始めてみませんか？新卒採用のメリットとは

日本の大学生の数は、約60万人(文部科学省・学校基本調査より)。この60万人がほぼ同時期に就職先を探し、活動するのが就職活動、いわゆる「就活」です。新卒採用の是非については、数々の議論がされていますが、当面は新卒採用がなくなる、ということはないと思います。「人が採れない」と悩んでいる経営者・人事担当の方、この大きなマーケットである”新卒採用”という選択肢について考えてみませんか？新卒マーケットは、中途採用とは異なる人材が採用できるチャンスがあります。ここでは、企業が新卒採用を行うメリット、組織に与える影響などをお伝えします。

新卒採用のメリット

企業が新卒採用を行うメリットは、たくさんあります。
その一部をご紹介します。

【1】年齢構成ピラミッドの是正
毎年20代前半の若者が入社してくることを続けていくと、10年後には「中堅層が不足している」という悩みはなくなります。
御社の将来の採用が安定します。

【2】理念・ビジョンの浸透スピードが早い
白地の状態である新卒は、組織文化(理念・ビジョン)の継承・浸透に最適。
企業として目指す方向性に対してのコミットメントが強いため、帰属意識の高い人材へと成長するでしょう。

【3】次世代リーダー層の育成
新社会人を、企業スタンスの部分から教育することができるので、
自社での成長実感を持ちながら、企業の一翼を担う後継者として育てることができます。

組織に対するメリット

新卒採用を行うことで、既存社員にも影響を与えます。

【1】組織の活性化
若手の投入により組織の若返りが図れます。
また、日々の業務にも興味や疑問を積極的に持つため、
今までになかったアイディアや意見が出るようになり、
企業成長や組織活性につながる動きが生まれます。

【2】既存社員の帰属意識向上
現場社員を会社説明会等に参加させ、事業戦略、仕事のやりがいについて語ってもらうことで、
会社の新たな方向性について深く理解してもらい、動機づけをすることができます。

【3】自社の“強み”が明確になる
採用ターゲットを決定する際に、サイトやパンフレットで何を書くか？とメッセージングを考えることによって、
自社の強みや競合他社との優位性が明確になります。
その結果、組織間で自社の強みに対する共通認識が生まれやすい風土が醸成できます。

中途採用とは異なる採用フロー

新卒は、社会や仕事について何も知らない若者です。
ですので、中途採用と異なる採用フローを取ることが一般的です。

大きな違いとして、選考前に「説明会」を開くことが挙げられます。
「自社を取り巻く業界について」「自社の商品・サービスや強みについて」
「会社の雰囲気」などの情報をできるだけ伝えた上で、選考に進むかどうかを学生に決断してもらいます。

この「説明会」をいかに学生に伝わるものにできるかどうかが、
御社の魅力を見出すことに繋がっていきます。

また選考についても、中途採用と異なります。
「これまでの仕事内容」「スキル」などがないのが新卒の学生。
ですので、「今までチームワークが必要な時、高い目標を立てた時、どのような行動をとったか？」を聞き、
それが御社での仕事の中で活かせるかどうかをすり合わせていく必要があります。

学生の行動特性についてしっかりと掘り下げていくことと、人事だけではなく、

新卒を採用したい部署の方、教育担当となる方、役員など、様々な方に会っていくことが必要になります。
これは、社内を巻き込んで採用をしていく風土の醸成にもつながっていきます。

案ずるより産むが易し！？まずは始めてみませんか？

いかがでしたでょうか？
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