じ、他の会社に行ってしまうことも。まずは応募数を集めないといけないとはいえ、こんな状況は解決していきたいですよね。そんなミスマッチをなくすために徹底していただきたいのが「職場見学」です。

求職者の7割が職場見学を行いたいと思っている！

実際、求職者の7割以上は職場見学を事前に行いたいと考えているのに対し、職場見学を必ず行っている派遣先企業は3割程度しかいないというデータも出ています。私の経験上、実際の職場を事前に見るのと見ないとでは、求職者の稼働動機に大幅に差が出ています。こちらの徹底は意識した方が良いと考えます。

コロナ禍で見学がしづらいという方も多い中、最近ご提案させて頂いているのが「VR動画」や「Youtube動画」を用いたオンラインでの職場見学。特に若い求職者の方には非常にウケがいいので、ぜひお試しください！

工夫できることその③～SNSを活用して魅力を波及せよ～

案件の魅力を伝える。もちろん重要なことですし、上記で上げた通り、ミスマッチの削減のためには非常に重要なことです。ただ、現在多くの派遣会社が乱立する、派遣戦国時代。案件という武器だけで勝っていくことはかなり難しいといえるかと思います。そこで大事なのは「貴社自身」の魅力をどう伝えていくのか。 ここが大きなポイントです。

案件以外で、応募の後押しになることはないかを考える

ここでおすすめなのが、SNSを使っての自社ブランディングです。例えば自社ホームページに営業担当の写真とプロフィールを掲載。案件ではなく、美容室のように「営業担当」で選んでもらったり、自社で派遣スタッフさん向けにやっている福利厚生を詳しく載せたりなどが効果的です。

また最近では、求職者が応募前にGoogleなどの検索エンジンを使って下調べする動きも増えており、Googleの口コミ等も重要視されるようになりました。過去のちょっとしたトラブルなどで、過去の求職者が悪い評価をしていて、よくない評判が表示されてしまうこともあるので注意が必要です。

工夫できることその④～案件数を増やして求職者とのマッチングを確実に～

皆様もこんな経験があるのではないでしょうか？案件に応募が殺到して枠が埋まってしまう、案件が突然がなくなり応募者の振り先に困ってしまうなど…。案件を多く抱えていれば、その求職者の希望を聞き、仕事をする上での優先順位は何なのかを明確にし、他の案件を提案することができると思います。しかし、案件の種類が少なく、例えば3交代の仕事ばかり等の状態だと、なかなか振り先がなく、せっかくの応募者を取り逃してしまいます。

「コロナ禍で案件が少ないし新規が難しい」という方も多いと思います。そんな方は既存のお客様に提案してみたり、効率よく新規を探すために紹介をお願いするのも方法ですね。今派遣スタッフさんを欲しいと思っている会社が多いエリアの情報もお伝えすることは可能です。よろしければお問い合わせくださいね！

まとめ

いかがだったでしょうか？ 今回は応募数・面接数にとらわれることなく稼働率を上げに行く工夫をいくつか紹介しました。もちろん一朝一夕にはいきませんし、難しいと思われることもあるかとは思います。しかし、実際に上記工夫を行ったお客様の中には、これにより脱メディアができたお客様や、稼働率が向上し、無駄な面接対応をしなくてよくなり、新規に向き合えるようになった会社様もいらっしゃいます。

まずは上記の中でも、「これならできそう…」と思った1点だけでもいいので、初めてみてはいかがでしょうか？全力で応援いたします！詳しいやり方を聞いてみたいという方は、お気軽にご相談くださいませ。