
トラコム社員がお届け!
従業員エンゲージメントとは、従業員が持つ企業への貢献意欲のことをいいます。従業員エンゲージメントを高めることによって、様々な人事課題の解決に繋げられるといわれていますが、その具体的な方法はケースバイケースとなっています。
今回は、従業員エンゲージを高める取り組みの事例や便利なツールについてご紹介します。従業員の定着率や作業効率にお悩みの企業様はぜひご確認ください。
トラコムのテクタス事業部では、採用に役立つオンラインセミナーを開催しています。最新の業界に特化した採用手法やSNS採用など、様々なコンテンツをご用意しているので、ぜひ気軽にご参加ください。
冒頭でもご説明したとおり、従業員エンゲージメントとは、従業員が持つ企業への貢献意欲のこと。従業員が会社の向かっている方向性に共感し、自発的に貢献したいと思う意欲を指します。例えば、トラコムの社員が会社の方針に共感して、トラコムのために一生懸命頑張りたいと考えるようなイメージです。従業員の企業に対する信頼の度合いともいわれています。
ちなみにこの考え方はアメリカが発祥。所属企業に対するエンゲージメント調査では、世界139か国中日本は132位と世界最低水準なのです。
愛社精神と近いニュアンスで使われることもありますが、大切なのは従業員自身が企業の理念に共感して、自発的に貢献する姿勢が確立されていることでしょう。
詳しくはこちらの記事からご確認いただけます。
▶どう高める?事例で見る従業員エンゲージメント向上施策
次に現在の離職率と、離職理由について現状をみてみましょう。離職率でみると、生活関連サービス業,娯楽業の離職率が28.1%と最も高くなっています。(※1)また、転職理由としては「給与が低い・昇給が見込めない」が36.9%、「社内の雰囲気が悪い」が26.9%と、給与に対する不満や職場環境が理由に退職してしまうケースが多いです。(※2)
(※1) 出典:令和5年雇用動向調査結果の概況-産業別の入職と離職/厚生労働省)
(※2) 出典:【総合】転職理由の本音ランキング/duda)
最近では、上記理由に加えてもともとの従業員エンゲージメントの低さから、日本では離職が増えているのではないかといわれています。離職の改善のためには、下記のような対策が考えられます。
企業が行う離職対策としては下記のような対策をされていることが多いかと思います。
もちろんこれらも従業員満足度の向上にはつながりますが、改善したことで業績アップするかと言えば微妙なところ。企業である以上、業績アップに寄与してくれる社員や貢献度の高い社員が、納得して長く働いてくれることのほうがありがたいというのが企業の本音ではないでしょうか。
そこで重要なのが、今回お話する『従業員エンゲージメント』を高めましょうという話です。
従業員エンゲージメントを高めることによるメリットは以下のとおりです。
このように、従業員エンゲージが高まることで、社員自身が自発的に貢献する仕事をすることで、会社の雰囲気が良くなり、業績も向上していきます。
ここからは実際にどうしたらエンゲージメントが高められるのかについて解説します。従業員エンゲージを高めるためには、社員が会社や自チームのビジョンを共有し、メンバー同士で壁をつくらない活発なコミュニケーションを行うことが大切です。
メンバーが共感しやすいような話し方やタイミングで、チームや会社の目指す方向性を伝え、認識を合わせることができます。
メンバーが仕事や会社の取り組みについて、意見を言いやすい職場環境をつくることも重要です。
上司と部下が互いに尊敬し合える関係がつくられていることが、従業員エンゲージの向上にかかせません。
大手建設会社の小松製作所では、現場の従業員に近い存在のマネージャーが以下5項目のワークショップを受講できる研修プログラムを導入されました。
導入後、会社に貢献してきたいと答える人が増加し、従業員エンゲージメント33%から70%にアップ!わずか半年で、工場のパフォーマンスも9.4%アップしたようです。
有名コーヒーチェーンのスターバックスでは、全スタッフの8割がアルバイト・パートタイマー。しかし、雇用形態を問わずスタッフ全員を「パートナー」と呼び、スターバックスの理念に共感してもらうように働きかけています。
国内に3万3000人以上のスタッフを抱えるスターバックスコーヒー。これほど多数のスタッフの行動をマニュアルによって管理するのは至難の業ですが、従業員エンゲージメントを高めることで、スタッフが「自発的に」お客様や店舗のためを思った行動を行えるようになります。
その結果、実際に利用している私達の顧客満足度も高くなり、ひいては業績アップにもつながっていきます。
ここからは従業員エンゲージメントの向上に使えるツールを4つご紹介します。
1つ目はHRBrainです。振り返りと人事評価をシステム内で一気通貫することができ、1on1ミーティングの内容もストックしていくことが可能です。また、蓄積した人材データは分析することができます。優秀な人材に共通する研修履歴や入社経路などもわかり、データに基づいて人事を決めることができます。
2つ目のocapiは、社員へアンケートを配信し、チームの関係や思考性を可視化できるツールです。結果はレポートとしてまとめられ、チームの現状を知ることができます。レポートのデータを元に話し合いを行うことで、率直な意見を言いやすくなります。
3つの目のGeppo(ゲッポウ)は、「個人の課題」=従業員のコンディションの把握や、「組織の課題」=エンゲージメントの測定を行うことが可能となっており、人材を安定的に確保するために個人と組織の両軸で課題を可視化するのに役立ちます。Geppoの組織サーベイでは、「自社を人に勧められるか」というeNPSをベースとしたシンプルな設問設計となっており、従業員エンゲージメントの測定とその構成要因を簡単に把握できます。
4つ目の採用オウンドメディアは、企業が自社で運営する、採用に特化したメディアのことです。企業が自社独自の魅力を発信することで、採用活動をよりスムーズに、効果的に行うことができます。
採用オウンドメディアで情報発信を続けることで、求職者の方はもちろん、既に働いている従業員の満足度向上にも効果が期待できます。
例えば、社員の働き方や社員インタビューに関する記事を投稿することで、特に従業員数の多い企業や全国展開する企業では、他の拠点ではどんな人が働いているか、誰が何をしているかなど、採用オウンドメディアを通して従業員同士の理解を深めることができます。
また、お客様の中には社長へのインタビュー記事が多くアクセスされていて、「経営者の考えがよく理解できた」との声もあるそう。
会社の理解を深め、自社の魅力を再確認するツールになっています。
こちらの記事では、採用オウンドメディアの成功事例をご紹介してるのでぜひ参考にしてください。
弊社では、採用オウンドメディア及びWEB社内報の立ち上げ・運用を通じて、お客様の新規採用・従業員の定着率アップに向けたサポートを行っております。
「記事作成は自社で行うので企画を考えてほしい」「ターゲット設定や企画から運用まで、まるごとお任せしたい」など、ご要望やご予算に合わせてご案内が可能です。
自社で既に運用体制をお持ちの場合、効果的なキーワードのご案内等、メディア運用に関する無料相談も承っております。
【参考記事】採用オウンドメディア・WEB社内報の立ち上げ・運用をサポート!代行プランのご紹介
今まで社内に閉じて発信していた社内報を、社外へも同時に発信することで、特に採用活動において有効に働くといわれています。
オープン社内報に取り組んでみたいが、忙しくて手が回らない。文章を書ける人がいない。そんな企業様におすすめのサービスとなっておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
【参考記事】新サービス『オープン社内報・記事作成代行』をはじめました!
トラコムでは企業の人事・採用担当者様へ向けて採用活動に役立つオンラインセミナーを定期的に開催しています。マイク・カメラオフで参加できるセミナーもご用意しているので、ぜひご参加ください。
この記事を書いた人
N.HIROSAKA
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2018年1月中途入社。ステイセールスとして配属され、1~2年目はタウンワーク・フロムエーナビなどの求人広告提案~原稿作成に従事。
現在、テクタス事業部のメンバーとして、新卒・中途採用の代行サポート、HPの提案・作成をメインに取り組む。2020年SNSエキスパート検定初級取得、Googleデジタルワークショップ修了。前職で労務管理や採用に携わっていた経験や、原稿作成のスキルを活かして、お客様1社1社のお困りごと解決に努めていくことが今後のミッション。
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