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採用キャッチコピーの作り方・6つのコツを事例を交えて解説!

採用キャッチコピーの作り方・6つのコツを事例を交えて解説!

ホームページや広告に求人情報を載せる際に「採用キャッチコピー」を考えることがあるでしょう。効果の出るキャッチコピーを作るには、一定のコツを押さえておく必要があります。

当ページでは、採用キャッチコピーの種類や役割・重要性に触れながら、効果的な採用キャッチコピーを作る際のコツや注意点について詳しく解説しています。事例として、著名企業が実際に活用している採用キャッチコピーも紹介しているので、ぜひご参照ください。

採用キャッチコピーとは

採用キャッチコピーとは、求職者に向けて自社の魅力や価値観などを端的に伝える簡潔なフレーズです。採用ページや求人広告で最初に目に入るものとなるため、一瞬で求職者の興味を惹き付け、心をつかむようなインパクトのある言葉にする必要があります。

近年は多くの企業が人手不足で悩んでおり、人材の獲得競争が激しくなっています。そのような状況で採用活動を成功させるには、効果的な採用キャッチコピーで独自性をアピールし、他社との差別化を図ることが不可欠です。

採用キャッチコピーの種類

採用キャッチコピーには、主に次の2種類があります。

  • 採用ページで使うキャッチコピー
  • 求人広告で使うキャッチコピー

それぞれ以下に解説します。

採用ページで使うキャッチコピー

企業のホームページにある採用情報ページなどで使用するキャッチコピーです。一般的に「採用キャッチコピー」といえばこちらを指します。

ファーストビューとなるページ上部に目立つように配置され、求職者の興味を惹き付けながら、会社の魅力や採用したい人物像などを端的に伝える重要な役割を担います。

「企業キャッチコピー」と呼ばれる会社全体のキャッチコピーとは別に作成されることが多く、働くイメージを持ってもらうなど採用活動ならではの目的に沿った内容にするのが一般的です。

特に新卒採用の募集ページで活用されることが多く、働くイメージを具体的に抱きづらい学生に対して効果を発揮しますが、中途採用の募集ページでも作成されることがあります。

なお、当ページでは採用ページで使うキャッチコピーについて主に解説しています。

求人広告で使うキャッチコピー

さまざまなメディアで人材を募集する際の求人広告で使用するキャッチコピーです。求人広告のタイトルなどに使用されるもので、採用ページで使うキャッチコピーとは違った観点で作成する必要があります。

採用ページで使うキャッチコピーは、インパクトやブランドイメージなどを重視した端的なフレーズで作成されるため、それ単体では詳細な意味が分からないことも多くあります。一方、求人広告で使うキャッチコピーでは「分かりやすさ」が重視されるため、より具体的な表現で伝えるべき情報を盛り込むことが大切です。

求人広告で使うキャッチコピーについて詳しくは、以下のページをご参照ください。

求人広告で効果的なキャッチコピーや見出しの決め方のコツやポイントをご紹介

採用キャッチコピーの事例

採用キャッチコピーについてより具体的にイメージできるよう、ここでは著名企業が実際に活用している採用キャッチコピーの事例をご紹介します。

フリー株式会社

『スモールビジネスから、もっと社会をおもしろくする。』

出典:採用情報 | フリー株式会社

バックオフィス業務のクラウドサービスを展開しているフリー株式会社の採用キャッチコピーです。企業キャッチコピーでも使用している「スモールビジネス」というキーワードを、採用キャッチコピーと共通で使用しています。同じキーワードによって統一感を出し、ブランドの世界観を効果的に演出しているキャッチコピーです。

株式会社ほぼ日

『いい人募集。』

出典:東京糸井重里事務所のいい人募集。- ほぼ日刊イトイ新聞

コピーライターとして有名な糸井重里氏が社長を務める株式会社ほぼ日の採用キャッチコピーです。あえて具体化せず「いい人」という抽象的な表現にすることで、多くの人が「いい人って何だろう?」という興味を抱いてしまうのではないでしょうか。「良い人」ではなく「いい人」と、ひらがなを使用していることで、言葉の意味に含みを持たせているのもポイントです。

アサヒビール株式会社

『挑戦の先には、いつも最高の乾杯がある』

出典:新卒採用|アサヒビール

幅広い商品ラインアップで多くの価値を提供しているアサヒビール株式会社の採用キャッチコピーです。「乾杯」というアルコール飲料を扱う企業ならではのキーワードを使用しつつ、「挑戦」という言葉で前向きに働くイメージと結び付けています。仕事終わりに仲間と乾杯している自分の姿を思い浮かべてしまうような、想像力を刺激するキャッチコピーです。

株式会社 電通

『キミはどんな先駆者になる?』

出典:電通 新卒採用サイト|DENTSU INC. RECRUITING 2026

大手広告代理店である株式会社電通の採用キャッチコピーです。「先駆者」というキーワードで「既成概念にとらわれない」「イノベーションを起こす」といった活動的なイメージを生み出しながら、「?」を使って問いかけることによりターゲット層の興味を惹き付けています。「君」という漢字を使わず「キミ」とすることで堅苦しくない印象を与えていることにも注目です。

株式会社ディー・エヌ・エー

『「面白がり」、求む』

出典:採用情報 | 株式会社ディー・エヌ・エー

ゲームやエンターテインメントなどの分野で社会に貢献している株式会社ディー・エヌ・エーの採用キャッチコピーです。「面白がり」という抽象的、かつ日常ではあまり使われないキーワードで興味を引きつつ、「自分が当てはまるのではないか?」と感じさせる印象的なフレーズとなっています。多様なサービスを展開する同社のイメージを効果的に表しているといえるでしょう。

採用キャッチコピーの役割・重要性

採用キャッチコピーの主な役割は次の通りです。

  • 応募者の数を増やす
  • 採用ミスマッチを防止する
  • 企業ブランディングを促進する

以下、それぞれの重要性を交えて解説します。

応募者の数を増やす

採用キャッチコピーの重要な役割の1つは、応募者の数を増やすことです。

多くの場合、採用キャッチコピーは採用情報ページのファーストビューに目立つよう配置されるため、ユーザーが企業に抱く第一印象を左右する大切な要素となります。求職者の興味を引き、求人情報の詳細まで見てもらうためには、まずは魅力的なキャッチコピーでインパクトを与えることが重要です。

採用キャッチコピーで多くの求職者を求人情報の詳細まで誘導することにより、結果として応募者数が増え、効率的に母集団が形成できる効果が期待できます。

採用ミスマッチを防止する

採用ミスマッチを防止することも、採用キャッチコピーの役割の1つです。

効果的な採用キャッチコピーにより、ターゲットとなる人には「自分のことだ」と興味を持ってもらう一方で、ターゲットにそぐわない人には「自分には合わない」と感じさせるといった振り分けを行うことが可能となります。

その結果、自社にマッチしない人材からの応募が減ることにつながり、採用ミスマッチを防止できます。

企業ブランディングを促進する

採用キャッチコピーは、企業ブランディングの促進にも役立ちます。

採用キャッチコピーは企業の魅力や価値観を簡潔なフレーズで端的に表現するものです。そのため、それを見た求職者に、企業文化やブランドイメージを分かりやすく想起させます。たとえ応募に至らなかったとしても、一度抱いたその印象が後々まで残り続け、将来的に顧客や取引先として接触する際にも影響を与えるでしょう。

そのため採用活動に限らず、企業全体のブランディングにも、採用キャッチコピーは役立つといえます。

効果的な採用キャッチコピーを作る6つのコツ

効果的な採用キャッチコピーを作るためのコツとして次の6つがあります。

  • 語りかける口調を意識する
  • 句読点をうまく使ってリズムをつける
  • カタカナ・ひらがな・漢字を適切に選択する
  • 自社ならではのワードを使う
  • 採用ターゲットを表現するワードを入れる
  • ミッション・ビジョン・バリューを表現する

それぞれ順に解説します。

語りかける口調を意識する

効果的な採用キャッチコピーを作るコツの1つは、「?」を使用して質問の形にするなど、語りかけるような表現にすることです。

その際は、口語で柔らかいフレーズを用いて、堅苦しい印象にならないよう意識しましょう。フレンドリーな表現で親しみのある雰囲気が出せれば、応募しやすくなる効果も期待できます。

【具体例】

句読点をうまく使ってリズムをつける

句読点をうまく使ってリズムをつけることも、効果的な採用キャッチコピーを作る際のコツの1つです。

俳句や短歌では決められた文字数でリズムをつけるのが心地良さを醸し出すポイントですが、採用キャッチコピーでも読んだ際のリズムを意識することをおすすめします。強調したいキーワードの前に「、」(読点)を入れて区切るなど、工夫してみましょう。また、「。」(句点)を末尾につけることで、同じフレーズでも印象が変わってきます。

【具体例】

カタカナ・ひらがな・漢字を適切に選択する

日本語で使用されるカタカナ・ひらがな・漢字という3つの文字種を適切に選択するのも、効果的な採用キャッチコピーを作る際には意識したいポイントです。

同じワードやフレーズであっても、どれを選択するかで印象が変わってきます。一般的には漢字を使うワードをカタカナにしたり、全てのフレーズをひらがなにしたりなど、あえて独特な記述にすることでインパクトを与えるのも有効です。さらに、英語やアルファベットも候補に入れながら、適切な文字種を選択しましょう。

【具体例】

自社ならではのワードを使う

業種・業態に関係なく使えるような、汎用的な表現ではなく、事業内容や強みなどに基づいた自社ならではのワードを使用するのも採用キャッチコピーでは有効です。

これにより、自社独自の魅力を効果的にアピールしながら他社との差別化を図ることができ、訴求力の向上が期待できます。例えば下記の例の「乾杯」や「一粒」など、自社の商品・サービスにちなんだワードを使えないか検討してみましょう。

【具体例】

採用ターゲットを表現するワードを入れる

採用ターゲットを表現するワードを入れるのも、採用キャッチコピーを作成する際に意識しておきたいコツの1つです。

どのような人材を採用したいかを分かりやすく盛り込むことで、ターゲットがそのキャッチコピーを「自分のこと」としてとらえられるため、効率的に興味を引き、応募に至る可能性を高められます。また逆に、対象外の人を「自分には合わなそう」と遠ざけるスクリーニングの効果も期待できます。

【具体例】

ミッション・ビジョン・バリューを表現する

採用キャッチコピーでミッション・ビジョン・バリューを表現するのも基本的なコツの1つです。

■ミッション(Mission)
企業の存在意義となる重要なもので、過去・現在から未来へ向かって果たすべき使命といえます。

■ビジョン(Vision)
ミッションを追い求めた結果として実現するべき未来の姿です。

■バリュー(Value)
ビジョンに向かってミッションを日々遂行していく中で、顧客に提供できる価値や強みのこと。

ミッション・ビジョン・バリューを採用キャッチコピーで表現することで、求職者は働くイメージが明確になり、企業ブランディングにもつながります。

【具体例】

採用キャッチコピーを作る際の注意点

採用キャッチコピーを作る際の注意点は、次の通りです。

  • 必要に応じて詳しい意味を説明する
  • 目的を意識して作成する
  • キャッチコピーを載せる場所のデザインにもこだわる

以下、順に解説します。

必要に応じて詳しい意味を説明する

採用ページでは、採用キャッチコピーとともに、それがどういう意味なのかを具体的に説明する文章を載せることが多くあります。

一般的に採用キャッチコピーは、インパクトや企業イメージなどを重視した短いフレーズで作成されるため、求職者の興味を引きつけたり、ブランディングに向けた世界観を演出したりすることはできても、詳細な意味までは分からないことが多いからです。

そのため、必要に応じて同じページ内に説明文を掲載し、具体的な意味を補足しておくことをおすすめします。

目的を意識して作成する

採用キャッチコピーは、「求職者に何を伝えたいか」「見た人にどう感じてもらいたいか」を考えながら、目的を意識して作成することが重要です。

「何となくかっこいいから」「好きな言葉だから」など、明確な目的意識のないあいまいな動機で作成してしまうと、効果的な採用キャッチコピーに仕上げるのは難しいでしょう。

一般的に採用キャッチコピーの方向性は、以下の3種類に大別されます

  • 採用ターゲットの興味を引く
  • 採用したい人物のイメージを伝える
  • 自社のミッション・ビジョン・バリューを表現する

まずはどの方向性で作成するかを決定してから、具体的なフレーズの検討に入るようにしましょう。

キャッチコピーを載せる場所のデザインにもこだわる

採用キャッチコピーの効果を高めるには、目的を意識したワードやフレーズの選定も大切ですが、キャッチコピーを載せる採用ページなどのデザインも重要なポイントです。

同じキャッチコピーでも、どのようなデザインのページに載せるかによってユーザーに与える印象が大きく変わります。そのため、配置や色使いなどの詳細にまでこだわりながら、キャッチコピーの内容にマッチし、効果を引き立ててくれるデザインにする必要があります。

また、使用するフォントの種類もユーザーの印象を左右する要素の1つです。正しいフォント選びについて詳しくは、以下のページをご参照ください。

本当にそのフォントで大丈夫?正しいフォント選びで魅力を100%伝えよう

なお、デザインに自信がない場合は、プロのデザイナーに依頼するなど専門家のサポートを受けるのがおすすめです。弊社トラコムでは、採用ホームページのデザインや制作に関するさまざまな相談を受け付けています。ぜひご利用ください。

採用サイトの制作費用は?料金相場や注意すべきポイントを徹底解説

採用キャッチコピーを作る手順

採用キャッチコピーは、次の手順に従って作成するのが基本です。

  • 採用ペルソナを決める
  • 市場調査をする
  • 伝えたいメッセージを決める

以下、順に解説します。

採用ペルソナを決める

採用キャッチコピーを作る際には、具体的なワードやフレーズの選定に入る前に、まずは採用ペルソナを明確にします。

採用ペルソナとは、ターゲットとなる人物像を具体化した「架空の人物」のことです。採用ペルソナを設定することで、どのようなワードが響くか、どのような表現を使えば「自分に向けたメッセージだ」と感じてもらえるかを検討しやすくなります。

なお、採用ペルソナの決め方について詳しくは、以下のページをご参照ください。

採用ペルソナとは?失敗しない作り方やテンプレートを紹介

市場調査をする

採用ペルソナが明確になったら、「どのような競合他社がいるのか」「どういった採用キャッチコピーを活用しているのか」といった市場調査を行います。

ここでいう競合他社とは同業とは限りません。採用ペルソナを参考にしながら、人材獲得の面でライバルとなる他業種の企業もリストアップしましょう。

リストアップした競合他社のキャッチコピーを参考にすることで、どのようなキャッチコピーを作ればよいか、作り方の参考になるでしょう。また効果の最大化に向けて差別化を図る方法についても検討しやすくなります。

伝えたいメッセージを決める

次に、市場調査の結果を基に、いよいよ伝えたいメッセージを決める作業に入ります。使うワードや表現などのディテールよりも、まずは「何を伝えたいか」を決めましょう。

自社のミッション・ビジョン・バリューを伝えたいなら、自社の特徴について、特に伝えたい部分が何かを絞り込みましょう。伝えたい内容をあれもこれもと盛り込みすぎると、冗長な印象を与えインパクトが弱くなってしまいます。訴求したいメッセージは1つに絞るのがおすすめです。

伝えたいメッセージが決まったら、シンプルで短いフレーズで、それをどのように表現するかを練っていきましょう。

採用ページ・求人広告作成のサポートならトラコムへ

「効果につながる採用キャッチコピーが作成できない」「採用ページからの応募が少ない」「効率的に求人広告を打ちたい」など、採用ページや求人広告に関する課題やご要望をお持ちの際は、ぜひ弊社トラコムにご相談ください。

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まとめ

ホームページや求人広告に設置する採用キャッチコピーは、採用効果に影響する重要な要素です。

短い言葉ですが「応募者の数を増やす」「採用ミスマッチを防止する」「企業ブランディングを促進する」など、採用において重要な役割があります。

当ページで解説した「6つのコツ」を参考に、効果の出やすいキャッチコピーを検討していきましょう。

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