
トラコム社員がお届け!
大学を卒業して約2年間、管理栄養士として勤務。そんな私は周りの友達も栄養士が多いです。
そこで今回は、自分の就職活動の経験や友達の転職事情、求人広告の営業としての知識も合わせ、栄養士を採用するためのコツをご紹介します。
栄養士や管理栄養士は、どちらも食事と栄養のスペシャリストです。
「給食のおばちゃん」をイメージする方も多いのではないでしょうか。
食事の調理や献立作成、食品の衛生管理などがメインの仕事になります。
栄養士という資格を取得した後、その資格を元に活用する場所はさまざまです。
病院や介護福祉施設、保育園、学校給食、スポーツ施設などが多くなっています。
一般社団法人 全国栄養士養成施設協会/卒業生の就職率と就職先
https://www.eiyo.or.jp/about/shushoku.html
栄養士を志す人の中には、何かきっかけがあったという方も多く、
「自分が入院していた時の病院のご飯が美味しくなかった」
「おばあちゃんが利用していた施設の食事が良くなかった」
「子どもたちが食事をして喜ぶ笑顔を見たい」
など、きっかけや思いはさまざまです。
このように、何か目標を持って栄養士の仕事をしている人は少なくありません。
そのため、就職先を選ぶ際も、仕事内容を重視する傾向にあります。
そんな私もトラコムに入社する前は、「患者様の健康を食事でサポートしたい」という夢を持って、病院で約2年間勤務しました。
生活の中で大切な”食事”で人々を支えることができる、とてもやりがいのある仕事だと今でも思っています。
栄養士業界は、女性が全体の90%を占めています。
管理栄養士の資格が取れる大学もほとんどが女子大です。
私の進学した学校は共学で、男性が多いと言われていましたが、それでも全体の75%が女性でした。
男女共同参画局/職業における女性の進出
https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/sankakujokyo/2000/3-1.html
ライフイベントが多い女性は、産休や育休など休業することもあります。
全員というわけではありませんが、お仕事を休職する、社員からパートへ働き方を変えるなどする人もいます。
栄養士として現役で働く人は、学校を卒業してすぐの経験が浅い20代や、仕事復帰を目指す主婦の40代なども多く、 その間の30代が少ないというのも特徴です。
そのため「誰でも働きやすい環境作り」は、栄養士の採用において重要なポイントです。
他にもライフイベントでの休職が多いため、産休・育休の1年間だけの期限付き勤務、2~3年だけの短期勤務などが働き方の1つにあるのも特徴です。
また、栄養士の仕事は<調理業務>と<献立作成などの事務業務>に分かれます。
100食以上のご飯を作るため、調理業務は特に大変です。
長時間の立ち仕事、重いものを運んだりと力作業も多いです。
私は前職では1度にお米40㎏も焚いていました。
栄養士も含めて、転職を検討する理由として大きく以下の3つが挙げられます。
それぞれ詳しくみていきましょう。
当然ですが、現在働いている給料から少しでも増やしたいと思って転職される方が多いです。
そのため、募集する際は収入例を記載することをおすすめします。
また、基本給が少なく賞与が多いといった条件は栄養士の募集によくみられるため、年収例を記載することがポイントです。
栄養士の働く場所は病院や介護福祉施設が多いため、土日休みでなかったり、年間休日が少ないケースがあります。
また、産休や育休などの休暇実績を気にする方もいるため、その会社の福利厚生もしっかり見られています。
そのような女性が気になる条件は詳しく記載しましょう。
今よりも栄養士としてスキルアップするために、他の職場に転職して経験を積みたい、違う業務に携われる仕事に就きたいと思う方も一定数います。
栄養士としてどんなスキルが身につく職場なのか、より専門的な知識を習得できるのか、新たな知識を得ることができるのかなどを記載しましょう。
自身の栄養士として働いた経験や、栄養士の友達に転職に関して聞いてみたところ、転職先を探す方法として以下の3つが多く挙がりました。
慢性的に人手不足、採用費用をあまりかけられないといった理由から、ハローワークに掲載している企業があるため、ハローワークも併せてチェックしているという声がありました。
栄養士採用に特化した人材紹介が複数あり、栄養士の求人・就職先を探しやすいという声がありました。
栄養士採用に特化していない求人メディアでは、栄養士の募集は比較的少ないです。
そのため、ネットのフリーワード検索で求人を探す人が多くいました。
また、上記どれか1つの方法ではなく、3つの方法を併用して転職先を探すという人が多くいました。
求職者は多いが求人の数が少ないといった業界ですので、自分の理想の求人にはなかなか出会えません。
また、求人を見つけても応募しないのは、「条件が詳しく記載されていないから」という声も多くありました。
ライフイベントにより栄養士の勤務条件では働けない、といったこともあるため、栄養士ではなく異業種に転職する人も少なくありません。
応募前の離脱を防ぐためにも、しっかりと勤務条件は記載して求職者に伝えていきましょう。
弊社が扱う求人メディアの中では、Indeed(インディード)・Airワーク 採用管理(エアワーク 採用管理)・リスティング広告がおすすめです。
Indeed(インディード)は、世界でNo.1*の求人サイトのことです。GoogleやYahooといった一般的な検索サイトからの自然流入が増えるようにSEOが施され、ネットのフリーワード検索で上位に求人情報が表示されやすくなっています。(*Comscore, 総訪問数, 2024年3月)
Indeedは「キーワード」×「勤務地」で求人を検索する仕様で年収で求人を絞ることも可能です。例えば、栄養士として仕事を探している求職者が検索するのであれば、「栄養士 大阪市」「栄養指導 東京都」「保育園栄養士 神戸市」などが考えられます。そのため、大阪市内で栄養士の募集を行っている企業と大阪市内で栄養士として働きたい求職者とのマッチングにつながりやすいといえます。
Airワーク 採用管理(エアワーク)は、0円でカンタンに求人募集ができる採用管理サービスです。作成した求人はAirワーク 採用管理上だけではなく、世界最大級(※1)の求人サイトIndeedにも自動連携(※2)されるため、多くの求職者に届けることができます。2018年8月にサービスを開始し、飲食、小売、サービス、介護・福祉、建設、運輸・物流などの幅広い業種で導入が広がっています。
詳しくはこちらの記事でもご紹介しています。
Airワーク 採用管理の特徴・掲載方法や応募獲得方法を徹底解説
※1 Comscore,総訪問数,2023年6月
※2 求人掲載はIndeedの利用規約・掲載基準に準じるため、掲載されない場合もございます。
リスティング広告(検索連動型広告)とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索した際、検索結果画面に表示される広告を指します。リスティング広告は採用活動にも活用することができ、栄養士の募集にとどまらず正社員、契約社員、アルバイトパート等、募集の雇用形態は問わずに活用されるケースが増えています。
リスティング広告の大きな特徴の1つとして、男女や年齢、エリアなど細かなターゲティングが行える点が挙げられます。栄養士との関連性が高い「給食センター」「病院」「栄養指導」「管理栄養士」といったようなキーワドの配信設定を行い、求める人物像に絞って、戦略的に情報を届けることが可能です。
採用リスティング広告とは?特徴・求人掲載方法・運用のコツ・料金相場をご紹介
栄養士の募集・採用をするうえで効果を上げる原稿内容のポイントは3つです。
食事を作る数「食数」がどのくらいなのか。
提供する相手は病院での傷病者なのか、高齢者なのか。
食事の形態は一般人と同レベルなのか、とろみ食、きざみ食なのか。
そしてその人たちにどんな栄養指導をしているのか。
また、食事のどの部分に力を入れている施設なのかという特徴も記載してください。
これらすべてが効果を出すためには必須項目になります。
調理作業がしんどくなった人は事務作業メインの仕事へ転職する、現場経験はあるので事務作業をスキルアップさせたくて転職など、求職者によって転職目的は変わるため、業務の割合と具体的に何をしているのか、どんなスキルが身につくのかを明記しましょう。他にも栄養士指導の有無や病院であれば患者様・保育園などであれば園児との関わりはどれくらいあるのかを記載することがおすすめです。
年間休日120日など、勤務条件や待遇は羅列するのではなく、他社よりも少し踏み込んで具体的に書くよう心がけてください。
産休取得実績が高いのであれば、なぜ高いのか?普段から余裕のある人材配置をしているからなど、それを実現できている要因まで記載できると、より良い原稿になります。
弊社で採用支援させて頂いたお客様の中から、Airワーク 採用管理を利用して栄養士の採用に成功した事例をご紹介します。
募集内容としては、大学生のスポーツ選手寮での食事提供をする正社員の募集で、原稿のポイントは3つです。
原稿には、100名ほどの大学生アスリートに朝食と夕食を提供すること、学生は昼食は学校内で自由に食べるため昼食の提供はないなど、特殊事項を記載しました。
また、実際に提供する食事を写真で載せ、スポーツ選手なので一般人よりも食事量が多いことを視覚的に伝えました。
栄養士ならば食事の写真を見ればどんな仕事なのかはある程度わかります。
求人原稿には提供している食事の写真を載せるのがおすすめです。
原稿には、調理業務が7割、事務業務が3割で、それぞれの業務の中身も具体的に記載しました。
例えば事務業務である献立の作成は、食材の発注、大学生たちへの食事指導など、一から献立を考えるのか、それとも既存の献立に少し手を加えるだけなのかでも求職者の捉え方は変わってくるため、今回のお客様では既存の献立に少し工夫するだけという旨を記載しました。
連休取得が可能かどうか、年間休日、有給消化率、産休・育休実績、復帰後のキャリア、その他待遇に加えて引越し費用を負担することまで記載しました。
メリットは多いに越したことはありませんが、必ず事実だけを記載し、良いことばかりでなく、少しデメリットとなるようなことも正直に記載するほうが、求職者の「思っていたのと違った」というミスマッチを防ぐことができます。
上記の原稿で募集したところ、無料での掲載ながらも10件以上の応募を集めることができ、栄養士を採用することができました。実際の仕事内容や働くイメージにつながる原稿を作成できたことが、応募獲得につながりました。
栄養士採用のポイントはこちらです。
栄養士を採用するには業界の特徴を理解し、求職者がどんなことを思って転職活動をしているかを知ることが大切です。
私は元管理栄養士として働いた経験から、栄養士が働く施設の特徴や、栄養士の仕事内容の詳細、そして転職した経験から、求職者の気持ちを理解しています。
栄養士の募集を検討されている企業様は、ぜひ弊社までご相談ください。
この記事を書いた人
Y.KIKUCHI
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2016年4月中途入社。東京本社/目黒・品川・世田谷エリアサービスに配属。
中目黒エリアのアルバイト・パート領域をメインで担当。
2019年4月大阪支社/東大阪エリアサービスへ異動。
2024年5月育休から復帰。
現在はカスタマーサクセスチームの一員として、さまざまな業界・職種の採用のお手伝いをしています。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
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