トラコム社員がお届け!
トラコムでは、毎月1回ランチタイムの30分セミナーをオンラインで開催しています。その名もTech Cafe@Tracom。人材ビジネスに関わる皆様に、お忙しい中でも気軽に情報収集できる場をつくれたらと思いスタートしました。
今回は、8月23日(月)に開催した回のレポートをご紹介。テーマは「採用オウンドメディアの効果って?」です。採用オウンドメディア活用のメリットや効果を上げる運用のポイントについてお伝えしました。
採用オウンドメディアとは、企業が自社で運営する、採用に特化したメディアのこと。企業が自社独自の魅力を発信することで、採用活動をよりスムーズに、効果的に行うことができます。
よく混同されるのがブログ。採用オウンドメディアとブログには大きな違いがあります。
ブログは、企業が「入社式を行いました」「研修を実施しました」というような、日記形式でイベントを報告していくものが大多数。企業が発信したいことを書いていく形式です。
一方、採用オウンドメディアは、誰に何を届けるかを考え、読み手=求職者が知りたい情報を計画的・戦略的に発信していくもの。そうすることで、求職者からの共感や支持を得て、企業の魅力を知ってもらうのが目的です。
企業の視点に立つか、求職者の視点に立つかが大きな違い。自社の採用ターゲットとなる求職者がどんな情報を求めているかを考え、それに沿ったコンテンツを用意していくことで、求職者が応募する動機付けになります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
求人メディアや企業のホームページ、SNS、口コミサイトなど、求職者は様々なメディアを通して仕事探しをしています。1つのメディアを見て応募を決める人は少なく、複数のメディアから色々な情報を得た上で、応募をするかしないかの判断をする傾向にあります。
実際の応募は有料の求人メディアからが多い、という方もいらっしゃるかと思いますが、採用オウンドメディアやSNSなどの情報が応募の後押しになることも少なくありません。即効性はなくても、求職者の知りたい情報を届けることが必要になってきています。
勤務地や給与、待遇などの条件だけではなく、実際に働く社員の声や企業社風など、その会社ならではの”だけネタ”を発信できるのが採用オウンドメディアのいいところ。求人メディアだけでは補えない、求職者の知りたい情報を届けることが可能です。
また、口コミサイトの普及により、採用においても求職者はインターネット上での企業の口コミや評判を気にしています。ネット上のマイナスな情報が応募を左右することも。残念ながら投稿された口コミを削除することはできませんので、マイナスな口コミをどう隠すかではなく、採用オウンドメディアなどを活用し、企業の魅力を発信していくことが重要です。
応募自体は他のメディアからであっても、内定者や選考に進んでいる人のほとんどが採用オウンドメディアを見ていたというケースも。「この先輩スタッフのインタビュー記事を読んで応募しようと思いました」といった動機付けになるほか、仕事内容や社風など会社への理解を深めてからの応募や入社になるので、「思っていたのと違った」といったミスマッチを防ぐことにも繋がります。
有料の求人メディアには掲載期限がありますので、掲載が終了してしまえば求職者は情報を得ることができません。一方、採用オウンドメディアは無期限で載せることができます。運営側で記事を削除したりサイトをストップしない限り、永続的に求職者に情報を届けることができるため、結果、採用コストダウンに繋がります。
従業員数の多い企業や、全国に複数の店舗や拠点をもつ企業では、従業員同士、誰が何をしているか、どんな人が働いているか等、その会社での働き方が従業員に伝わっていないことがあります。
採用オウンドメディアの情報を求職者だけでなく社内にも認知を広めていけば、自社の魅力を再確認できたり、「他拠点で同期が頑張っているから私も頑張ろう!」と、従業員のモチベーションUPが期待できます。
同様の目的で社内報を活用されている企業もあるかと思いますが、社内報だと社内でどれだけ見られているかは見えにくいもの。採用オウンドメディアであれば、分析ツールを用いてPV数やどの記事がよく読まれているかがわかるので、計画を立てやすいといったメリットもあります。
SNS(ソーシャルメディア)で拡散され、イメージアップにつながるのも採用オウンドメディアの魅力のひとつ。魅力あるコンテンツを発信することで、TwitterやInstagramなどのSNSで話題を呼ぶことができます。
SNSは、採用オウンドメディアの流入を増やすツールになり、採用オウンドメディアはSNSでの効果をアップさせ、応募へつなげることができます。
採用オウンドメディアの重要性はご理解いただけたと思いますが、実際に始めるとなると、「どんな記事を書けばいいの?」と悩まれる方は多いでしょう。
大前提として、自分の好きなことを好きなように書くブログとは違い、読み手=求職者が知りたい情報を発信するものになりますので、自社の求める求職者はどこにいるどんな人か、まずは採用ターゲットを明確にしましょう。その上で、その人がどんな情報を求めているのか、何を発信していくのかを考えます。
では「何を発信していくか」これを考える上でおさえておきたいポイントをお伝えします。
独自記事とは、その会社で働いている人にしか書けないような、オリジナリティのある記事のこと。社員インタビューや、実際に働く社員による仕事内容の紹介などがこれにあたります。
業界のマメ知識に関する記事のこと。例えば介護業界なら「介護福祉士の資格の取得方法」といった内容がこれにあたります。「介護福祉士 資格取得」といったキーワードで求職者が検索した際に、自社の記事に流入する可能性があるため、業界記事はPV数が高い傾向にあります。
しかしながら業界記事の情報だけではその会社で働く動機付けには繋がりにくいため、全体の割合としては独自記事を多めに、業界記事を少なめにするのが理想です。
より多くの求職者に見てもらうため、独自記事でも業界記事でも、多くの流入が見込める記事を用意したいところ。どんな内容の記事にするか、流入が見込める検索キーワードや、一覧で上位表示されるための条件などを分析ツールを用いて調べることも可能です。
しかし採用ターゲットにならない人にどれだけ見られても意味がありません。大事なのは、それが採用ターゲットになるかどうかです。
応募者に面接の連絡をする際に、採用オウンドメディアのURLをメールに入れておくなど積極的に発信している企業は、PV数などが右肩上がりでうまくいっている傾向にあります。また社外だけでなく社内認知にも取り組んでいる企業は、現場で働くスタッフから「こんな内容も取り上げてほしい」といった声が挙がり、好循環が生まれています。
反対に、従業員が採用オウンドメディアをやっていることを知らない企業は、PV数などの数値が劣る傾向にあります。また、外部からの見え方を気にするあまりリアルな情報を届けられていないと、従業員が「本当はこんなのとは違うのに…」といった不信感に繋がりかねません。実際よりも良く見せようとせずに、よりリアルな情報を発信することが重要です。
コストを抑えたい場合、無料ブログやnoteなどのサービスを利用することも可能ですが、SEO対策が弱い・意図しない広告バナーが貼られるなどのデメリットもあります。
またターゲットとなる求職者に対してどんな情報を発信していくか、メディア運用の知識がない人事担当者が、ひとりでコンテンツ企画を考えることは相当ハードルが高いと言えます。
自社の魅力といわれても、社内にいるからこそ当たり前になりすぎてわからないこともあるでしょう。
採用オウンドメディアでは記事をコンスタントに更新していくことが重要ですので、コンテンツ企画は外部業者に任せることをおすすめします。
そうすることで、客観的な目で自社の魅力を発見することにつながるからです。
弊社では、採用オウンドメディアや各種SNS、Googleマイビジネスなどの運用代行を行っています。「投稿は自社で行うので企画を考えてほしい」「ターゲット設定や企画から運用まで、まるごとお任せしたい」など、ご要望やご予算に合わせてご案内が可能です。
採用オウンドメディア及びWEB社内報の立ち上げ・運用を通じて、お客様の新規採用・従業員の定着率UPに向けたサポートを行っております。自社で既に運用体制をお持ちの場合、効果的なキーワードのご案内等、メディア運用に関する無料相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
9月27日(月)13:00~13:30
テーマ「企業でのSNSの活用ってどうやるの?」
カメラOFF、ミュート参加OK!ランチを食べながらの参加もOKです◎
参加は無料です。お気軽にご参加ください。
この記事を書いた人
K.YUASA
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2004年中途入社
トラコムで初の産休・育休取得。インサイドセールスとして、リクルート求人営業を10年以上経験し、派遣会社、介護などを担当。
その後、新規事業の立ち上げ準備のため、チラシ制作、採用代行サービスを兼任。
2019年テクタス事業部で採用代行・オウンドメディア制作に携わる。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
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