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地方採用を成功させるには?ポイント・採用事例をご紹介

K.FUNATSU

地方採用を成功させるには?ポイント・採用事例をご紹介

「地方採用に苦戦している」「地方採用を成功させる方法が分からない」とお困りの企業様も多いのではないでしょうか。地方企業や地方に営業所がある企業にとって、地方採用は欠かせません。しかしなぜ地方採用はうまくいかないのでしょうか?

本記事では、地方採用が抱える採用課題と対策についてまとめました。地方での採用成功事例やオススメの採用手法についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

地方採用の採用市場と採用課題について

まずは地方の採用市場と、採用課題について紐解いていきましょう。

地方では労働人口不足が進んでいる

地方での労働人口が不足する要因に、地方から都市部への転出が進んでいることがあります。下記図では、埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・大阪府・福岡県への転入が多くみられ、地方の人口数減少に影響を与えています。

図2 都道府県別転入超過数(2022年、2023年)

※出典:住民基本台帳人口移動報告 2023年(令和5年)結果/総務省統計局

地方就職を希望する学生が少ない

また2024年・2025年の大学・大学院卒の就活生を対象とした、就職先エリアに関するアンケート調査では、地元企業に就職すると回答した学生の割合は以下の通りでした。

  • 都市大学に通う学生…5.6%
  • 地方大学に通う学生…31.9%

※出典:Z世代就活生まるわかり③~地方企業に対する就活生の見解は?/電通報

このことから学生が進学を機に地元から都市部へ転出し、地元へ戻る割合が少なく、地方での労働人口が不足していると考えられます。

1つの求人に対する応募件数が少ない

地方で採用活動をした際に、地方の総人口・労働人口の減少に伴い、都市部に比べて1社に集まる応募件数自体が少なくなってしまいます。

また令和6年7月の有効求人倍率は1.24倍です。コロナ禍以降、大きな変動はありませんが、求職者の売り手市場が続いています。そのため地方採用は都市部と比較しても採用難易度が高い傾向にあるのです。

求人、求職及び求人倍率の推移

※出典:一般職業紹介状況(令和6年7月分)について/厚生労働省

交通手段がない、アクセスが困難なエリアでの募集がある

地方では、勤務地が立地・アクセスに不便な場所にあることも多いです。勤務地が駅から徒歩30分以上、勤務地へ向かうバスは1時間に1本しかないなど、立地が不便なことが原因で応募につながらなかったり、家や駅から近い企業での内定が決まったので選考を辞退されたりといったことにお悩みを抱える地方企業も少なくありません。

地方採用は優秀な人材を採用できるか

地方採用では母集団の少なさから、優秀な人材を採用できるか不安に思う企業様もいらっしゃるかと思います。

結論から言うと、優秀な人材の採用は可能です。ただし、一筋縄ではいかないのも事実です。地元の人材をスムーズに採用できるのが理想的ですが、それにはそもそもの母集団の少なさがネックになります。

しかし、採用ターゲットとなる人材(経験・スキル・年齢など)は全国に存在しています。最近ではUターン・Iターンの就転職を考える層も増えているので、そういった求職者に向けて、いかに自社の制度やメリットを伝えることができるかが重要になりきます。Uターン・Iターンの概要については、次の項目でご説明します。

Uターン・Iターン就職・転職とは?

地方採用をお考えの企業様であれば、Uターン・Iターンでの募集を検討されたことがあると思います。ここからはUターン・Iターンについて詳しく解説します。

Uターン

地方から東京などの都市部へ移住した方が、再び地方の生まれ故郷に戻ることを「Uターン」といいます。例えば、進学のタイミングやキャリアアップを目指した異動・転職などで都会に出て過ごした後、将来のワーキングスタイル、ライフスタイルを見据えて地元に戻るという選択をするケースが多いです。

Iターン

都市部で生まれ育った方が、出身地とは違う地方へ就職や転職をすることを「Iターン」といいます。Uターンとの違いは、ご自身の地元に戻るわけではない点です。

豊かな自然や、ゆったりとした時間の流れの中での暮らし、通勤ラッシュからの解放など、都心部にはないものに魅力を感じてIターンを選ぶケースも少なくありません。

【参考】Jターンとは?

Jターンとは、生まれ育った地域(実家)から進学や就職・転職で都市部に移住した後、故郷に近い地方都市に戻って移住することをいいます。

具体的には、北海道旭川市出身の方が進学で東京へ上京。その後札幌市へ移住する、というようなものを指します。

地方で働きたいと思う求職者はどんな人?

地方採用では、地方で働きたいと思う求職者はどんな人かを把握することが大切です。後ほどご紹介しますが、地方採用では「採用ペルソナ設計」が特に重要になってくるため、地方での就職を希望する方の思考やメリットを考えてみましょう。

地方企業で働きたい求職者の思考

地方で仕事を探す人の中には、「地方の実家で暮らすため」や「子どものために地方での生活を選ぶ」など、ライフスタイルを軸にして仕事を探す人が少なくありません。また自然豊かな穏やかな環境でゆとりのある生活を過ごしたい、あるいは物価が上昇していることから地方で出費を抑えて暮らしたいという志向も考えられます。

そのような方には、地方の企業で働く価値を「仕事のやりがい」だけでなく、「生活するにあたってのメリット」も伝えると良いでしょう。

求職者にとっての地方で働くメリット

  • 経験者や資格保有者は都会に転出することが多いので、地方の企業ではそのような人材は重宝される
  • 都会に比べると地価が低く、安い家賃で広い部屋に住むことができる
  • 公共交通機関を使う場合、都会では通勤ラッシュと呼ばれる時間帯でも混雑を感じること無く出勤できる可能性が高い

など、仕事面よりも生活面でのメリットが挙げられます。

地方採用の成功のコツ

ここからは地方で働きたいと思う求職者の思考やメリットを踏まえて、地方採用を成功させるコツについて解説していきます。

1.地方で働きたい求職者の採用ペルソナ設計を行う

地方で働きたいと思う求職者はどんな人か、採用ペルソナ設計を立てることが重要です。採用ペルソナとは、企業が求める人材を具体的に描いたものです。

参考記事:採用ペルソナとは?失敗しない作り方やテンプレートを紹介

例えば、地方採用での採用ペルソナには以下のような人物像があてはまります。

■年齢:27歳
■性別:男性
■職歴:東京の食品メーカーで企画・開発・営業を担当
■趣味:キャンプなどのアウトドア・登山・釣り・自家栽培
■地方への転職理由:食品メーカーでの勤務経験を活かし、地方の食品メーカーで地域活性化や特産物の企画・開発に取り組みたいと考えている
■生活:趣味のアウトドアを充実させるために家賃や駐車場料金の安い地方で暮らしたい

2.地方企業で働きたい求職者が求めている情報を伝える

地方での就職を希望するターゲット層へ向けて、求職者が求めている情報を求人原稿で伝えることが重要です。

仕事内容はもちろん、入社してから1週間、1ヶ月…一人前になるまでの流れをイメージできる内容を具体的に原稿に記載しましょう。また、仕事のやりがいは人それぞれ違います。仕事内容とは別に、どのようなところにやりがいを感じて働いているかといった、スタッフの生の声を伝えることも効果的です。スタッフの取材が可能であれば、生の声を原稿に反映させましょう。

3.地方企業で働きたい求職者に求人を見てもらえるキーワードを設定する

せっかく良い求人原稿ができても、求職者に見てもらえないようでは意味がありません。ターゲットとなる求職者が検索しそうな職種名や仕事内容、そのほか人気のキーワードを原稿に記載することが重要です。

参考記事:求人キーワードを原稿に記載することで採用率アップにつながる/人気の検索ワードを解説

求職者が検索するキーワードを簡単に調べることができるツールとして、「Airワーク 採用管理」を後ほどご紹介します。

4.SNSやオウンドメディアで発信を行う

企業のSNSやオウンドメディアで、地方で働く社員を紹介することも効果的です。昨今の求職者の仕事探しの動向として、求人サイトだけでなく、企業のホームページや採用サイト・SNSなどを確認する方がほとんどです。そのため企業のSNSやオウンドメディアを通じて、地方で働く社員の日常や職場の雰囲気・地域を紹介することで、求職者がその地域・会社で働くイメージを具体化でき、応募につながる可能性も高まります。

SNS採用(ソーシャルリクルーティング)とは?おすすめのSNSや活用のポイント

採用オウンドメディアの効果って?運用のポイントをご紹介

5.面接交通費の支給や手当を支給する

地方での面接交通費や引越し代は、都市部で働く求職者が負担に感じるポイントです。対面面接の場合、交通費を全額支給するのは大変だと思いますので、せめて一部支給やQUOカードなどのギフト券を支給し、少しでも応募の心理的ハードルが下がるよう努めましょう。他にも、入社後に引越し手当などを支給するのも有効です。

「地元に帰って働きたい、でも在職中だから面接に行けない」そんな求職者に少しでも寄り添ってあげられるような要素を設けることで、よりU・Iターン希望者からの応募が集まりやすくなります。

6.面接は柔軟に対応する

都市部で働きながら地方で転職活動を行う求職者と対面で面接を行う場合、面接の日程調整が難しく、せっかく応募があっても面接に繋がらないリスクがあります。

そのため面接はWebで実施する、最終面接だけ対面面接にする、面接は対面面接で1度きりにするなど柔軟に対応することをおすすめします。

※参考記事:オンライン採用の注意点とは?メリットも解説

地方採用の事例紹介

ここからは弊社トラコムがサポートした企業様の、地方採用での成功事例をご紹介します。

1.全国展開している清掃会社のお客様の場合

採用課題

滋賀県のとある地域での募集。地元の折込求人に掲載しても、タウンワークに掲載しても応募がまったく無いという悩みから、弊社にご相談をいただきました。

打ち手

業務内容、車で通勤する場合のアクセス、電車やバスで通勤している方がどのように出勤されているかなどを詳細にヒアリングし、リアルな情報を求人原稿に記載。

また人口流入データなどを活用し、他の地域からの流入が十分に見込める地域へ求人が露出されるように設定しました。

結果

今まで応募数が0件だったのに対し、4週間の掲載で15件の応募を獲得。

採用された方は、清掃経験はあるが結婚を機に仕事を一度離れ、ご主人の仕事の都合で地方に引っ越した方でした。応募数UPだけでなく即戦力の採用にも成功し、担当者の方にもご満足いただけました。

2.多店舗展開を行うコンビニ業界のお客様の場合

採用課題

三大首都圏では応募数を担保できているものの、同じ手法で地方で募集をしても応募数が少なく採用ができず。また店舗ごとに採用活動に使える予算が決まっているため、募集店舗だけ予算をアップさせることは難しい状態でした。

打ち手

1店舗ごとの採用緊急度と採用難易度を割り出し、店舗の採用状況の可視化を実施。採用の緊急度が「低」の店舗から「高」の店舗へ予算配分を実施するとともに、予算設定に応じた媒体選定を行いました。

結果

トータルの採用予算はそのままに、適切な予算配分や媒体選定を行ったところ、全体の応募数が1.8倍になりました。地方の店舗の応募数を増やすことが目的でしたが、上記の取り組みで、結果的に全店舗の応募数アップにつながりました。

地方採用におすすめの求人サイト・採用手法

最後に、地方採用におすすめの採用サイト・採用手法をご紹介します。

1.Indeed

Indeed(インディード)は、世界でNo.1(※参考:Comscore, 総訪問数, 2024年3月)の求人サイトです。

クリック課金型の求人のため、求職者に自社の求人原稿をクリックされない限り、チャージした金額が消費されない仕組みとなっています。

掲載するごとに費用が発生するものではなく、掲載してクリックされて初めて費用が発生しますので、地方企業のように労働人口が少ないため都心に比べて応募数が少ない募集において、無駄なコストがかからないというメリットがあります。

Indeedを活用した地方採用についてはこちらの記事からご確認いただけます。

Indeed(インディード)は地方採用にも強い|おすすめの理由と成功事例をご紹介

Indeed(インディード)は地方採用にも強い|おすすめの理由と成功事例をご紹介

2.Airワーク 採用管理

Airワーク 採用管理は0円でカンタンに求人募集ができる採用管理サービスです。Airワーク 採用管理で有料掲載を行うと、Indeed PLUSという求人配信プラットフォームを通じて、タウンワークやリクナビNEXTなどの連携求人サイトにも求人広告を配信できる可能性があります。

Indeed以外のサイトにも求人情報が載ることで、アプローチできる求職者が増え、自社に合った人材と出会える確率が上がることを期待できます。

※参考記事:Airワーク 採用管理(エアワーク)の利用料金は?有料オプションも詳しく紹介

Airワーク 採用管理(エアワーク)の利用料金は?有料オプションも詳しく紹介

Airワーク 採用管理の相場検索ツールは求職者が検索するキーワードを調べられる

代理店向けのAirワーク 採用管理では、Indeed PLUSの実績(※)をもとに、求職者レジュメに記載されている「キーワード」を検索できるようになりました。
※直近1年間で有料配信開始した求人(2024年2月6日以前に有料配信開始した求人は除く)

例えば「指定した都道府県に住む or 希望勤務地に含む」といった条件に合致するレジュメに記載されているキーワードをランキングで表示でき、求職者の傾向や志向を知れる貴重なデータです。「3.地方企業で働きたい求職者に求人を見てもらえるキーワードを設定する」でご説明した通り、地方企業で働きたい求職者に求人を見てらもらえるよう、Airワーク 採用管理の相場検索ツールを参考にして求人原稿に求職者が検索しそうなキーワードを記載させましょう。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

Airワーク 採用管理で採用相場データが分かる|相場検索ツールについて解説

3.Webツールを活用する

都市部の求職者が地方企業との転職活動をスムーズに進めることができるように、Webツールの活用がオススメです。

採用動画

採用動画は、企業の魅力を視覚的に訴求し、求職者の興味関心を高める効果的な採用ツールです。具体的には採用ショート動画や会社説明会の録画などがあります。

Web面接ツール

Web面接ツールは、時間や場所の制約を受けずに面接を実施できるため、採用活動の効率化やコスト削減に効果的です。面接官と応募者が物理的に同じ場所に集まる必要がなくなり、移動時間や交通費を節約できます。

代表的なWeb面接ツールは以下の2つです。

4.ハローワークに掲載する

ハローワークはその地域にお住まいの方が、仕事探しの際に活用するため求人票を掲載することで地元の方の目に留まる可能性があります。無料で求人票を掲載することができるため、掲載コストがかからないこともポイントです。

5.大学・専門学校・高校と連携する

地元の高校や大学と連携し、学生向けに求人を掲載することでその地域に住んでいる学生を採用することができます。特に地元に残って働きたいと考えている学生ほど、学校のキャリアセンターや求人票を確認するので効率的に認知につなげることができます。

6.求人チラシを活用する

チラシの作成やポスティングに費用はかかりますが、その地域にお住まいの方にダイレクトに求人票を届けることができます。その他にも、店舗や役場などで求人チラシを貼ることも効果的です。

求人チラシで求人募集をする方法についてはこちらの記事よりご確認いただけます。
求人広告チラシで求人募集する方法。特性や広告テンプレートもご紹介

求人広告チラシで求人募集する方法。特性や広告テンプレートもご紹介

地方採用の相談はトラコムにお任せください

本記事では地方採用にお悩みの企業様へ向けて、採用成功のコツや採用事例についてご紹介しました。地方採用のポイントは「地方で働きたいと思う求職者に向けて会社やその地域の魅力を訴求すること」です。そのためには、どのような求職者が地方で働きたいと考えているか把握したうえでの採用ペルソナ設計が重要です。「採用ペルソナ設計が難しい」「地方採用を成功させたい」などのお困りごとがありましたら、ぜひトラコムにご相談ください。最適なサービス・施策をご提供します。

まとめ

地方での労働人口が減少している中、地方採用を成功させるためには採用戦略が重要です。弊社トラコムは全国6拠点に営業所があり、地域密着型のサポートを実施しています。各エリアごとの求人データなども社内で共有しており、地方採用での実績も豊富なためお客様の採用成功に向けてサポートすることが可能です。 地方採用にお困りの企業様はぜひトラコムへお問い合わせください。

この記事を書いた人

K.FUNATSU

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2017年に新卒入社し、大阪支社営業部に在籍。
5年間京阪エリアにて運送業や製造業などのブルー系業種のほか、
介護業界・サービス業など100社以上の中小企業の中途採用を経験。

その後、大手担当として総合企画部に配属。
全国にある飲食業や販売・サービス業を中心に担当し、
リクルート商材やIndeedを扱いながら、
中長期的な採用プランの提案から効果の改善まで幅広く担当。

また、採用率向上のための現場研修や、
費用対効果を高めるためのセミナーなどを企画・実施。

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