トラコム社員がお届け!
AppleのiPhoneが日本に登場して早15年。2022年1月の調査によると、日本国内でスマートフォン・ケータイ所有者のうち、スマートフォン比率は94.0%と、直近10年で急激に普及しました。1人1台のスマホ所有が当たり前になった今、情報収集の仕方も大きく変化しています。
そうした変化に伴い、情報を発信する側にも、変化や工夫が求められています。今回は、”お店探し”にフォーカスをあて、情報収集変化やこれからの情報発信のあり方について解説します。
スマホの普及により、移動中やちょっとした隙間時間にインターネットを通して様々な情報に触れることができるようになりました。また、TwitterやInstagramといったSNSにより、友人や憧れの人の近況、流行のお店や新しいお店の情報など、様々な情報がひっきりなしに飛び交っています。
そうした背景から、「情報」は探しにいかなくても自然と入ってくる時代に。かつて、自ら欲しい情報をで検索するのが当たり前だった時代とは違い、現代はSNSやネットニュース、時にはテレビや雑誌などにより流れてくる大量の情報のなかから、自分自身で必要な情報や興味のある内容をピックアップできる時代へと移り変わっているのです。
また、自分自身で取捨選択できる時代だからこそ、広告といった主観的で一方的なアプローチに対する嫌悪感が強まり、客観的な意見や情報を求めるようになってきています。
こうした情報収集の変化は、飲食店などのお店探しにも大きな影響を及ぼしています。
スマホが普及する以前、お店探しといえば
・グルメサイト訪問
・場所、カテゴリー、値段などの条件を絞り込む
・理想のお店を見つける
という方法が主流でした。
そのため、広告枠を買うなどして上位表示を目指し、媒体内での露出を増やすことで集客につなげていました。
しかし、スマホが普及し情報が溢れるようになった今、わざわざグルメサイトを訪れてお店を探すという必要性が激減。さらに、グルメサイトや広告によるお店側の主観的な情報よりも、「第三者による客観的な意見や情報の方が信頼できる」「多くの情報の中から好みのお店を自分自身で選びたい」という考え方にシフトしていきました。その結果、TwitterやInstagram、TikTokといったSNSによる情報収集が主流になっています。
そうした背景から、グルメ媒体は検索目的ではなく予約をするためだけの利用に目的が変わり、グルメ媒体内での表示順位や情報量自体が求められなくなりつつあるのです。
このような情報収集の変化により、飲食店の情報発信は、広告型からPR型へのシフトが求められています。
PRとは、「Pubric(公衆)Relation(関わり方)」の略。近年では広告や宣伝という意味で使われるようになっていますが、本来は組織と人をつなぐための活動や考え方のことを指しています。つまり、PR(広報)と広告とでは、情報発信の手法や効果には大きな違いがあります。
では、「PR」と「広告」とではどのような違いがあるのでしょうか?
まず大きな違いのひとつが情報発信の仕方。「広告」はCMや広告の枠を買い、その中で発信するのに対し、「PR」は第三者による記事や番組として発信されます。また、「広告」は、自らが情報発信しているため内容が主観的で信頼度が低い捉えられることも。
一方の「PR」は第三者による意見や感想など客観的な内容で構成されているため、信頼度が高いと捉えてもらいやすくなります。さらに、広告は掲載期間で効果が終了するのに対し、PRは高評価を得られればSNSなどで拡散され半永久的に効果を持続することができるのです。
PRによる効果を持続させるには、第三者による高評価を得る必要があります。もちろん、飲食店において「美味しい」ことは重要なポイント。しかし、美味しいかどうかは実際に食べた後にしか判断できません。逆にいえば、「美味しい」ということは、食べた後に十分アピールすることができます。
PRで大切なのは、店舗に訪れた後の評価ではなく、訪問前の評価を上げること。つまり、「美味しい」以前に「美味しそう」「行ってみたい」と思わせることが重要なのです。
例えば、食欲をそそるような料理の写真や一風変わったメニューの映え写真、思わず目を留めてしまうような調理工程の動画など、「お店に行って食べてみたい」「このメニューの写真を撮ってSNSに発信したい」と思わせるにはどうしたら良いか。それを考えることこそがPRするということです。
こうしたPRにより高評価を得られれば、「美味しそう」から「美味しかった」「また行ってみたい」に変わり、メディアやSNSで情報が拡散されることで集客へと繋がるのです。
スマホの普及により、情報収集の仕方は「探す」から「取捨選択する」に大きく変わってきました。これまで、グルメ媒体による情報発信が主流だった飲食業界も、こうした変化に合わせた集客戦略が求められています。
「探してもらう」から「見つけてもらう」へと変化させるためには、様々なメディアで発信してもらえるよう自身のお店をPRすることが大切です。 コロナ禍により飲食店のおかれる状況が様変わりした今、脱・グルメPR媒体を目指し、PR型の集客を導入してみてはいかがでしょうか?
弊社トラコムでは、飲食や販売サービス業界のお客様向けに、PRサービスを行っております。定期的なPR方法の相談MTGを実施し、プレスリリースの発信やSNS運用なども実施してまいります。
そのほか、ご希望のサポートレベルに合わせたプランもご用意しております。 ご興味をお持ちの方はぜひお気軽にご相談くださいませ。
この記事を書いた人
N.HIROSAKA
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2018年1月中途入社。ステイセールスとして配属され、1~2年目はタウンワーク・フロムエーナビなどの求人広告提案~原稿作成に従事。
現在、テクタス事業部のメンバーとして、新卒・中途採用の代行サポート、HPの提案・作成をメインに取り組む。2020年SNSエキスパート検定初級取得、Googleデジタルワークショップ修了。前職で労務管理や採用に携わっていた経験や、原稿作成のスキルを活かして、お客様1社1社のお困りごと解決に努めていくことが今後のミッション。
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