
トラコム社員がお届け!
数ある企業の中から選んで入社してくれる、新入社員。しかし、新人の「早期離職」に頭を抱えている企業は少なくないはず。私自身、自社の新人育成に携わってきましたが、全てがうまくいったわけではありません。そして、私の新卒入社の同期には早期離職をした人もおり、その存在を身近に経験しております。そんな中で今回は、自身の経験を踏まえて、新入社員の早期離職を防ぎ、長期に渡って活躍する人材へと育成するポイントをお伝えします。
皆様はじめまして!
トラコム新卒入社10年目の吉田と申します。
現在は、4名体制のチームのマネジメントをする傍ら、人事部と連携をとりながら大阪支社の新卒5名の育成にも携わっています。
また、今年入社の中途社員2名の育成担当もしており、トラコムの新人育成に深く携わっております。
入社1年を経たずして早期離職してしまう新人へのアンケートから、以下のように早期離職の理由がわかります。
https://media.bizhits.co.jp/archives/10409
株式会社ビズ・ヒッツ「転職理由に関する意識調査」
仕事内容や給与など、会社として定められているものに対しての不満は、ある程度仕方がないのかもしれません。
ただ1つ言えることは、「本当にそれが辞める理由なのか?」ということ。
さらに言えば、
「マイナスの要素を上回るほど、ここで続けたいと思える動機形成ができているか?」
がポイントです。
私は、入社4年目でリーダー職に就きました。
ただ、リーダーになる直前まで「上位職や管理職に就きたい」とは全く思っていませんでした。
同様に、元々私が育成していた後輩で役職に付いたメンバーも、少なくとも新人時代に、「長く続けます!」「管理職に就きたいです!」と思っていた子はほとんどいないのではないでしょうか。むしろ「辞めたい」と言っていたメンバーもいます。
正直に言うと、私もそう思っていたことがありました。
では、何がきっかけでここで頑張ろうと思えたのか。
私自身を振り返ると、入社した最初の1年間は、正直、仕事に対するやりがいはわかりませんでした。
しかし、一緒に働きたいと思える先輩がいたから、頑張れたように思います。
また、長く続けてくれているメンバーや、弊社でも社歴が長いマネージャー陣も、そのように「人」に動機づいて長く活躍しているように思います。
仕事を一通り理解するのに3年はかかると言われる中で、入社して最初の1年間(さらに言えば3年間)、仕事に対するやりがいを見つけることは難しいと思っています。
ただしその一方で、
こう思える上司や先輩がいたから、今の私がある。
そんな方も多いのではないかと思います。
今度は、あなたかがそんな上司になる番です。自分にはリーダーシップ、カリスマ性がないから…などというのは関係ありません。私もそんなものは持ち合わせていません。些細なことではありますが、私は日々意識して注力していることがあります。
1人の社会人としてしっかり見ていること、その子が日々頑張っている事を同じ目線で考え、喜び、時には叱る事。これが「人」に動機づかせる上で重要な要素です。
多くの企業が入社後に実施する新入社員研修においても、ビジネスマナーなどの実務スキルを高めるだけではく、 人間関係の構築や働くことへの動機づけに繋がります。
この会社で一緒に働きたいと思ってもらえるように、新人の思いに寄り添い、同じ目線で考え、指導する。
入社して最初の1年間の新人との関わり方を見直すことで、早期離職は防げるかもしれません。
離職率が高くて困っている、こんなケースにはどう対処したら良いの?など、お悩みの企業様がいらっしゃれば、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
M.YOSHIDA
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2012年に新卒入社し、京阪エリアサービスに所属。入社4年目に拠点リーダーに就任。
2021年に「市場開発グループ」のリーダーとして、「Airワーク 採用管理」の新規開拓に注力。
2024年に「カスタマーサクセスグループ」の大阪チームのリーダーに就任。
中途採用からアルバイト採用まで、苦手な分野がないことを強みとしている。
自社の新卒・中途入社の若手社員の育成にも携わっている。
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