
トラコム社員がお届け!
有効求人倍率1.38倍、新規有効求人倍率2.09倍という売り手市場!しかし意外と知られていないのは、正社員の有効求人倍率はそんなに高くないということ。この売り手市場だからこそ、「正社員」という雇用形態に拘った採用活動が必要になります。
有効求人倍率とは、有効求人数を有効求職者数で割ったもの。
つまり有効求人倍率が1以上であれば、求職者1人に対して、選べる仕事が1つ以上存在するということです。
逆に倍率が1を切ると、求人数よりも求職者数の方が多いので、企業側にとって有利な市場関係になります。
そこで言うと、1.38倍という数字は企業側にとってはかなり厳しい市場ですが、本当にそうでしょうか?
有効求人倍率と聞くと、「ああ、求人数が多くて、求職者数が少ないんだな。
だからうちの会社も人が採れないんだな。」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、この有効求人倍率には、「常用的パートタイム、パートタイムを除く常用、正社員」という
3つの雇用形態が含まれているという事をご存知でない方もまだまだいらっしゃるようです。
実は正社員の有効求人倍率は2016年の9月時点でも、まだ1倍に到達していません。
1. 常用的パートタイム・・・・・1.47倍
2. パートタイムを除く常用・・・1.15倍
3. 正社員・・・・・・・・・・・0.89倍
1. 常用的パートタイム・・・・・59万3371人
2. パートタイムを除く常用・・・122万5637人
3. 正社員・・・・・・・・・・・※2と共通
1. 常用的パートタイム・・・・・87万271件
2. パートタイムを除く常用・・・141万2698件
3. 正社員・・・・・・・・・・・109万5587件
(2016年10月 厚生労働省発表)
上記のデータにあるように、求人倍率を押し上げているのは常用的パートタイムと
パートタイムを除く常用(契約・派遣など)の2種類の雇用形態になります。
とはいえ、正社員の有効求人倍率も0.89倍とかなり上がっては来ているので、必ずしも簡単とは言えませんが、
他の2つの雇用形態と比べると、かなり数字が低いのも事実です。
「パートでフルで入ってくれる人が欲しい。」、「あとパートで3名採用したい。」、
「うちの社員は全員契約スタート。」その様なご相談を頂く事が沢山あります。
私はよくそこで、
「新しい方を正社員で採用できないでしょうか?」とお客様にお伺いします。
「正社員だけで見ると、求職者よりも、求人数の方が少ないです。
御社にとってもメリットになる点が沢山あると思います。」とお伝えさせて頂いてます。
パートの方や、派遣の方と比べると、会社にとっても働く側にとっても、無期雇用になるので、
より強いコミットメントを持って働いてくれます。
特にパートは定期的に人の入れ替えが起こるので、何度も募集をかけないといけません。
定着率が高くなると、教育や技術の習得などに早い段階で取り掛かることができます。
パートや派遣だと、定期的に人が入れ替わる可能性が高いので、教える側としても、
どこまで任せていいのか困る時があります。正社員で雇用すれば
今後何年も働くと見込めるので、早い段階での訓練と戦力化が可能になります。
人が安定すると、会社は中・長期的なプランが立てやすくなります。
会社として「〇年後までにこうなる」という目標を立てた時に、必ずと言っていいほど、
障壁になるのは「人」。「こういう人がいれば、このプロジェクトが始められる」
「新規事業の立ち上げメンバーが必要」そんなお声を沢山頂きます。
会社が目指す姿を実現する為にも、長期で働いてもらう為にも、
正社員での募集を検討してみてはいかがでしょうか。
ここまで「正社員」で採用する意義を書かせて頂きましたが、
もちろんこれはすべての企業様に当てはまるようなものではございません。
人件費の折り合いや、社内の人事状況など、様々な要素があると思います。
しかし、「昔からこうやってきたから」という事で正社員での募集検討された事がないのでしたら、今一度、お考え頂ければと思います。
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