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世の中の求人情報をまるっと集約しているのが、アグリゲーション型求人検索エンジン。
種類がいくつかある求人検索エンジンの中でも、本記事では「スタンバイ」について解説します。スタンバイでの求人掲載の仕組みや、特徴、求人媒体などの他サイトとの違いについてもご紹介いたします。スタンバイでの掲載をご検討の方はぜひご覧下さい。
求人検索エンジンは、世の中にある求人情報をまとめているサイトのことです。ハローワーク、企業が持つ採用ホームページ、求人サイトの求人情報など、さまざまなサイトから情報をクローリングし、まとめて閲覧できるようになっています。アグリゲーション型のサイトとも呼ばれます。
求人検索エンジンは求職者にとっても利用のメリットがあります。さまざまなサイトを横断して情報を探さずとも、自分が知りたい情報を効率的に探すことができます。求職者は自分のニーズに合った求人情報を探すことができるため、閲覧時間や閲覧求人数が多くなる可能性が高いです。結果的に採用をおこなう企業にとっても、多くの人に情報を届けられるメリットがあります。
アグリゲーションサイトについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
▶アグリゲーションサイトとは?ビジネスモデルの解説から求人サービスまで紹介
元々求人広告を使っている方が、アグリゲーション型の求人検索エンジンを利用されることも増えているかと思います。求人広告との違いについても少しご紹介いたします。
後半でもご紹介しますが、何よりも掲載費用が発生する仕組みが異なることが大きな特徴です。求人広告は、例えば『1か月掲載して10万円』のように、掲載期間とプランが決まっています。しかし、スタンバイの場合は1クリックあたりの掲載料金が決まっており、クリックがされるごとに費用が発生します(クリック単価) 。
また、同時にいくつでも原稿を掲載できるため、勤務地やターゲット、採用条件などを変えた原稿を並行して掲載可能です。先ほどお伝えした通り、掲載型ではなく、クリック課金型だからこそできるもの。どのような打ち出し方を行えば効果につながるか効果検証ができ、その他の求人にも効果の良い打ち出し方を反映できます。
スタンバイは、2020年12月に「Yahoo!しごと検索」とサービス統合した求人検索エンジンです。そのため、Yahoo! JAPANのユーザーへのアプローチに長けており、クリック単価を抑えて求職者へ情報を届けることが可能です。掲載件数は1000万件以上で、月間ユーザー数(利用者数)1000万人となっています。(※)掲載件数…2023年3月時点のデータ。月間ユーザー数…2023年5月時点のデータ。
中でも大きな特徴は以下の2点です。
前述した通り、スタンバイは「Yahoo!しごと検索」と統合したサービス。そのため、Yahoo! JAPANが提供するさまざまなサービスに、スタンバイへの導線が設置されています。スマホでの検索エンジン使用率では、1位Google(85.1%)、2位Yahoo! JAPAN(12.7%)*となっており、Yahoo! JAPANは国内で最も利用される検索サービスの1つといえます。*2024年6月時点
Yahoo! JAPANをよく利用する求職者へアプローチしたい場合には、Indeed(インディード)や求人ボックスよりもスタンバイがおすすめです。
スタンバイでは、利用デバイスごとに広告の露出量や、クリック単価に差をつけることができます。例えば、現場仕事をしている人を採用したい場合は、仕事の合間にスマホで仕事を探す傾向があると想定できるので、スマートフォンユーザーへは、より露出を上げようといったことも可能となります。さらには、スマートフォン版だけは有料掲載するということも可能です。
採用ターゲットに対して、より効果的に予算を使いたい場合におすすめです。
スタンバイは、Yahoo! JAPANとの連携が圧倒的な強みです。他社アグリケーションサイトでリーチできなかった求職者を囲い込むことで母集団形成を強化することができます。
また、スタンバイは、Yahoo!JAPANが運営する「Yahoo!しごとカタログ」とも連携しています。Yahoo!しごとカタログのユーザーの中には、自身が希望する条件にあった新着求人が配信されるメールを希望するユーザーもいます。こちらのメールでは、スタンバイで掲載している求人情報が送られるため、より多くの求職者に自社の求人情報を見ていただくことが可能です。
Yahoo! JAPANユーザーへの訴求はスタンバイならでは。ユーザーは20代~シニアまで幅広いですが、特に主婦層やミドル層(30~50代)をターゲットにした採用に最適です。
平均CPC(クリック単価)が50円~100円程度と高騰していないため、比較的低コストで利用可能です。一定の予算を一部のアグリケーションサイトのみに集中投資するのではなく、スタンバイへも同時に分散投資する事によって全体の費用対効果を改善させる事も可能です。また採用HPがあれば、求人原稿作成の手間なく、簡単にご掲載頂けます。
スタンバイの掲載方法には無料掲載と有料掲載があり、いずれもクローリング型での掲載となります。
すでに自社の採用サイトやATSで作成した採用ページをお持ちの方は、そのページをクローリングさせる形で掲載することができます。クローリングされ、スタンバイ上に表示された求人をクリックすると、採用サイト・採用ページへ遷移します。
採用サイト・採用ページは、直接投稿のように決まったフォーマットではないため、情報量を多く載せられたり、写真等のビジュアル面で魅力を発信することもできます。(※スタンバイ上には画像は掲載されません。)
ただし、掲載するページは審査が必要となるため、掲載されたい方は早めに掲載手続きを進めていただくことがおすすめです。
こちらの記事もあわせてご覧ください。
採用管理システムATSとは?導入すべきケースや選ぶポイントを解説
PC・スマホのデバイス別にクリック単価(CPC)の設定が可能です。
効果が高いデバイスのみに有料掲載するなど、無駄のない運用を実現します。
例えば、採用ターゲットに応じて、
・PCだけ有料掲載する
・PCは最低クリック単価に設定して、スマホはクリック単価を高めに設定する
など、デバイスごとにクリック単価を調整することが可能です。
アルバイトで仕事探しをする方は、スマホで求人検索をする方が多いですが、正社員の場合にはPCでじっくり仕事探しをする方が多い傾向があります。このように、デバイス別の設定ができるため、ターゲット層、雇用形態や募集職種に合わせた予算の使い方が可能になり、より効率のよい採用活動を行うことができます。
スタンバイに掲載する場合、有料掲載と無料掲載の2つの方法があります。スタンバイに有料掲載すると、無料掲載の求人よりも優先的に上位で掲載されます。スタンバイで求人を検索した際、1ページ内には以下の割合で有料原稿と無料原稿が表示されます。
【有料掲載】1ページあたり17~20%
【無料掲載】1ページあたり80~83%
※今後のアップデートにより、変更の可能性あり
求人検索結果の一覧画面で、「スポンサー」と表示されているものが有料掲載の求人となります。
スタンバイの掲載費用はクリック課金型となります。求職者にクリックされた分だけ、料金が請求される仕組みです。
また、いくつ求人原稿を作成して掲載しても掲載費用の総額は変わらないため複数職種や、複数エリアで募集をかけても費用が膨らむ心配はありません。コストを適正化したい、コストを抑えて応募を獲得したいという企業に特におすすめです。
採用に関わるコストについてはこちらで詳しく解説します。
▶採用コストとは?新卒と中途の一人当たりの平均採用コストを解説
スタンバイの入札単価は30円~1,000円です。他の求人検索エンジンと比べても、比較的安価となっています。
スタンバイは、掲載課金型の求人メディアのように、掲載期間の縛りもありません。お客様自身で運用を辞めない限りは期間の縛りなく掲載され続けます。また採用活動に合わせて求人の公開・停止の操作ができるため、過去に充足した募集を再開させるといったこともできます。なお、一度停止した求人は管理画面上で非公開求人として保存されます。
スタンバイの掲載を弊社にお申込みいただく場合の掲載料金は下記のとおりです。
・首都圏エリア:19万5,000円~
・その他エリア:15万6,000円~となります。
※いずれも税別です。
※運用費用を含みます。
※こちらは弊社で運用をお任せいただく場合のご料金です。
スタンバイに掲載した場合、効果を上げるためにはどのような点に気を付けたら良いのでしょうか。下記にて詳しくご紹介します。
スタンバイは、求人タイトル(職種欄)にメリット情報を記載することを推奨しています。※現状スタンバイでは一番パフォーマンスを上げやすいポイントです。
37文字を目安にPRポイントを複数詰め込むことを推奨します。
求人タイトル(職種欄)の情報を増やすことで、表示回数の増加、クリック率の上昇、応募数改善を期待できます。
運用する求人数が多いほど、検索されるワードと求人内のキーワードがマッチする確率が上がります。そのため、求人数を増やすことで検索結果に出やすくなり、結果的に表示回数が増加、費用対効果を高めることが可能になります。
業界、エリア、雇用形態、職種など獲得したい求人に応じて最適CPC(クリック単価)が異なります。また求職者のデバイス別割合に応じて入札額に差分をつけていただくことを推奨します。効果的な運用のためにも、スタンバイ担当や運用代理店営業と連携の上、ご設定いただくことをおすすめします。
スタンバイでは1つの求人原稿に対して複数の職種・雇用形態・勤務地を記載する包括的な求人を掲載することはできません。
スタンバイで複数の求人を掲載される際には1つの求人原稿につき、1職種・1雇用形態・1勤務地での作成が必要です。
なお、雇用形態は正社員・アルバイト・パート・契約社員・派遣社員・業務委託など幅広く対応しています。
スタンバイへ求人掲載するには、自社で運用するか代理店運用をするかの2パターンがございます。それぞれのメリットとデメリットを踏まえて違いを見てみましょう。
初めてスタンバイをお試しされる場合は、まずは代理店に運用をお任せいただくことがおすすめです。 管理画面へのログイン方法や基本的な使い方・操作方法だけでなく、スタンバイ運用のポイントや効果改善について正しく学ぶことができ、自社のノウハウ蓄積にも役立ちます。
スタンバイへの求人掲載は、下記のような手順でスタートできます。
1.弊社へお問い合わせ
2.お打合せ・運用シミュレーション
3.お申込み
4.求人原稿の作成・掲載スタート
5.運用・振り返り
こちらは有料掲載をお任せいただく場合の流れです。無料掲載をご検討中の方は、お客様自身でスタンバイのアカウントを作成し実施いただく流れとなります。
また、掲載スタートまでの期間は掲載原稿数により異なります。まずは一度ご相談くださいませ。
本記事ではスタンバイの特徴や掲載方法についてご紹介させていただきました。
弊社では、アグリゲーション型求人検索エンジンの運用実績が多数あり、多くの企業様の採用をお手伝いしてきました。「スタンバイでの求人掲載に興味がある」「どの求人検索エンジンでの掲載が自社に合っているか分からない」など、求人検索エンジンごとの違いや、本記事でわからなかった点などございましたらお気軽にご相談くださいませ。
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