トラコム社員がお届け!
「求人広告の費用対効果が読めない」
「広告費をかけたのに、良い人材が採用できなかった…」
このように採用コストに関する悩みは尽きない企業も多いでしょう。そんな課題を解決する選択肢が、成果が出た分だけ費用を支払う「成果報酬型求人」です。本記事では、クリック課金や採用課金など4つの主要タイプを徹底比較。それぞれの仕組みやメリットを解説し、貴社に最適な手法を見つけるヒントを提供します。
求人広告の掲載や人材サービスの利用において、事前に定めた「成果」が発生したタイミングではじめて費用を支払う料金モデルのことを成果報酬型求人といいます。
従来の一般的な求人広告である「掲載課金型」が、応募や採用といった成果の有無にかかわらず、掲載期間に応じて一律で費用が発生するのとは対照的です。成果報酬型であれば、成果が出なければ費用は一切かからないため、企業の採用コストにおける「掛け捨てリスク」を大幅に軽減できるのが最大の特徴です。
そして、この「成果」の定義によって、成果報酬型はさらに細かく分類されます。以下に、4つの成果報酬型求人のタイプを紹介し、それぞれの仕組みを解説します。自社の目的に合ったモデルを見つけることが重要です。
まずは、4つの課金タイプの特徴を一覧で比較してみましょう。
| 課金形態 | 課金ポイント | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| インプレッション課金型 | 広告が表示された時 | ・低単価で多くの人に広告を見せられる ・企業の認知度向上につながる | ・応募や採用に直結するとは限らない ・成果につながらない表示でも費用が発生 |
| クリック課金型 | 広告がクリックされた時 | ・求人に興味を持った層にのみ費用が発生 ・費用対効果を分析しやすい | ・応募意欲の低いクリックでも費用が発生 ・効果的な運用には専門知識が必要 |
| 応募課金型 | 求人に応募があった時 | ・掛け捨てリスクが低く、費用対効果が高い ・応募という成果に直接コストを投下できる | ・応募の質が担保されにくい ・応募者対応など選考工数が増える |
| 採用課金型 | 採用が成功した時 | ・採用成功まで費用ゼロで、金銭的リスクがない ・確実な採用にのみコストを投下できる | ・一人あたりの成功報酬額が最も高額になる傾向 ・大量採用には不向きな場合がある |
求人広告が求職者に「表示」されるごとに費用が発生するモデルです。Web広告の世界ではCPM(Cost Per Mille)課金とも呼ばれ、1,000回表示ごとのコストで計算されるのが一般的です。
直接的な応募獲得というよりは、まず自社を知ってもらう認知フェーズで有効な手法です。ただし、採用成果に直接結びつきにくい側面もあるため、他の手法と組み合わせて活用するのが一般的です。
求人広告が「クリック」されるごとに費用が発生するモデルです。Indeedや求人ボックスといった、求人サイト・求人検索エンジンで広く採用されています。
広告が表示されただけでは費用がかからず、自社の求人に興味を持ってクリックした求職者に対してのみコストを投下できるため、インプレッション課金型より費用対効果が高いと言えます。ただし、効果を最大化するには、クリック単価の調整やキーワード選定といった専門的な運用ノウハウが求められます。
クリック課金型の求人を活用するメリット・デメリット、おすすめのクリック課金型求人サイトについてはこちらの記事で解説しています。
クリック課金型の求人サイト・広告とは?メリット・デメリットを解説
求職者からの「応募」が1件あるごとに費用が発生するモデルです。近年、採用コストの最適化を求める企業から注目を集めています。クリックされても応募に至らなければ費用は発生しないため、クリック課金型よりもさらに成果に近い地点でコストをコントロールできます。
一方で、応募のハードルが低いため、求めるスキルや経験とマッチしない応募が増える可能性もあり、応募後のスクリーニング体制の構築が重要になります。
応募課金型求人広告の仕組みやメリット、おすすめの応募課金型求人広告についてはこちらの記事で解説しています。
応募課金型求人広告とは?仕組み・メリット・費用対効果を高めるコツを解説
候補者の「採用(入社)」が決定した時点で初めて費用が発生するモデルです。人材紹介サービスや、一部の求人サイトで提供されています。
採用という最終的なゴールに対してのみ費用が発生するため、企業にとって最もリスクの低い手法です。その分、一人あたりの成功報酬額は他のモデルに比べて高額になる傾向があり、特に大量採用には不向きな場合があります。
「結局、自社にはどれが合うの?」と迷われるかもしれません。トラコムでは、貴社の採用課題をヒアリングし、最適な課金モデルの組み合わせをご提案する無料相談を実施しています。まずは、お気軽にお問い合わせください。
どのタイプの成果報酬型が自社に合うのか、企業の課題や状況別に見ていきましょう。
採用にかけられる予算が限られている場合、「クリック課金型」がおすすめです。低コストから始められ、求人に興味を持ったユーザーのクリックに対してのみ費用が発生するため、無駄なコストを抑えられます。日々の予算上限も設定できるため、想定外の費用発生を防ぎながら、柔軟な採用活動が可能です。
応募の母集団形成が難しい専門職では、応募という成果にのみ費用が発生する「応募課金型」や、潜在層に直接アプローチできるスカウト機能を持つ「クリック課金型」サイトが有効です。これらの手法は、採用決定まで費用のかからない採用課金型と比べて、より能動的に候補者を探しにいける点が強みです。
「退職者の後任1名」など採用人数が少ないケースでは、確実な採用につながる「採用課金型」はもちろん、コストを細かく管理できる「応募課金型」や「クリック課金型」も有効な選択肢です。特に「クリック課金型」は、採用が決まった時点で原稿をストップできるため、予算の節約につながるといったメリットがあります。自社の採用計画に合わせて複数の手法を検討することで、最適なコストで採用を成功させることができます。
多くの求職者の目に触れる「クリック課金型」や「インプレッション課金型」は、直接的な応募だけでなく、企業名や事業内容の認知度向上にも貢献します。
成果報酬型求人と一言で言っても、その種類はさまざまです。「自社にはどのタイプが一番合っているんだろう?」とお悩みでしたら、ぜひ一度トラコムにご相談ください。ここでは、トラコムが選ばれる3つの強みをご紹介します。
トラコムは特定のサービスに偏らない、総合広告代理店です。今回ご紹介したさまざまなタイプの成果報酬型求人メディアはもちろん、その他の広告手法も組み合わせ、お客様の採用課題やご予算に合わせた最適なプランを中立的な立場でご提案します。
▼取り扱いメディアの一覧はこちら
トラコムの取り扱い求人メディア
クリック課金型や応募課金型の広告で効果を最大化するには、日々の効果測定や単価調整といった専門的な運用が欠かせません。トラコムでは、経験豊富な専門スタッフがお客様に代わって広告を運用し、費用対効果の最大化を図ります。採用ご担当者様は、候補者の選考といったコア業務に集中していただけます。
私たちのゴールは、単に広告を掲載することではありません。お客様の採用が成功することです。そのため、メディア選定だけでなく、求人原稿の作成、応募後の歩留まり改善に関するアドバイスまで、採用活動全体を視野に入れたサポートをご提供します。
A. サービスや募集職種の年収によって変動しますが、採用課金型求人の場合、正社員1名の採用で50万~100万円程度が一般的な相場です。アルバイトでは数万円が目安となります。クリック課金型や応募課金型は、職種やエリアの採用難易度で単価が変動します。
A.課金タイプによって保証内容は異なります。採用課金型のサービスの多くには「入社後〇日以内の退職は〇%返金」といった返金規定が設けられています。また、応募課金型では、重複応募は課金対象外とする保証を設けているサービスもあります。安心して利用するためにも、契約前の確認が重要です。
A. はい、併用は非常に効果的な戦略です。例えば、広く母集団を形成したい主要な職種は掲載課金型で多くの候補者にアプローチしつつ、採用難易度の高い専門職は成果報酬型でリスクを抑えて募集する、といった使い分けが可能です。貴社の採用計画に合わせた最適な組み合わせをご提案します。
こちらの記事では、求人媒体を併用することで効果アップにつながった事例をご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
Indeedとの併用がおすすめの求人媒体4選!効果事例もご紹介
昨今、成果報酬型求人の多様化により、自社に最適なサービスを選ぶのが難しくなりました。もし少しでも迷われたら、ぜひ私たちトラコムにご相談ください。
採用のプロが貴社の現状の課題、予算、求める人物像を丁寧にヒアリングし、数ある選択肢の中から「なぜこの手法が最適なのか」を明確にご提案します。課題の整理から具体的なプランニング、そして採用成功まで、ワンストップで伴走いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。

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