【京都編／2020年11月】月間掲載件数レポート・採用動向まとめ

当社トラコムでは、企業が抱える経営課題を採用面から解決するリクルーティング事業を展開しています。年間1万社以上の取引実績のある当社が、独自に採用動向を調査。月に1度レポートをまとめております。

『業界・エリアごとの掲載件数』『採用活動の動向・傾向』の情報として、参考にしていただけますと幸いです。

全体掲載件数動向

先月より7,485件のプラスとなりました。新型コロナウイルスの流行以降、6万件に届くほどの件数に復調したのは今月が初めてです。

〈エリア別〉掲載件数動向

京都市エリア

まずは京都市内から見ていきます。先月比6,087件のプラスとなりました。全エリアで件数が増加しており、中でも中京区や東山区で30％近く伸びています。

プラス：山科区、東山区、中京区
マイナス：なし

その他エリア

その他のエリアでも先月比プラス1,397件と、増加に転じています。こちらはエリアによって大きな差が出ています。

プラス：乙訓郡大山崎町、相楽郡笠置町、与謝郡与謝野町、久世郡久御山町
マイナス：綾部市、船井郡京丹波町、相楽郡和束町

〈業種別〉掲載件数動向

続いては業種別の掲載件数となります。伸び幅が大きかったのは下記の業種です。

件数比較

プラス：ホテル・旅館・ブライダル
マイナス：運輸・物流・配送・警備・作業・調査

マーケットシェア比較

プラス：医療・医薬・福祉
マイナス：販売・接客・サービス

掲載傾向・採用動向

ほぼすべてのエリアで前月比を上回る結果となりました。先月比で114％UPとなっていて、コロナ影響が出てきた3月以降としては最も求人数が伸びています。業種では「ホテル・旅館」「医療・医薬・福祉」が140％以上増。「飲食・フード」が115％増とGo To トラベル・Go To eatの影響が大きく出ています。

求人件数が増加しているため、1求人あたりの応募数は減少傾向となっています。特に派遣の求人が11月末から増えてきていて、派遣の応募数はコロナ前の昨年同時期の水準に戻ってきています。派遣が増えている要因として考えられることは、人的ニーズに対して派遣で対応する企業が増えているからと予想出来ます。Go To トラベル・Go To eatの実施により、紅葉時期ということも作用し、京都経済も若干回復傾向となってきています。ただし、コロナ第3波への懸念から長く雇用する社員ではなく、スポット的な派遣社員の導入が進んでいます。

以前と比べ応募が来るようになっている求人の特徴
■社会人Wワーク→賞与・給与が減っているため。
■フルタイム→仕事減によりシフトに多く入れない企業が多いため
■高校生応募→進路決定後のバイト探しとして

一方で正規雇用は非正規雇用募集ほど掲載件数が増加していないこともあり、買い手市場はもうしばらく続く想定です。また、東京・名古屋からの転勤希望者も増えています。

12月に向けた採用活動

コロナ禍による「求人件数の減少」「応募数の増加」が続いていましたが、その状況も落ち着きつつあります。コロナ後に急速に影響力が高まった「自社採用サイト」など、採用市場は大きく変化しています。改めて、採用活動を見直す必要があるでしょう。

データのダウンロードが可能です

さらに詳細なエリア×職種での掲載件数データをお出ししております。今月は『京都市中京区×ホテル・旅館』のリストをご用意しました。より多くのデータ、カスタマイズしたデータをご要望のお客様は、お気軽に下記ボタンより問い合わせください。（ダウンロードは無料です。）

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