
トラコム社員がお届け!
新しい採用手法として注目を集めている採用オウンドメディア。自社の魅力をアピールしたいができるだけ費用を抑えたい、制作から運営までにどのくらい人員が必要かわからない、専任担当を置くことができず既存の業務で手一杯…など、導入前には不安も多いことでしょう。
そこで本記事では、採用オウンドメディア導入にかかるコストについて、費用・人員の両面から解説します。また、成功のノウハウを持つトラコムの運用サポートについてもご紹介します。この記事を読んで、コストを把握した上で採用オウンドメディアを運用していきましょう。
採用オウンドメディアとは、企業が自社で運営する、採用に特化したメディアのことを指します。企業が独自の魅力を発信し、採用ターゲットとなる求職者にアピールすることで、採用活動をより効果的に行うことができます。
いきいきと働いている先輩スタッフのインタビューなどを通じて、社風や制度、働き方、企業風土を伝えるのがポイントです。求職者に対しての情報発信の場として、採用オウンドメディアが急激に注目を集めています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
採用オウンドメディアとは?成功事例や運用代理店の選び方を解説
採用オウンドメディアは、企業の採用成功に貢献できるメリットが多くある一方で、構築・運用にはコストがかかります。
ここでいう「コスト」とは、ふたつの種類があります。
金額コストは言葉通り料金が必要なもので、人的コストとは人の手がかかるものです。
どちらも採用オウンドメディア運用には欠かせないものですが、どこまでを自社内で完結し、どこからを外部の業者に委託するべきかは企業により判断が異なることでしょう。
ここでは、それぞれのコストについて解説していきます。
採用オウンドメディアは、コンテンツ(記事)の内容が最も重要となるメディアです。
そのため、社内でWEBサイト制作ができる体制がない場合は、記事の投稿管理機能に優れたCMSを活用するのがおすすめです。
簡単にサイトが作れるCMSの場合、月額5~10万円がほとんどです。
月額利用料となっているものの、契約期間1年~などのしばりがあるケースもあるため、利用前に確認しておきましょう。
立ち上げ時は、サイトのデザインの準備が必要です。無料のテンプレートが用意されていることもありますが、画像の加工など必要に応じて費用がかかるでしょう。
また、独自にデザインカスタマイズを施す場合、別途初期費用として50~100万円かかるケースもあります。
しかしながら、採用オウンドメディアでは記事をコンスタントに更新していくことが大切なので、必ずしも見た目がきれいなメディアを整える必要はありません。
さらに高い自由度を求める場合、WordPressで立ち上げることもひとつの手段です。
セキュリティ対策などの保守・メンテナンスにも専門知識が必要なので、WEB制作の知識がない場合は業者に委託することが前提になります。
コストを抑える目的で選ぶのであれば、無料ブログやnoteなどのサービスを利用することも可能ですが、SEO対策が弱い・意図しない広告バナーが貼られるなどのデメリットもあります。
CMSのサービス内容をしっかりと確認し、料金と使いやすさ、ユーザーの見やすさ、更新の工数削減など、さまざまな観点から使用するツールを比較検討しましょう。
採用オウンドメディアの価値は、いかに企業の魅力やリアルな姿を表現できるかにかかっています。そのため、コンテンツ企画はもっとも重要で、最優先でコストをかけるべき部分になります。
ターゲットとなる求職者に対してどんな情報を発信していくか、あらかじめ計画を立てた上でメディアを立ち上げ、コンセプトをぶらさずに更新していきましょう。
とはいえ、メディア運用の知識がない人事担当者が、ひとりでコンテンツ企画を考えることは相当ハードルが高いと言えます。自社の魅力といわれても、社内にいるからこそ当たり前になりすぎてわからないこともあるでしょう。また、「この記事を書いたらターゲットにこう見られるだろう」といった戦略を立てることも難しいですよね。
そこで、コンテンツ企画は外部業者に任せることをおすすめします。
そうすることで、客観的な目で自社の魅力を発見することにつながるからです。
採用オウンドメディアは、集客や物販のサイトとは異なり、求職者の心理を理解していることが重要です。
業者選びの際は、コンテンツマーケティング戦略に長けていることはもちろん、人材採用の実績があるかどうかを重視しましょう。
コンテンツ企画 初期立ち上げ時 5万~10万円
運用時 約2万~5万円/月 ※月間記事数により異なる
立派なコンテンツ企画を立てたとしても、その企画に沿って記事を更新しなければ意味がありません。
「実際の採用ターゲットはどんなことが知りたいのか」「未経験の読者にとって伝わりにくい部分はないか」といった求職者目線を忘れないことが大切です。
記事の構成を考え、SEOキーワードを意識してライティングするのは、想像以上に専門的なスキルです。
だんだん日記のような記事ばかりになったり、業界内だけで通じる専門用語を使ってしまうなど、独りよがりな記事になりがちです。
人事担当者の方が、本来の業務を行いながら記事を書くのはとても難しいと感じるでしょう。
そこで、コンテンツ制作も外部業者に任せることをおすすめします。
ライターの手配やディレクション、取材対応などを任せられれば、自社内製よりも格段に運用が楽になるでしょう。
オウンドメディア立ち上げ時は、検索流入を意識してSEOキーワードを盛り込んだ記事が必要なため、SEOライティングのノウハウがある会社に依頼するのが無難です。
有名ライターに依頼したり、業界に特化した専門性の高い記事が書けるライターを探す場合は、さらに高額になる場合もあります。
また、取材や写真撮影が必要であれば、移動や拘束時間が発生するため費用が割増になります。
コンテンツ企画・制作を外部に委託したとしても、完全に自社内の人的コストをゼロにすることはできません。
具体的には、下記のような役割は企業内部の方が担当する必要があります。
たとえば、「入社1年目の方にインタビュー」という企画を立てた場合、いつ・どの社員に取材をするのかを手配する必要があります。外部業者には、入社1年目の社員が何人・どの営業所にいるかなど把握できないからです。
複数の対象者のうち、人事担当者の目から見てより採用ターゲットに近い人材を取り上げるなどの采配も大切です。
社内の表彰制度や、社員たちに好評の福利厚生、最近入社したスタッフの紹介など、採用オウンドメディアで取り上げるネタも、外部の業者にはわからないことが多々あります。
年間行事予定表など、業者に共有できるものがあると役立つでしょう。
また、採用オウンドメディアで情報を発信する責任として、業者から上がってきた記事に目を通し、最終のGOサインを出してから公開してくださいね。
採用オウンドメディアは、社外の求職者だけでなく、社内の従業員に認知されてこそ効果を発揮するものです。 取材対応やネタ提供といった具体的な協力はもちろん、「この前インタビューされてた記事、見たよ」などといった社員同士の話題になることも認知のひとつです。
会社の中の人たちが心から「うちの会社の良いところを広めたい」と思っていれば、自ずと読者にも伝わります。 社員たちが自社の魅力を再確認し「やっぱりうちの会社っていいよね」という共感こそが、社外の求職者がもっともリアルに知りたいことだからです。
たとえば、別の支店・店舗に在籍しているスタッフが何をしているかわからない…ということは、日本中の会社で起こっています。 同じ会社に所属していても、お互いに無関心で孤立していると、離職につながってしまいます。 採用オウンドメディアを通じてお互いを知ることで、より理解することができ、従業員満足度がアップすれば、定着率の高い組織になります。
人事担当者だけでなく、一般社員の方々に採用オウンドメディアを認知してもらうことは、外部業者にはできない部分です。 メディアオープン当初だけでなく、定期的に発信していくことが重要です。 社内グループウェアなどで告知したり、記事が更新されるたびに全体メールで広報するなど、積極的に発信していきましょう。
もし、仮に、前述のサイト構築から企画立案、CMSを用いたメディア立ち上げ、コンテンツ制作などを自社で内製した場合、人件費はどのくらいかかるでしょうか。あくまでも参考価格となりますが、一般的な費用感は下記の通りです。
採用オウンドメディアの立ち上げ時のペルソナ設計やKPIの設定から、記事制作、効果検証まで、すべてを人事担当者ひとりで行うことは難しいため、複数のスタッフが必要になります。それぞれが専任ではなく他の業務と兼任の場合は、さらに人数が必要ですし、メンバーが増えるほど意思疎通に手間もかかります。
サイト立ち上げに知見を持ったスタッフがいる場合の試算ですので、未経験者の場合はさらに工数がかかるだけでなく、クオリティの高いメディアを作ることは困難でしょう。
社内に専門知識を持った人材がいなかったり、いてもリソースがない場合には、採用オウンドメディアのために知識のある社員を新たに採用するとなると、さらに募集をかけるコストも必要です。相場と比べると、だいたい数十万〜200万前後かかることが予想されます。
また、上記費用をかけてオウンドメディアをオープンさせたあとも、定期的な更新やコンテンツの見直し・改善のために人件費が毎月100万円前後発生します。(スタッフ2~3人と仮定)
このため、コンテンツマーケティングに詳しい人員がおらず、教育も採用も難しい場合は、代行業者に外注した方がうまくいくでしょう。
弊社トラコムでは、採用オウンドメディアの企画・運用代行を実施しています。
すでにメディア運営をしているものの成果が出ずに悩んでいるという場合は、今後のメディア運営方針についてアドバイスさせていただくコンサルティングも可能です。すでにお持ちの既存メディアに寄稿する形で、記事コンテンツ単体の制作もご依頼いただけます。
インタビュープラン | おまかせSEOプラン | |
月1記事 | 7万5000円~ | 3万円~ |
月2記事 | 12万円~ | 6万円~ |
※プランの価格は税抜きになります
※ご契約に関しては、最低6ヶ月間のご契約を条件とさせていただいております
※ホームページにブログなどのCMS機能がある企業様に限ります(システムにより費用が異なる場合があります)
※立ち上げからご提案も可能です(別途お見積り)
採用オウンドメディアのために、専任担当を置くことが難しい企業が多いでしょう。また、メディア運用未経験でノウハウのない人事担当者よりも、経験豊富なプロに任せた方がメディアの成長スピードが早く、効率が良いのは間違いありません。
ご予算などに合わせて提案させていただきますので、以下のお問い合わせボタンより気軽にお問い合わせください。
以下の記事では、トラコムへのご依頼方法やサポート開始までの流れ、実際にご利用いただいたお客様の声をご紹介しております。ぜひご覧ください。
採用オウンドメディア・WEB社内報の立ち上げ・運用をサポート!代行プランのご紹介
ご希望のサポートレベルに合わせて、手が足りない部分だけに予算をかけるというのも一つの手です。
トラコムの社長ブログ更新お任せサービスは、『何か施策を打ち出したいが、そこに割けるリソースがない』というお悩みを抱える企業様向けに、月30分のインタビューを行い、採用サイト上でのブログ更新に特化したサービスです。詳しくは以下よりご確認ください。
費用コストと人的コストのそれぞれを踏まえて、採用オウンドメディアの導入を検討しましょう。
本記事でご紹介した以外にも、効果分析や振り返り、記事のリライトなど、採用オウンドメディアの運用にはさまざまな工程があります。
社内のリソースが足りないと感じる場合には、外部業者に任せることをおすすめします。専門知識と求職者目線を持って、戦略的・客観的にコンテンツ企画・制作を進めることができます。
一方で、取材の人選や日程調整、記事ネタの提供、社内へのメディアの認知は、業者に任せられない部分でもあります。
工数を削減しつつ、自社内でやるべきことを精査して、採用オウンドメディアを成功させましょう。
参考記事:オウンドメディアの費用対効果とは?成果を出すためのポイントを解説|COUNTER MEDIA
「コストをかけても思うように人材が採用できない」「定着率が低く、採用してもすぐに辞めてしまう」というような課題を抱える企業様も多いのではないでしょうか。
本資料では、採用コストの最適化、定着率向上、パフォーマンス重視の採用手法といった、採用ROI(投資利益率)を向上させるための実践的な施策をまとめました。
今後の採用活動における効果測定と改善の指標として、ぜひご活用ください。
弊社トラコムでは、採用オウンドメディアの立ち上げ・運用を通じて、お客様の新規採用・従業員の定着率アップに向けたサポートを行っております。
「どういったコンテンツを発信していいのかわからない」「自社完結で更新をしていきたいが、人手が足りない」「外部業者に依頼したいが、どこに頼めばいいのか分からない」などのお悩みがある場合は、トラコムまでご相談ください。
長年培ってきた採用ノウハウを活かし、採用に結び付けるメディア運用をご支援いたします。
この記事を書いた人
K.YUASA
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2004年中途入社。トラコムで初の産休・育休取得。
リクルート求人営業を10年以上経験し、派遣会社・介護などを担当。
2019年~、テクタス事業部の立ち上げメンバー。
ディレクターとしてホームページ、オウンドメディア制作・運用、採用代行などに携わる。
自らインタビュアーを年間200件しつつ、様々な企業様の記事をディレクション。
WEBライティング能力検定1級を取得し、自分のスキルを常に磨く。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
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