
トラコム社員がお届け!
若手の採用。特に20代~30代半ばの年齢層はどんな業界・職種でも採用が難しい傾向です。このコンテンツではその中でも第二新卒と呼ばれる世代を求人メディアを使用して採用するために伝えるべきポイントをまとめています。
関係各省からの、卒業後3年以内の既卒者の新卒枠での応募受付を行うよう要請が出ています。つまり定義としての第二新卒とは、学校等を卒業して一旦就職したものの、3年未満のうちに転職を志望する求職者のことです。総務省のデータによると22歳~25歳の世代人口は約500万人。男女比はほぼ1:1です。
20~24歳の平均年収はおよそ250万円前後、25~29歳の平均年収がおよそ350万円前後、30~35歳の平均がおよそ400万円弱。業界や企業規模ごとにばらつきはありますが、これから社会人として経験を積んでいく世代だけに、まだまだ発展途上といった感じです。
市場感は正直なところ、転職者に非常に有利です。有効求人倍率も1.3倍とバブル期の水準を超え、これまで新卒採用で計画的に人員を補充していた大手企業や、中途採用でハイ・ミドルキャリア人材を狙い撃ちしていた企業なども採用の難しさから未経験若手中途採用に踏み切っています。
そもそも第二新卒の転職者は転職マーケットに何人いるでしょうか?
転職者の約8割が利用している転職サイトのリクナビNEXT、そのデータベース上では、現在約3万人弱の方々が直近1ヶ月以内にログインしアクティブな転職活動を行っています(2016年7月現在)
上記のように転職希望者はある程度存在するものの、競争率が非常に高い状況です。ポテンシャルで採用するので、全国の大手から町の小さな工場まで、すべての企業がライバルになります。
そのためには求人の中で自社に興味を持っていただけるよう、自社へ転職するとどのようなメリットがあるのかをしっかりと書き出す必要があります。特に、自分自身がどのように成長していけるのか、キャリアプランや年収例など、具体的なイメージを伝えることは必須条件といっていいでしょう。
私がお手伝いをさせていただいたお客様を1社ご紹介させていただきます。
大阪市外に本社を構える、従業員10名程度のとあるメーカー様。従業員の高齢化もあり、製造面で技術をつないでいくためにもどうしても若手がほしい!ということでご相談の機会をいただきました。
現場の方や経営層と取材の中でお話をお伺いしていると、ものづくりに対してプライドを持って取り組まれていること、その結果として、取引先からの海外進出のお誘いや国外での商談中に取引のないお客様から商談中の取引先に「難しい案件でも対応してくれる●●って会社があるの知ってるか!?」なんて電話があったというびっくりするようなエピソードまで、その会社様ならではのエピソードが次々と出てきました。
そこでまずキャッチコピーや原稿上部の目を引く部位にそのお話を盛り込んで読者をひきつけ、キャリアプランや先輩社員がどのように指導を行って技術を身につけるのかといった事実情報を盛り込みました。
結果として、26歳の高専を卒業後メーカーに勤めていた方、ラインの一部として流れ作業をこなすうちにモノづくりの楽しさをもう一度味わいたいと考えていた男性や、25歳の工業系の学校を卒業後、別の職種についていたがもう一度モノづくりにチャレンジしたいという意欲的な男性など計3人の採用に成功しました。(採用コストは約60万円)
なんとしても会社の魅力を伝えたいという企業様とともに考えて、狙い通りに出せた成果だと考えています。第二新卒採用は、ポイントをしっかり抑えておけば大丈夫!将来の会社を支えてくれる柱に出会える、攻めの採用をしましょう!
この記事を書いた人
H.MORI
この人の記事一覧を見る
2010年8月31日入社。
新卒・中途採用の提案をメインとして、
「社員採用は、企業の未来への投資」という考えを持ちながらお客様の人材関連課題解決に着手。
現在も企業の将来をいっしょに創りたいという思いで日々活動中。
2023年4月よりマネージャーとして
新卒・中途・アルバイトパート採用を行う複合グループを運営。
自身も営業現場に揉まれつつ、明るく楽しい後輩たちに囲まれながら日々奮闘中!
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
記事一覧を見るいつもご利用されている求人採用を見直してみませんか?悩み、ぜひ教えてください!御社の魅力を一緒に考えさせてください!
記事一覧を見る今注目されているGoogleマップやSNS(インスタ等)を活用した集客、インバウンド対策、オウンドメディア企画・運用など最新の集客トレンドやノウハウを発信していきます。
記事一覧を見る媒体活用の採用支援や人材育成に関わるセミナーから研修や集客方法をご紹介するワークショップまで、さまざまな自社開催のセミナー情報をお届けします。
記事一覧を見る