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いわゆる「条件出し」では採用が難しいフォークリフトの募集。意外と知られていないのが、実はフォークリフトの募集は競合他社と差別化しやすいポイントがあるということ。今回は、そんな採用難易度の高いフォークリフトの応募数を増やす3つのポイントについて解説します。
物流業界には欠かせない職種のフォークリフト。
ドライバー、ピッキング、検品など様々な職種がある物流業界の中でも、採用難易度の高い職種の1つになります。
フォークリフトの採用が難しい主な要因は、運転には資格(講習)が必要、かつ募集している企業(競合)が多いことです。
講習には、特別講習と運転技能講習の2つがあります。
特別講習は最大荷重1t未満にはなりますが、受けるだけで取得でき、試験などもありません。
フォークリフトを扱う企業内での取得も可能なため、取得する方が多い資格になります。
しかしそれでも採用が難しいのは、募集している企業が多いことによります。
参考までに、現在タウンワークネットの東京都内のエリアで「フォークリフト」とフリーワード検索をすると、1,169件もの求人がでてきます。(2021年8月16日時点)
ちなみに物流・配送のカテゴリでは4,634件なので、約4分の1の求人にフォークリフトの募集があることになります。
この数字だけでも競合が非常に多いことがわかります。
では、そんな難易度の高いフォークリフトの採用ポイントを見ていきましょう。
フォークリフトは基本的に後ろ向きで運転することが多く、手作業をしている従業員も同じ現場にいるため、道幅の広さは非常に気になるポイントです。
特にカウンターリフトの場合は小回りが利かないこともあり、道幅を気にする方が多い傾向があります。
具体的には
これらを細かく記載することにより、運転のしやすさや必要な技術のレベルが明確になるため、採用を成功させる上で重要な情報になります。
文章で記載するのはもちろん、視覚的に伝えられる写真を活用するのも有効です。
実際に働く現場がわかるような写真を入れるようにしましょう。
手作業の割合がどれくらいなのかも重要なポイントです。
フォークリフトだけなのか、もし手作業があるなら何割くらいなのかはしっかりと記載するようにしましょう。
経験年数や個々の考え方にもよりますが、できればフォークリフトから降りることなく作業を完結させたいという方は多く、手作業の割合が増えると不人気になる傾向があります。
ただし、免許を取得したばかりの方は「ゆっくり運転に慣れたい」という方もいるため、手作業が多いことを経験の浅い方に対するメリットとしてアピールすることも有効です。
これは通常の作業員にも共通しますが、手作業の場合は運ぶ物の重さなどは記載してあげると良いでしょう。
運ぶものの詳細を記載するのも反響を出す重要なポイントです。
また、運ぶものに応じて採用ターゲットは変える必要があります。
例えば精密機器などの壊れ物や青果などの食品はリスクが高く、初めてフォークリフトの仕事をする方からすると、非常に敷居が高く感じてしまいます。
その場合はベテラン層をターゲットに、その分の給与や待遇などをアピールする方が良いでしょう。
その反面、それ以外の生活雑貨などを扱う倉庫は人気が高く、初めてフォークリフトの仕事をする方にはメリットとなります。
他にも特別講習の範囲で運ぶことが可能(上記の最大荷重1t未満)なのか、運ぶ量(1回の運ぶ個数、往復の回数)はどのくらいなのかなどは、意外と求人原稿にあまり書かれていない項目です。
記載することで求職者が応募しやすくなるポイントとなります。
3つのポイント全てに共通することは、働く環境と、誰を対象にした募集なのかを明確にすることです。
仮に未経験OKだったとしても、それだけを記載するのと、
「道幅が広いから未経験でも安心です」
と記載するのでは伝わり方が大きく異なります。
これは経験者でも同様です。
ただ「経験者歓迎」と書くのではなく、経験をどう活かせるのかを記載することで、反響につながりやすくなります。
現場で働く人にとっては当たり前の些細なことでも、実際の働く現場のイメージが付くようにする、これが大切です。
今回はフォークリフトの採用ポイントをまとめてみました。
上記の他にも
など、記載したほうが反響が得られるポイントはたくさんあります。
似たような求人原稿が多いからこそ差別化もしやすい職種となりますので、働くメリットを探しながら原稿を工夫することが重要です。
自社のメリットがわからないなどのお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
K.HAYASAKA
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2008年に新卒で千葉支社に入社。
派遣や医療・介護などの業種の他に、
空港などの専門的な募集まで幅広く担当する。
2015年リクルート最優秀営業賞を獲得。
2018年拠点長就任。
2019年名古屋に異動、法人クラスTOP賞を獲得。
2023年大阪へ異動。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
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