20代が辞めるリアルな声　～退職を減らして生産性UPのために～

20代。3年も経たずに転職する人は多い。「採用したのにすぐ辞めた」その理由は何なのでしょう。本当に「キャリアアップのため」「家庭の事情」でしょうか？

「すぐ辞める奴はダメな人じゃないのか？根性がないだけ」と言う人もいるかもしれませんが、そうでもありません。転職後は新しい職場で正社員として3年以上働いている。学生時代は3年、部活もして、バイトもしていた。そして授業にもきちんと出席していた。そんな人でも「辞める」のです。

そんな私（新卒入社3年目）の周りの転職した人のリアルな理由をお教えします。

事務職を1ヶ月で辞めた理由　～育成をしない会社～

「新卒の時に、事務で採用された会社を1ヶ月で辞めた。」と笑いながら語るAさん。
大変な就活で採用されたのに1ヶ月で辞めるなんて。
理由は、就職先が新人の育成をしない会社だったことでした。

毎日会社に行って、やることは「席に座る」だけ。
何かないかと聞いても「ない」と言われ、回りも自分が忙しいのか見て見ぬふり。
突然の仕事は、誰に聞いたら解決できるかわからない環境、かつ経験のない仕事をいきなり「やれ」と言われて放置。
毎週月曜は夕方に掃除があることを知らず、そしてそれを知らなかったことを怒られました。
1ヶ月もしないうちに、ここに居ても時間の無駄。と考えるようになり、会社を辞めたのだそうです。

新しい職場では育成環境が整っていて、
存在自体知らなかった「朝は掃除がある」「月曜は朝礼がある」などということも教えてくれます。
この会社は、新人ができないのは、「育成できない上司が悪いから」という考えで、
上司もちゃんと見てくれています。

新人を放置する会社を辞めて良かったと話していました。

採用されてから知った現状　～転職活動の軸と違う会社～

「長く働き続けたい」「土日休みが欲しい」「残業は1時間くらいならOK」という条件で職場を探していたBさん。

面接のときは条件に全て当てはまっていました。

でも働き始めてから知った職場の環境は

「月2回は土曜出勤」

「定時は17時なのに帰社は22時が当たり前」

「同じ職種で産休後、復帰して主婦をしながら働いてる社員はゼロ」

という現状。
「自分はそんなことないだろう！」と思いながらも、半年後にはその環境で働くようになっていました。
「土曜出勤したくない」「19時には退社したい」と伝えるも環境は変わりませんでした。
そして「自分の将来が見えない。職場環境は変わらない」と判断し、1年で会社を辞めました。

プライベートがない　～つきあいが評価になる会社～

「プライベートも仕事も関係なかった」と嘆くCさん。

職場では仕事はきちんとする。仕事では怒られることもあり、
ダラダラとした関係になると仕事がしにくいため、時間外や休日は仕事の付き合いをしたくありませんでした。
しかし、休日も上司・同僚から電話がくる。仕事のこともあればプライベートなことも。
そして飲み会は強制参加。その会社では「つきあい」をしなければ、評価に響くと知りました。

自分の仕事が終わっても「ダラダラとつきあい残業」をしなければならない…。
休日は自分の趣味を満喫したかったのですが、叶わなくなりました。

「オン・オフをきちんとしたかったのにできない。つきあいが評価なら自分には不要」と会社を辞め、
転職先では強制的な飲み会もなく、仕事は仕事として評価してもらえ、やりがいがあるそうです。

まとめ

「若者が定着しない」「3年以内にすぐ辞める」という会社も多いと思いますが、上記のようなことはないでしょうか？

一人ひとりに合った働き方に変えていくことも、「人材の定着」には必要な場合があります。
人が辞めることで出る「損失」を被るよりも、定着率を上げて「生産性の高い会社」を目指す考え方もあります。

求人広告を出すその前に、ぜひ一度ご相談ください。