
トラコム社員がお届け!
介護業界において、ヘルパーの募集・採用に苦戦されている企業様は多いのではないでしょうか。
本記事では、ヘルパーの採用市場や求職者心理を踏まえ、効果的な求人広告の書き方・コツを解説します。
ヘルパーの募集におすすめの採用手法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
まずはヘルパーの採用難易度や離職理由といった採用事情や求職者の心理をみていきましょう。
厚生労働省のデータによると、2023年2月の介護業界の有効求人倍率は3.58倍。
これに対し、ヘルパーを採用する際に競合することが多い職種の有効求人倍率はこちらです。
このように、他職種と比較して介護職種のほうが有効求人倍率が高いため、ヘルパーは採用が難しい職種と言えます。
参照)厚生労働省/一般職業紹介状況(令和5年2月分)について
株式会社リクルートが調査したレポートによると、介護職の離職理由として、以下のような「給与」に関する声が上位に挙がっています。
また、
といった理由から、勤務を続けていく中で「体力的にきつい」ことで退職される人も多いようです。
参照)株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター/[業界別レポート]働く人と職場2019-介護サービス編-
株式会社リクルートの調査によると、性別×就業状況別の希望の通勤時間はこちらです。
通勤時間15分~30分未満 | 通勤時間15分未満 | 徒歩圏内 | |
男性×就業者 | 51.9% | 45.2% | 39.9% |
男性×非就業者 | 53.1% | 50.0% | 43.8% |
女性×就業者 | 50.2% | 55.6% | 44.9% |
女性×非就業者 | 48.4% | 58.1% | 56.5% |
ヘルパーの採用ターゲットとなりやすい女性×非就業者では、30分以上かかる場所よりも、近くで働ける場所を希望する傾向にあります。
求人広告では通勤の利便性を伝えることで、応募先の候補となる可能性が高まります。
参照)株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター/介護関連資格保有者の意識レポート~介護業界への就業に関する意識調査より~
同調査での「報酬形態」に関して重視する条件は、「各種手当あり」が73.3%と最も高くなっています。
一方、避けている条件としては、「歩合給あり」が32.6%と最も多くなっています。
このことから、給与だけでなく、福利厚生や手当が充実していることを気にされる方が多いようです。
企業ならではの福利厚生や手当が充実していることをアピールすることで、他社との差別化につながるかもしれません。
勤務日数・時間やシフトに関して重視する条件について、性別×就業状況別でみると、男性×就業者は「完全週休二日制(毎週2日の休みあり)」が46.2%。また、女性×就業者では「土日祝休み(土日祝日に休みあり)」35.6%と高い割合となっています。
女性×非就業者では「家庭都合のお休み調整可」54.0%、「時間や曜日が選べる・シフト自由」43.5%となっていることから、自社の採用ターゲットに応じて打ち出す内容を変えることが大切だと言えます。
*原稿例
介護業界では、介護士やケアマネージャー、生活相談員や看護師など、ヘルパー以外でも人が必要というケースは多いでしょう。
「どうせ募集するならケアマネも入れよう!」「実は看護師も欲しいんだよね」と、複数職種で募集してはいませんか?
応募効果を出すポイントは、1職種1原稿で掲載すること。
職種によって業務の範囲や求められるスキルが異なるケースが大いにあります。
あれもこれもと同時に募集してしまうと、仕事内容や仕事の魅力が伝わりづらく、結果、応募獲得からは遠のいてしまいます。
採用ターゲットからの有効応募を獲得するためにも、「1職種1原稿」を意識しましょう。
こちらの記事では、職種やターゲット別に原稿を分けて効果の出た事例をご紹介しています。併せてご覧ください。
【トラログ事例】介護業界/実はシンプルなことだった!?応募獲得のための見直しポイントとは
ヘルパーの募集には、タウンワークとIndeed(インディード)がおすすめです。それぞれの特徴についてお伝えします。
タウンワークは地元密着型の求人媒体で認知度も高く、地元で働きたいアルバイト・パートを採用する場合におすすめです。
特にヘルパーの採用ターゲットとなりやすい「女性×非就業者」は通勤に時間をかけたくない傾向があるため、近くの方を採用ターゲットにするならタウンワークがマッチしています。
またタウンワークはフリーペーパーとネットの両方に掲載できるため、双方からのアプローチが可能。生活圏内でフリーペーパーを手に取ってもらいやすく、ネットでも地域×職種の検索で仕事を探しやすい仕様となっています。
しかし、近年求人の掲載件数は増加傾向にあるため、自社の求人を見つけてもらうのが難しくなっています。
全国求人広告協会によると、2023年2月の掲載件数は1,349,818件(前年同月比+11.6%)。
タウンワークネットに掲載されている東京の「医療/介護/福祉」職種は15,705件です(2023年4月5日時点)。
そこでおすすめなのが、タウンワークのオプション商品「サーチローテーション」。
タウンワークネットの検索結果ページの上部と下部に広告枠に表示させ、原稿の発見性を高めるものです。
求人の掲載件数が多い介護業界においては、まずは求人を見つけてもらうことが重要です。実際にサーチローテーションを付けてタウンワークにご掲載いただき、平均応募数が約2.5倍になった事例も。
サーチローテーションについて詳しくはこちらをご覧ください。活用方法や事例をご紹介しています。
たった2万円で応募数4倍!?タウンワークサーチローテーションの効果
Indeed(インディード)は、世界でNo.1の求人サイトです。
無料で掲載することもできますが、スポンサーオプション(有料)を使って、より効率的に採用を行うことができます。
チャージ、クリック課金という仕組みをとっているため、案件数や掲載料金のコントロール等、自由度が高いのも大きな特徴です。
Indeedはキーワード検索により求人情報を探す仕組みとなっているため、ヘルパーとして働きたい方が検索するようなキーワードを原稿内に入れることが重要です。
有資格者の中でも経験者とブランクありの方では検索するキーワードの傾向が異なります。
そのため、経験者or未経験者、実務経験ありorなし、ブランクありorなしなど、採用ターゲットを詳細に明確にし、その採用ターゲットに向けた原稿を用意することが効果を出すポイントです。
Indeedの特徴や仕組み、効果的な運用方法についてはこちらの記事で解説しています。
Indeed掲載の特徴・仕組みとは?掲載のメリット・デメリットや導入方法、事例や代理店の選び方
弊社で担当させていただいているお客様の中から、ヘルパー募集の採用に成功した事例をご紹介します。
大阪の介護施設で、ヘルパーの募集。 現状だと週1件程の応募はくるが、毎月の応募数を最低でも5件以上欲しい、といったご相談をいただきました。
採用ターゲットは1つの決まったものではなく、経験者や未経験者など複数採用したいとのことだったため、採用ターゲットごと(主婦・主夫、Wワークなど)に複数の原稿を作成しタウンワークのA2サイズで掲載。
その際、サーチローテーションとオウンドパックのオプションを装着。IndeedとAirワーク 採用管理にも掲載することで露出度を上げました。
結果、4週間掲載で月9件の応募獲得に成功しました。
採用難易度の高いヘルパーの募集。ヘルパーが求めている条件をしっかりと打ち出してあげることで安心につながり、応募獲得につながります。求職者の心理や今の採用市場を捉えて、効果のでる採用活動を行いましょう。
弊社トラコムは、長年全国にある企業様と求職者のマッチングを実現してきました。 タウンワークやIndeedのほか、リスティング広告を使った人材採用支援、採用オウンドメディアの採用オウンドメディアのコンテンツ企画・デザイン制作・ライティング・運用サポートなど、幅広いサポートをワンストップで対応させていただいております。
介護職・ヘルパーの人材募集でお困りの方は、トラコムまでご相談ください。
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