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いつもお読みいただいている皆様ありがとうございます。第1回、第2回、ともにたくさんのアクセス本当に嬉しく思っております。全3回の『スライド作成講座』も第3回、いよいよ最終回です。前回の終わりに予告しました通り、今回は
スライドで使うべき色とその組み合わせ
についてお話いたします。最後にはオススメの配色も紹介させていただきますよ。最後までお読みいただいたあなたなら、きっとプレゼンスライドマスターになれるはず。どうぞよろしくお付き合いください。
色、いわゆる色彩学的な内容について丁寧に説明させていただいてもいいのですが、本連載をお読みの方は、より具体的な手法を望まれる方が多いと思いますので割愛します。
では具体的にスライドで使うべき色、避けるべき色とは何でしょうか。それぞれ紹介していきましょう。
「原色」という言葉を耳にされたことがある方も多いかと思います。これは簡単に言うと、「様々な色をつくるもと(=原)になる色」を意味しています。光の三原色であれば「R(red)=赤」「G(green)=緑」「B(blue)=青」を指し、避けるべき色もこの三原色になります。
・赤(R=255,G=0,B=0)
・緑(R=0,G=255,B=0)
・青(R=0,G=0,B=255)
なんというか、ギラギラしていますよね。主張が激しすぎて目が痛くなってしまいます。原色ってそういうものではあるのですが、文字や図を追うスライドでこの3色はおすすめできません。そして原色に近い色、コントラストが強すぎる色というのも使うのは避けたほうがいいでしょう。
ではどんな色をスライドに使うべきなのか。続けて見ていきたいと思います。
彩度を落とした色というのは、いわゆるほんの少し「くすんだ」色です。なんとなくイメージはできるものの、それってつまりどんな色?となりますよね。
こちらも簡単に説明しますと、PowerPointでいうところの「テーマの色」のおと。あわせて、「テーマの色」の下にある「標準の色」についても触れますと、こちらは避けるべき原色(もしくはそれに近い鮮やかすぎる色)となっています。近い場所に、使うべき色と避けるべき色があるため、つい同じものと考えてしまいがちとなるので注意しましょう。
さて、彩度を下げた(テーマの色)を使うべきと述べていますが、実際に原色を使用した場合と、彩度を下げた色をそれぞれ使った場合、どの程度の違いが出るのでしょう。これまでのように、今回も画像で確認いただきたいと思います。
いかがでしょうか。
彩度が高い色は派手な印象、彩度の低い色は地味な印象を受けた方が多いかと思います。彩度の高い派手な色は、色味が強く非常に目立ちます。
目立つことは悪いことではありませんが、目立つ=コントラストが強い色になるため、目の負担は増します。使用するときには、要所となるポイントにのみ使い、多用は控えて読みやすいスライド作成を心がけましょう。
テーマの色だけでは物足りない、企業のコーポレートカラーに合わせたいなどの理由から、「テーマの色」以外を使うタイミングもあるでしょう。
PowerPointでは『ユーザー設定』を行うことで、個別に色の設定が可能になっています。下記の手順で設定が可能です。
今回は使うべき色とその作り方についてお話しました。そのテクニックを用いて最後に仕上げを行いましょう。
前回までにも使用していたスライドの例をもとに、彩度を下げた色で作成してみます。
左が前回の終わりに、余白と情報を整理したスライド。右が彩度を調整したものになります。
いかがでしょうか。少しトゲトゲしかった印象が柔らかくなり、数字や単語も読みやすくなっているかと思います。色の彩度はそれだけ見た目に大きな影響を与えているのです。
第1回から少しずつ直してきたこのスライドも、随分かわりました。最初のスライドと、見比べてみたいと思います。
どちらが見やすいかは言うまでもありませんよね。スライドはちょっとした心得で、これだけ見やすくなるものです。ぜひ今回の連載を意識して、スライド作成に役立ててください。
最後に、配色の実践編として、さまざまなテーマに合わせた色の組み合わせをご紹介したいと思います。
色は組み合わせることで様々な印象を与えるもの。
優しい印象のナチュラルカラー、元気をもらえるようなポップカラー、大人っぽいエレガントカラーなど色の組み合わせは様々です。
今回はテーマに合わせた7つの配色を紹介します。パワーポイントで直接色を作れるように、それぞれの色数値(RGB)を記載していますのでぜひ役立ててください!
全3回にわたる『スライド作成講座』に、長らくのお付き合いありがとうございました。まとめとして、これまでお話してきたスライド作成のポイントを振り返って講座を締めくくりたいと思います。
・スライドの周囲に1/10ほどの余白を取って、まとまりのあるレイアウトを作る
・情報は文章ではなく、重要な単語を取り出して簡潔に
・スライドに使う色は原色ではなく彩度を少し下げた色を使おう
たった3つで上達する、というタイトルですからポイントももちろん3つだけです。この3つさえ覚えておけば、スライド作成の第一歩として十分です。
あなたの魅力ある意見がスライドによってより良いものになることを願っています。
この記事を書いた人
トラコム制作スタッフ
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ライター6名、デザイナー5名、ライター&デザイナー1名の12名のチームで
お客様の原稿を担当します。
「女性向けの可愛らしいデザインが得意」「ストーリー調の原稿が得意」など、
各メンバーごと得意なスタイルを持っておりさまざまなご要望に対応可能!
ときには取材や写真撮影に伺うことも。
また求人原稿だけでなく、応募の受け皿となる採用LPやSNSのアイコンやチラシなども作ります。
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