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新卒採用は大手企業がするもの、と考えていませんか?昨今の求人倍率の上昇や少子高齢化により、特に若手の採用が年々難しくなっている中、中途採用だけでなく新卒採用を採り入れる中小企業様が増えています。
実際にリクナビ2025でも、掲載企業の32%が従業員100人未満の企業様です。(※2024年11月05日時点)また、近年では新卒採用の手法も多様化しています。
本記事では、新卒採用の手法10選をご紹介し、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
リクナビやマイナビなどの就活サイトに掲載する手法。多くの企業様が利用する新卒採用の最もポピュラーな方法です。
大学での就活ガイダンスなどでも紹介されることが多く、就活生の多くがひとまずリクナビやマイナビに登録をします。そのため、自社の知名度を問わず、一定数の学生にアプローチすることが可能です。知名度やマンパワー不足によって応募数の獲得に苦戦しがちな中小企業にとって、特に有効な新卒採用の手法のひとつです。
掲載費用がかかります。また、原稿の作成や学生対応などは専用システムを使用するため、基本的なPCスキルと理解力が必要です。
リクナビでは、基本システムが全て揃った「シンプルプラン」をご用意しており、定価は100万円前後です。(※地域や掲載時期により異なります。)また、ご新規様特別価格もございます。
シンプルプランでは、原稿掲載、エントリー受付、説明会予約受付など、新卒採用活動に必要な工程に関連する システムが一式揃っています。
その他、採用人数が少ない企業様向けに15万円からお申し込み可能なプランもございます。機能は一部制限されますが、初めて新卒採用活動をされる企業様には採り入れやすいプランとなります。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
新卒求人広告「リクナビ」の掲載料金・プラン、オプションや活用方法を解説
社会人経験のない学生たちが読んでもすぐに理解ができるよう、なるべく分かりやすい言葉・表現を使いましょう。専門用語の多用は避けてください。
研修・育成内容の詳細などは、2~3年目の先輩のインタビューを掲載するなどしてわかりやすい内容にすれば、入社後のイメージが湧いて不安の払拭につながります。
合同説明会やイベントへの出展も、学生たちに直接アプローチ・アピールができる良い機会です。多くの学生は、少なからず合同説明会やイベントなどに参加します。
開催企業の集客力に頼れるため、一定の人数にアプローチが可能です。
費用がかかることに加え、参加企業のラインナップによっては知名度の高い他社の存在感に埋もれてしまい、着席数に苦戦することも考えられます。
コロナ禍以降、合同説明会は対面開催とWEB開催の両軸で行われるようになりましたが、株式会社リクルートの調査では、参加希望・参加人数ともにWEB開催の方が多くなっています。WEB開催の場合、移動時間や金銭面にとらわれずに参加できるため、学生からの支持も高いです。
紹介会社が企業の採用条件に合致した学生を選定して紹介するサービスです。
料金体系は成果報酬型が多いため、費用をかけたのに1人も採用できない、ということはありません。効率のいい採用手法のひとつです。また紹介会社が学生を選定したうえで面接を設定できるため、採用工数も減らすことができます。
成果報酬として1人あたり50万円程度を設定している紹介会社が多いため、採用人数によってはかなりのコストがかかります。また、紹介会社を利用する学生は限られるため、出会える学生の数も限られます。
母集団形成のために、大学の就職課への訪問を実施する企業も増加傾向です。
大学訪問は、ターゲット学生に早期に直接アプローチすることが可能です。また、大学と良い関係を構築することで、翌年度以降も継続して学内説明会を開催できるかもしれません。
大学と良い関係性を構築するためには、定期的な訪問が必要です。地方大学であれば、移動コストもかかります。またコロナの影響が尾を引き、新規訪問受け入れのハードルが高くなっている学校もあるでしょう。
ハローワークは、既卒者だけが行くところと思っていませんか?中途採用を支援するイメージが強いと思いますが、大学や大学院、短大、高専、専修学校などの学生の就職をサポートしてくれる、新卒応援ハローワークというものもあります。
コストがかからないことが一番のメリットです。
中途採用のイメージが強いことから、利用する学生数が少ないと考えられ、募集が集まりづらい可能性があります。また求人の受理日や公開日、職業紹介開始日などが決まっているため、一般の採用活動よりスタートが出遅れることになります。
2023年卒では、2021年9月時点で約7割の学生がインターンシップに参加しているというデータもあり、インターンシップを活用した就職活動準備は一般的となっています。
ホームページだけでは伝わりにくい会社や仕事の魅力を伝えることができます。
さらに、1dayなど短期間であれば学生も気軽に参加しやすく、企業の知名度向上にも活用できます。また意欲や能力の高い学生と早期に交流することができ、採用へと繋げることができます。
受け入れ体制の整備が必要のため、通常業務に支障をきたす可能性があります。また、長期で実施する場合には労働契約が必要となり、コストも発生します。
インターンシップのコンテンツの作り方はこちらの記事でご紹介しています。
学生の動機形成に繋がるインターンシッププログラムの作り方とは?
リファラル採用とは、自社の社員から友人や知人を採用候補者として紹介してもらう手法です。欧米では以前から多くの企業に採り入れられていた手法で、近年は日本でも導入する企業が増えています。
自社の理念や企業風土を理解した社員からの紹介のため、求める人物像にマッチした人材を採用しやすく、また面接や入社後のミスマッチも防げます。求人募集の際の採用単価も、求人媒体や紹介と比較するとかなり抑えられるでしょう。
人間関係や配属先への考慮が必要です。また社員への制度の認知、紹介を促すための施策などの検討・実施も必要になります。
詳しくはこちらの記事にまとめています。
リファラル採用、どんな取り組みしてる?導入のポイント、おすすめツールも紹介
採用ホームページは、主に事業内容や募集要項を伝えるメディアとして使用します。目的が求人募集に限定されるため、更新はあまりしません。
一方、採用オウンドメディアは企業の社風や雰囲気を伝えることを目的としています。コンテンツの幅が広く、短期スパンでページを更新をしながら運用していくことが効果を上げるには不可欠となります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
採用サイト・採用オウンドメディアの違いは?適切な活用法を解説
閲覧ターゲットを求職者に絞り、情報を自由に掲載・運営することができます。採用ターゲットを明確にした内容にすることで、応募者の質を上げることが可能です。
制作会社に依頼する場合にはコストがかかります。また、契約内容によっては高頻度で更新・修正をするのは難しい場合が多いです。
オリジナルコンテンツの発信が可能で、採用ブランディングにつながります。また、求職潜在層にもアプローチでき、なかでも自社とマッチ度が高い人材に届きやすく、アクセス解析により常時ブラッシュアップができます。
即効性が期待できる媒体ではありません。採用成功を実現するには、継続運用が必要になります。そのためマンパワーや社内の協力体制が不可欠です。
採用代行とは採用に関する業務を外部にアウトソーシングすることで、RPO(Recruitment Process Outsourcing)とも呼ばれます。
採用担当者の業務負荷が軽減されます。面接などの必要な工程・フローだけに集中することができます。
コストがかかります。また、社内の採用ノウハウが蓄積しにくくなります。
弊社でも代行プランがございますので、ご興味をお持ちの方は下記よりご覧くださいませ。
初めての新卒採用&業務効率化におすすめ。新卒採用サポートサービス『アテンダント+』
Web広告を中心とした採用活動をする企業も増えてきています。
ターゲットをタイプやスペックにより絞り込んで求人情報を配信することが可能です。クリック課金型のため、費用対効果を高めやすくなっています。
ターゲットが明確でない場合や、応募数を重視したり採用人数を多くしたい場合にはあまり向いていません。
弊社でもWebターゲティング広告の運用を行っております。
ご興味をお持ちの方は下記よりご覧くださいませ。
リスティング広告始めました~求人広告代理店の運用の特徴~
そもそも新卒採用にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、新卒採用のメリット・デメリットや中途採用との違いについて解説します。
中途採用の場合、社会人としてのキャリアや実績を踏まえた採用となるため、即戦力として採用するケースが多いです。経験や知識を活かした活躍が期待できる反面、前職との違いに戸惑ったり風土や理念に馴染めなかったりということも考えられます。
一方、新卒採用は、経験や知識がない分自社の理念や価値観を受け入れやすく、社風に適した人材としての成長が期待できます。もちろん育成には時間がかかりますが、自社の将来を担う存在としての活躍可能性があります。
採用にはコストがかかりますが、複数の人材をまとめて採用することで採用コストを抑えることができます。中途採用の場合、面接や入社の時期が決められておらず、採用のたびにコストが発生します。その一方で、新卒採用は入社時期が決められており採用活動をまとめて行うことができるため、比較的コストを削減しやすいと考えられます。
新卒採用のコスト削減については、こちらの記事もご覧ください。
新卒採用にかかる費用はいくら?コストを削減する方法も解説
新卒採用は、学生に企業をPRするために様々な活動を行います。特に中小企業や知名度の高くない企業にとっては、自社を多くの人に知ってもらう絶好のチャンスです。
最近では、SNSやメディアを通して企業研究をする学生も増え、企業の活動や魅力が拡散されれば、多くの人に自社を知ってもらうことができます。定期的に採用広報を行うことで、自社の知名度アップだけでなく志願者の向上も期待できるのです。
新卒採用は、社会人経験や知識がない状態で入社するため、入社後に研修を行い育成する必要があります。社内研修の場合は、社員が通常業務の時間を割いて研修を行うケースもあり、場合によっては既存社員の業務に支障がでることもあるでしょう。
ある程度の即戦力を期待できる中途採用と違い、戦力としての活躍にはどうしても時間がかかりますが、将来的な活躍を見据えた投資期間と捉えてしっかりと準備しておく必要があります。
毎年新卒採用を行う企業も多いですが、採用は景気に左右されやすくなります。採用しやすい年や人材確保が難しい年など、その年によってばらつきが生じてしまうことがあります。また、景気だけでなく天災や風評被害などが採用に影響することも少なくありません。
毎年同じ人数を採用できるとは限らないため、様々な影響を想定したうえで慎重に採用計画を立てることが大切です。
新卒採用は、アルバイト・パート採用や中途採用と比べて年間を通してやることが多くあり、学生に対してのさまざまなアプローチや長期的なフォローが必要になります。
「初めての新卒採用で、何から手を付ければ良いか困っている」
「新卒採用は以前からやっているが、なかなか効果につながらない」
「業務を兼務していて忙しく、応募者を継続的にフォローする時間がない」
そんなお悩みをお持ちの企業様は、新卒採用に関わる業務のアウトソーシングを検討してみるのもおすすめです。
トラコムのテクタス事業部の「採用代行サポートサービス」は、採用担当者の業務負担を減らし、採用活動の効率化や成功をサポートするサービスです。サポート範囲はオーダーメイドで設定でき、「フルサポートでお願いしたい」「一部分だけ代行して欲しい」「データ分析やアドバイスが欲しい」など、お客様のご要望によって柔軟に対応が可能です。詳しくは以下をご覧ください。
▼こちらの記事もご覧ください
初めての新卒採用&業務効率化におすすめ。トラコムの新卒採用サポートサービス
たくさんの採用手法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。採用成功には、欲しい人材ごとにその目的とターゲットを明確に設定することが最も重要です。上記手法のうちそれぞれのメリット・デメリットを理解し、貴社に合う手法を選択してみてください。
本記事でご紹介した他にも、ユニークな手法で採用成功している企業様もあります。ぜひ参考にしてみてください。
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