
トラコム社員がお届け!
「コロナ禍で巣ごもり需要が高まり、宅配案件は増えてきたが、いい人材は採用できていない。」「物量は減って人員を増やす必要はないが、今後アフターコロナで物量が増えた場合、適正人数を確保する必要がある。」など、本記事では、そんな物流業界の採用に携わる方に向けて、今やるべき採用の一手をご紹介します。
コロナ禍の巣ごもり需要で、ネット通販などの宅配系は好調です。
しかし企業間物流はその逆で、特に鉄鋼、自動車関連、金属素材、建材、紙・パルプ、衣料品などが減少傾向にあります。
また感染対策としてマスクや消毒用アルコール、家庭用加工食品や冷凍食品、ECは物量が増えています。
国交省のトラック輸送情報における5月の宅配便貨物の取り扱い個数は、3億8132万2000個で、前年同月比で14.3%増と2ケタの伸びを示しました。※参照:トラック輸送情報(令和3年(2021年3月分)より
百貨店など小売、外食、アパレル、農業などあらゆる産業がECに活路を見出す中、今後も宅配需要の拡大が見込まれると考えます。
上記業界全体で記した通り企業間物流の物量の減少にあたり、人手不足、長時間労働が改善の傾向にあります。
また、雇用についても変化が見られます。厚生労働省が発表したトラックドライバーを含む自動車運転職の有効求人倍率(正社員・パート含む)は1.83倍と2倍を割り込みました。(令和2年7月時点)※参照:トラック運転手の長時間労働改善に向けたポータルサイトより
これはコロナ前の令和元年7月の3倍近くの数字から比べて1倍以上減少していることになります。企業様毎に差があるものの、同業界からの転職、つまり物流業界から物流業界への転職者が増えました。物量の減少に伴い、労働時間が減り、より高い給料を求めて転職をする方も増えたと感じます。
有効求人倍率だけのデータを見ると、コロナ前とコロナ後を比べて、採用活動がしやすくなっているということが言えます。
ターゲットを明確にした原稿。これは最低限必要です。
これを踏まえた上で、3つの明確化が必要となります。
これらのポイントを詳しく解説していきます。
こちらは前述した、物流業界から物流業界への転職者に向けたアプローチに必須です。
転職希望者は、自身が働いている会社の物量がコロナ禍で減少し、残業が今まで通りできなくなってしまい、給与が下がったことで転職を考えていたとします。 その際に最も気にするポイントは給与です。
例)1日2ブロック(1ブロック5時間程度)×22日稼働の場合 2万370円×22日=44万8000円以上
こちらも前述した、物流業界から物流業界への転職者に向けたアプローチに必須です。
上記同様の理由で転職を考えた際、仕事量は安定しているのか。急に仕事が無くなったりしないのか。これは物流業界に限らず、求職者が気にするポイントです。
例)【1日のスケジュール例】
8:45…ステーションにチェックイン
8:55…荷物詰込み
9:00~17:00…配達
18:00…帰宅
原稿ではこのように記載するのもいいでしょう。
コロナ後の応募フローは、これまでのような『対面のみでの面接』から変化し、多岐に渡ります。
詳しい内容に関しては下記にまとめていますので、ご確認ください。
コロナ禍で業界と雇用が変化している中、採用ターゲットの思考をきちんとキャッチし、採用手法も柔軟に変えていく必要があります。
今後は食品や通販系の委託ドライバー等、新規参入をしてくる業態は増えるでしょう。委託ドライバーの採用方法は、正社員のドライバーとは異なります。
物流業界の最新情報を常にキャッチし、最新の採用手法と結び付けてご提案をさせて頂きます。些細なことでも構いません。気になることがございましたらご相談ください。
この記事を書いた人
K.SHIBATA
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2016年に新卒入社。千葉支社に配属。
入社後から現在まで、千葉中央エリアを中心に担当。
バス・運送・建設業界を中心に採用活動に携わる。
2020年10月東京本社へ異動。
飲食・通販・アミューズメント等の大手企業を担当。
リクルート通期目標・社内通期目標達成。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
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