
あなたの採用活動を応援!
求人広告に掲載するにあたって大切なことは、「どんな人が」「何を思って(期待して)」応募してくれるのか?を突き詰めることだと思います。
ではドライバーを採用するにあたって、ドライバー求職者の多くは「転職」の際に何を思っているのでしょうか?ドライバーが今の会社を辞める理由と、新しい会社を選ぶ理由についてまとめています。ちなみに今回は、主にトラックのドライバー・運転手を想定しています。
・ドライバーの採用が難しいのはなぜなのか?解決策のヒント
・ドライバー採用 給与よりも大事にしたい求職者のホンネ
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・ドライバー採用にはどれがおすすめ?転職サイト、エージェントなど採用手法を解説【物流会社向け】
運送業界において、就業者側と企業側の二つ視点からそれぞれの職種イメージとはどんなものでしょうか。リクルートジョブズが実施したアンケート調査によれば(2019年1)下記のようなデータを示しています。
1位「体力的にきつそう」(27.0%)
2位「雇用不安が少ない業界だ」(19.8%)
3位「給与水準が低め」(14.5%)
4位「人から感謝される仕事だ 」(12.3%)
5位「仕事にやりがいがある」(12.0%)
と、ネガティブイメージの「体力的にきつそうな仕事である」が約3割程度を占めていました。4、5位にはポジティブなイメージが入っているものの、上位にランクインしているのは、概ねドライバーに対するネガティブなイメージであることが現状です。
次に、運送業界でドライバーの仕事をしていたが別の職種へと 転職をする理由について。
1位「給与・収入が上がらない、上がる見込みがなさそう」(47.5%)
2位「仕事量が多いから」(46.3%)
3位「仕事内容が体力的にきついから」(44.5%)
4位「勤務時間が長いから」(43.0%)
5位「残業が多いから」(42.5%)
経済的な理由や勤務時間に関しての理由が多くあがりました。「割に合わない仕事だからもう辞めよう…」という意見も少なくないのが現状です。
では、逆にドライバーの道を選んだ方やドライバーを続けている方は何に動機付き、根本的に何を思いながら仕事に臨んでいるのでしょうか?
1位「転勤がない」(61.5%)
2位「家から近い」(59.3%)
3位「通勤の利便性がよい」(58.8%)
1位「生計の維持」(77.0%)
2位「貯蓄、貯金をするため」(63.5%)
3位「自由に使えるお金を得るため」(63.3%)
上記のデータから、ドライバーの多くは正社員などの雇用形態やキャリア、社会的意義の観点よりも経済的もしくは条件的な観点で仕事を選び、続けていると仮説立てられます。
もらっている給料に対しては「稼げる」という一定の満足感があり、仕事を継続されているのではないかと感じます。
ここまでドライバーの思考について述べましたが、実際にこれからドライバーに成り得る「中型免許を運転できる人」
についての現状はどうなっているのでしょうか?
平成19年の免許法改善に伴い「中型免許」が設定された令和2年現在、29歳以下の普通免許保持者がドライバー職に勤続する際に中型免許を要するため、別途免許を取得するケースが多く発生します。
警察庁交通局運転免許課によると令和元年時点の普通免許保持者と中型免許の保持者の増加推移は、普通免許取得者が前年-0.02%であるのに対し、中型免許取得者は前年-0.2%と、中型免許取得者はより多く減少しています。
「きつくて・長くて・低賃金」なイメージなドライバー…。成り得る可能性が高いのは30歳以上のお金のために働く人…。そんなドライバー採用を成功させていただくにはどうすればいいのでしょうか?まず、ターゲットを大きく二分化する必要があります。
この層を採用するためには、資格はもちろん学歴・経験・スキルを問わず、「ドライバーは毎日どのように仕事をしているのか?」「労働時間はどうなっているのか?」「どんな荷物を扱っているのか?」など、スケジュールや専門用語を噛み砕いた易しくわかりやすい求人原稿が必要になります。また、普通免許でも始められる配送ルートの確保、中型以上の免許取得支援についてもご検討いただき、即戦力というよりも長期的な戦力として捉え、育成に主眼を置いた原稿が効果的です。
この層を採用するためには、具体的な収入例・配送ルート(長距離/近距離)・車両の設備・仮眠室の有無・賞与・休日など、福利厚生や条件的な側面に注力する必要があります。また、「お金のために働く=家族のために働く」という方も多いため、家族手当や勤務時間について考慮できる配送ルートを確保した上で、深夜や夕方の配送に関しては交代制などを導入していただくことで人員を確保出来るのではないかと思います。物量の変動で給与の変動が発生することを嫌い転職される方も多いため、荷主についての情報や、物量が年間である程度一定してあるのであれば、そちらについても触れておくことがベターです。
現状のデータを見るだけでは「誰も進んでやりたがらない仕事なのではないか?」「新たな転職者(業界未経験者)の採用は不可能ではないか?」という印象すら受けがちですが、それぞれのターゲットに対しての工夫があれば、転職者の駆け込み寺として、運転が好きな方の新たなキャリアとして、ドライバー業界/運送業が注目される日も近いのではないかと思います。
運送会社の人事担当者の皆様は、ぜひこちらの転職理由・選ぶ理由を参考にして、選ばれる会社になっていただけたらと思います。
そこで弊社では、人材不足を感じている企業を対象にアンケート調査を実施。
各企業が感じている課題や、どのような採用活動を行っているか、最も効果的だと感じた採用手法などを資料にまとめています。今後の採用活動のヒントとしてぜひご活用ください。
この記事を書いた人
T.KAMITE
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2014年に新卒入社
大阪府八尾市を中心に2年半のエリア営業を経て3年目の下期より大手顧客担当組織へ配属。
販売店を全国展開されている企業様を中心に運送・製造・医療介護など幅広い業界のお客様を担当。
社内ではメンバーマネジメントと並行して西日本エリアのIndeed拡販を行う。
プラチナムパートナーに昇格した現在はGoogle広告をはじめとするWEB広告を活用した採用手法のノウハウ展開に注力。
・2019年度よりユニットリーダーに就任。
・2020年度より西日本でのIndeed拡販を開始。
・2021年度よりリーダーに就任。
・2023年度よりWEB広告の拡販を開始。
Indeed PLUSなどの求人メディアはもちろん、WEB広告・ATSを扱った総合的な採用課題解決に取り組んでいます。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
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