簡単！デザインは4つのことだけ知ればいい！

世の中はデザインに溢れています。自分の周りを見渡すだけで、様々なデザインに触れることができるでしょう。ではあなたが触れたそのデザイン、「何がどう優れているのか」あるいは「何が欠けているのか」を説明できるでしょうか？今回の記事では、優れたデザインには必ず備わっている4つの要素を説明しながら、優れたデザインを知る力を身に着けていきたいと思います。

優れたデザインにある4つの原則

優れたデザインには必ず備わっている4つの原則があります。

これら4つのうちの全て、或いは複数が互いに作用しあうことで
優れたデザインとなっています。
では、この4つの原則を解説していきましょう。

違っていることを表す、コントラスト

コントラストというのはどれだけ違っているかということです。
一つのデザインの中で、要素同士が類似していない状態を指しています。

書体、サイズ、色、太さ、形などのデザインを作るそれぞれが「同一」でない場合は、
要素同士をはっきりと異なっている状態とするべきです。

コントラストを意識したデザインは、視線をひきつける効果を期待できます。
つまり読者の注意を引き、読む気にさせる力を持つようになるのです。

それぞれを意図的に関連付ける工夫、整列

デザインのなかで整列はより見やすくするための工夫です。
要素同士が視覚的に関連付けられていれば自然に視線を誘導できますし、
意図的に整列することで目的の情報を探しやすくなります。

デザインにおいて要素同士が整列していることは、
洗練された見え方となって読者に届きます。

繰り返すことでより強い一体感を生む、反復

デザインにおける反復は、視覚的な要素を全体で繰り返すことを指します。
色、形、位置、線の太さ、画像のテーマなどが反復させる要素となり、
デザインの一番底にあるテーマを伝えます。

要素を反復することでそれぞれを組織化し、一体感を持たせる工夫が反復です。

要素をまとめて混乱を減らす、近接

関連する要素同士が近づき、グループ化されている状態を近接と言います。
いくつかの要素がお互いに近づきまとまった状態になっていれば
要素は一つの視覚的なカタマリとして認識されます。

こうしたグループ化は情報を組織化して整理する効果があり、
読者の混乱を避け、より的確に情報を伝えるための工夫となっています。

まとめ

これまで4つの原則を紹介してきました。

どうでしょう、身の回りにあるデザインから
4つの原則を導き出せるようになっているのではないでしょうか。

身近なところでひとつ例を出してみましょう。
おそらくあなたのお手元にあるカレンダー。

・月を表す数字は大きく、コントラストによる違いを感じます。
・数字と曜日によって位置を揃えられた日付は規則に沿って整列されています。
・1週間は同じ規則で繰り返される反復です。
・土曜日や日曜日はわかりやすく色をまとめて近接によるグループ化がなされています。

以上のことから、カレンダーは4つの原則を活用した優れたデザインといえます。

デザインは4つの原則で分解することができます。
もしもあなたがデザインの良し悪しを判断しなければならない立場やタイミングにある場合、
以上のことを踏まえて判断することで、広告の訴求力をより高めることができるようになるでしょう。