トラコム社員がお届け!
2014年度のデータでは、全体の有効求人倍率が1.11だった中、介護職に限っては、有効求人倍率が1.82と非常に高い水準となっておりました。2016年9月では、全体の有効求人倍率は1.40まで上がっています。ということは介護業界に限定した場合、2年前よりさらに採用が難しくなっていることが想定されます。
日々人事・採用に携わっている方には、採用が年々難しくなっていることを実感されていることと思います。介護職は採用難。無資格・未経験者を採用し、戦力として育てていくことが、御社の未来の資産につながります。
介護系の資格は、取得が難しいものも多く、特に資格所持者の採用は群を抜いて難しい部類になります。
受験資格が、実務経験を求めるものであるなど(3年以上等) 資格を持っている時点で、どこかの介護施設で勤務している(いた)ため、よほどの好条件を提示しない限り、そうそう転職には動きません。最も入門的な資格である、介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)であっても、資格取得後、実際に勤務したことがない方が多い現状です。
資格を持っていてくれるだけで非常に貴重な人材だといえます。
まず、御社の介護施設・介護付有料老人ホーム等での業務の棚卸しが必要です。今任せている仕事は、本当に資格所持者でないと出来ないことなのか?を、今一度お考え下さい。
介護職を目指す方は、もともとホスピタリティの高い方が多く、助け合いの精神で、仕事を抱え込む傾向があるように感じます。ですので、上からの指示で、 無理矢理にでも仕事を切り分けて分担の指示をすることが、業務最適化につながります。
無資格・未経験のスタッフを受け入れ、勤務していく中で徐々に慣れてきて、さらに幅広い業務を任せたいと思ったときは、その方に資格を取ってもらうのが、双方にとって最もいい形になります。もちろん、そう思えるかどうかは、御社の日々の働きやすさや人間関係、モチベーションの維持、上司の方のマネジメントにかかっています。
働きながら資格のために勉強するのは、想像以上に精神力・体力・根気が必要です。勉強のサポートはもちろん、受験費用の補助など、金銭面での優遇も効果的です。資格を取るとミニボーナスがあったり、時給がアップするなど、やる気につながるよう制度が整っている企業様もあります。
採用難の昨今においては、採用できる方のターゲット層を広げることが重要です。無資格・未経験の方でも、ポテンシャルを秘めた人材や、職場環境次第で伸びる可能性のある方はまだまだいらっしゃいます。
また、入社した人を辞めさせない工夫も必要です。努力が認められ、もっと上を目指したい、この会社のために頑張りたいと思えるよう、大切に育成していくことが、御社の未来の資産になるでしょう。
この記事を書いた人
K.YUASA
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2004年中途入社
トラコムで初の産休・育休取得。インサイドセールスとして、リクルート求人営業を10年以上経験し、派遣会社、介護などを担当。
その後、新規事業の立ち上げ準備のため、チラシ制作、採用代行サービスを兼任。
2019年テクタス事業部で採用代行・オウンドメディア制作に携わる。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
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