
トラコム社員がお届け!
年々動きが変わる新卒採用。気づけば学生との年齢差も出てきて、今の学生の志向をなかなかうまく掴めない…なんてことはないでしょうか。コロナ禍になり1年たった今、2023年卒の学生は何を決め手として会社選びをしているのでしょうか。また企業側としても、どういった採用手法が今の市況感に合っているのかをお伝えできればと思います。
昨年、コロナウイルスによる影響で新卒採用の動きも大きく変わりました。Web面接が主流になり、会社に一度も行かないまま内定承諾する。今まででは考えられないくらい状況が一変しました。
※「2022年卒 インターンシップ・就職活動準備の現状に関する調査(2月1日)」就職みらい研究所より
次に、企業の動き方についてです。今の学生をどうやって狙いに行けば良いか。今はナビサイトに掲載してエントリーを待つだけではいけません。
ここ最近、確立してきた手法のひとつが「ダイレクトリクルーティング」です。学生に1on1でダイレクトにアプローチする手法です。スカウト型とも言われています。
具体的には、ダイレクトリクルーティング型のナビに学生が登録しているので、企業は、そこに採用情報等を掲載します。従来のナビサイトと異なる点は、ファーストアクションが、学生起点か企業起点かの違いです。あまり知られていませんが、リクナビでもこのダイレクトリクルーティング方式の商品があります。リクナビの商品のメリットは、リクナビが持つ日本最大級のデータベースを使って直接学生にアプローチができることです。
もうひとつ主流となっている採用手法が、「インターンシップ採用」です。これまでは、業界や企業を知ってもらう目的で活用されていたインターンシップですが、今後は、インターンシップで内定まで完結する選考フローを考えていくことが、採用競合に勝つポイントになります。
すでに2022年卒でも3月1日時点の内定率状況は、17.6%でした。
これが2023年卒では更に割合が高くなるでしょう。
先程のインターンシップ採用も、早期内定率が上がる理由のひとつです。数年前までは、インターンシップと言うと意識の高い学生が参加するものでしたが、今ではインターンシップから就職活動を始めることがスタンダードになってきています。
これまでもインターンシップを開催していた企業は、学生と早期接点を持つことで、優秀な学生と多く出会えるという先行利益が得られていましたが、インターンシップがスタンダードになった今、インターンシップ開催による早期接点がメリットではなくなりつつあります。そこで新たな動きとして出てきたのが、インターンシップで採用までするという手法です。プログラム内容によっては、通常の選考期間よりも1人の学生に対して長く時間を使い、学生のことをよく知れる機会になります。
また、学生としても満足できたインターンシップを実施した企業の本選考を受けに行くという傾向があることから、インターンシップ期に内定までもらえることで、その企業への就職意欲がより高まります。
押さえておくべきポイントは、インターンシップのWebと対面のハイブリッド化と、内定出し後のフォローです。
インターンシッププログラムは、Webと対面をセットで行いましょう。会社の事業や人を理解してもらうためのプログラムはWebで実施し、仕事を体験してもらうためのプログラムは対面で実施するのが効果的です。
どうしても対面での実施が難しい場合は、Webだけで動機形成することも可能です。詳細は、ぜひお問い合わせいただければと思います。
冒頭にもお伝えしましたが、新卒採用は、年々状況が変わります。ですので、新卒採用は毎年ブラッシュアップしていくものだと言えます。インターンシップに関してもほんの数年前までは、ほとんどの企業が開催しておらず、3月1日の就活解禁が、学生にとっても企業にとっても、新卒採用のスタートでした。
ところが今は、年々採用時期が早まっています。背景としては、少子高齢化により若年層が減っていること。入学する大学も、今や就職率で選ばれる時代です。そこで大学側としても生き残りをかけ、インターンシップ参加を学生に促しているのです。よって学生もインターンシップ参加が当たり前になりつつあります。
こうした背景もあり、インターンシップのコンテンツも重要視され、ただ企業説明や若手社員との座談会をするだけでは選ばれにくくなっています。また、学生は元々情報感度が高いので、ナビサイトだけでなく、ダイレクトリクルーティングや逆求人など様々な手法で就活をしています。
今のトレンドに合った採用活動を構築していくために、どこのナビサイトで掲載するかだけでなく、採用フローから一緒に考えてくれる営業と伴走することが重要となってきています。現在の採用活動に課題を感じていらっしゃる場合は、お気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
K.OAMI
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2006年に前身の会社で新卒入社。千葉支社で4年勤務。リーダーとして大阪支社で勤務。
マネージャーとなり、エリア組織・大手組織・京都営業所の管理を兼務をし、
2020年に東京本社勤務となる。
現在は、東京本社にて、エリアグループを担当している。
商品は、Indeed・Indeed PLUS・求人ボックスを中心に、中途社員・アルバイト新卒採用まで担当。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
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