
トラコム社員がお届け!
Indeed(インディード)のキャンペーンは、複数の求人を管理し、効果的な運用を実現するために欠かせません。とはいえ設定すべき項目が多く、「どのようにすれば効果が出るか分からない」と悩んでいる担当者の方も多いのではないでしょうか。
Indeedのキャンペーンの仕組みや活用方法を理解することは、Indeedはもちろん、Indeed社が新たにリリースした「Indeed PLUS(インディードプラス)」を効果的に運用するうえでも重要です。
そこで本記事では、Indeedのキャンペーンの概要や、設定できる目標の種類などを解説します。実際のキャンペーンの設定方法や、効果的に活用するためのポイントも紹介しますので、ぜひご参照ください。
・Indeed PLUS(インディードプラス)とは?通常掲載との違いや特徴、求人掲載料金をご紹介
・Indeed代理店の選び方・手数料と運用代行メリット・デメリットを比較
Indeedのキャンペーンとは、有料掲載をする求人をグループ分けする単位のことです。複数の求人をキャンペーンごとに分けて整理することで、職種・エリアごとの予算配分や目標設定の調整がしやすくなります。
キャンペーンの分け方は自由ですが、職種別やエリア別、雇用形態別などに分けて管理するのが一般的です。たとえば職種別なら「営業職」「事務職」、エリア別なら「東京」「神奈川」「名古屋」などの分け方ができます。
求人の数が少ない場合はキャンペーンの必要性は低いかもしれません。しかし求人の数が多く、複数の職種・エリアで募集を行う場合には、キャンペーンごとに予算・目標を分けて管理することが重要です。キャンペーンの重要性・メリットについての詳細は以下で解説します。
Indeedのキャンペーンを複数に分けるメリットは以下の2点です。
それぞれ以下に詳しく解説します。
キャンペーンを職種・エリアごとに整理することで、予算を多く投入したい求人とそうでない求人を分けるなど「予算配分」の最適化がしやすくなります。たとえば「東京エリアは競争率が高いため多くの予算を投入し、名古屋エリアは優先順位が低いため予算配分を減らす」などです。
Indeedの予算は、求人ごとではなくキャンペーンごとに設定します。つまりキャンペーンが1つしかない場合は、1種類の予算設定しかできません。キャンペーンを分けて管理すれば、職種やエリアごとに予算の設定を変えたり、特定の職種やエリアだけ募集を終了したりなどの操作が可能になります。
職種・エリアごとに「目標設定」を調整できるのも、Indeedのキャンペーンを複数に分けるメリットです。Indeedの目標設定とは、求人の掲載を最適化するためのルール設定のことです。以下の4種類から選択できます。
キャンペーンを複数に分けておくと、キャンペーンごとに異なる目標設定が可能です。たとえば営業職の求人を「バランス」で運用し、事務職を「目標応募単価」で募集するなど、職種・エリアの優先度や目標の違いなどに合わせて調整できます。
※過去に「目標応募単価」と「目標応募数」のいずれかを利用されたアカウントを除き、現在は利用できません。
4種類の目標設定の違いについては次に解説します。
前述のとおり、Indeedのキャンペーンで設定できる目標の種類は以下の4種類です。
それぞれの目標の特徴・違いを解説します。
※過去に「目標応募単価」と「目標応募数」のいずれかを利用されたアカウントを除き、現在は利用できません。
「バランス」は、キャンペーン内に含まれる全ての求人案件でバランスよく応募数の増加を目指す目標設定です。設定した予算で可能な限りクリック数・応募数が最大になるよう自動でバランスを取ってくれるため、初めてキャンペーンを設定する際におすすめです。
バランス型のメリットは、キャンペーン内の全ての求人で、応募数の増加が期待できる点です。たとえば神奈川支店、名古屋支店、福岡支店など全ての支店で均等に応募数を確保したい場合などに役立ちます。
ただしバランスを第一に考えるため、一部の求人に予算を大きくかけたいなど、細かく調整したい場合には不向きです。
「応募数最大化」は、キャンペーン全体での応募数の最大化を目指す目標設定です。キャンペーン内の合計の応募数が最大になるように調整されるため、バランス型と違って求人ごとに応募数のばらつきが発生する可能性があります。
メリットは、利用可能な予算を最大限に活用して、できるだけ多くの応募を集められる点です。
デメリットは、キャンペーン全体での応募数を最大化するため、一部の求人の応募が0になってしまう可能性があることです。人気の求人などがキャンペーンに含まれている場合は、そこに応募が偏りやすいという特徴もあります。
「目標応募数」は、キャンペーン内の求人ごとに目標応募数を設定し、それを達成するように運用するタイプです。この目標設定をするには「Indeedエントリー」を有効にして、外部サイトを経由せずIndeed内で直接応募できる設定にする必要があります。
また「求人ごと」に目標を設定できるため、予算配分を細かく指定できます。たとえば求人A・B・Cがあり、求人Aの目標応募数を達成した場合、残りの予算はBとCに割り当てられることになります。
目標を達成した求人にはそれ以上の応募が来なくなることに注意が必要です。また、目標に到達しない求人が発生する可能性もあります。
【参考記事】採用効果を上げるIndeedエントリーとは?メリットや機能・使い方をご紹介
「目標応募単価」は、応募1件あたりの目標単価を設定して運用する目標設定です。設定した予算内で、目標とする応募単価を達成できるよう、求人の配信が自動で調整されます。こちらも目標応募数と同様、応募数を計測するために「Indeedエントリー」の有効化が必要です。
応募単価はキャンペーンに含まれる求人全体の応募数をもとに計算されるため、個々の求人の応募単価の目標は設定できません。また応募数が保証されるわけではないため、想定より応募数が少なければ、目標として設定した応募単価よりも高くなる可能性もあります。
またキャンペーンの中に応募単価が低い求人があると、そこに応募が集中する傾向があります。また予算ではなく応募単価が基準となるため、予算を使い切らない可能性があることにも注意が必要です。
Indeedキャンペーンの設定方法は、以下の6ステップです。
各ステップを以下に詳しく解説します。
まずはキャンペーンの作成を行います。Indeedの管理画面の左上にある「キャンペーン」タブをクリックしましょう。
次に「キャンペーンを作成する」をクリックします。
次に目標の選択です。前述の「4種類の目標設定」から、自社の目的に合ったものを選びます。
初めてキャンペーンの作成をする場合は、「バランス」が推奨されています。キャンペーンのパフォーマンスが大きく変わってくるため、目標を選ぶ前にそれぞれの内容をよく確認しましょう。
次に、どの求人をキャンペーンに含めるかを選択します。
選択方法は「求人指定型」「ルールベース」「クエリ」の3種類です。求人を手動で選択する場合は「求人指定型」、職種やエリアなどのルールを設定して自動的に求人を選択する場合は「ルールベース」を使用します。
また目標の選択で「目標応募数」を選んだ場合、ここで目標とする応募数を設定します。
次に広告を配信するスケジュール(配信期間)の設定です。設定方法は「ワンタイム」と「月額」の2種類があります。
「ワンタイム」は、広告配信の終了日を指定する方法です。終了日の指定方法は「指定した日付」と「目標とする日付」の2種類があります。「指定した日付」はその日で配信が終了しますが、「目標とする日付」は、その日に予算が余っていれば引き続き掲載されます。明確に終了日が決まっている場合は「指定した日付」、流動的な場合は「目標とする日付」を指定しましょう。
「月額」は毎月継続して掲載する場合に選択します。終了日の入力もできますが、終了日を設定せずにスタートすることも可能です。終了日を設定しない場合は、任意のタイミングで手動で終了の操作をします。
次にキャンペーン全体の予算設定です。設定したスケジュールでの求人配信で発生する費用の上限を、予算として設定します。
スケジュールを「ワンタイム」で指定した場合は、指定した期間まで予算が適用されます。スケジュール設定が「月額」の場合は、設定した予算が毎月更新されて設定される仕組みです。
目標設定で「目標応募単価」を選んだ場合、ここで目標とする応募単価を設定します。
次にキャンペーンの名前を入力します。シンプルかつキャンペーン内容が分かりやすい名前を入力しましょう。
トラッキングパラメータがあれば、「クリックトラッキングパラメータ」に貼り付けます。任意項目なので、入力しなくても問題ありません。
その後、「キャンペーンを公開する」をクリックすれば、キャンペーンの設定は完了です。作成したキャンペーンはダッシュボードに表示されます。予算の消化状況などのパフォーマンスを確認したい場合は、ダッシュボードの「アナリティクス」からチェックしましょう。
ここではIndeedのキャンペーンを最大限活用するためのポイントをご紹介します。
IndeedやIndeed PLUSを効果的かつ効率良く運用するにはキャンペーンの活用が重要ですが、最初からキャンペーンを設定するのはあまりおすすめしません。なぜなら、各案件の採用難易度やクリック単価などを把握してからでないと、各案件の難易度に応じた適切な予算配分ができないからです。
Indeedは運用型の求人広告とも呼ばれ、効果は段階的に徐々に伸びていきます。そのため閲覧数やクリック率、クリック単価、応募数などの各指標の相場を確認するには、データが蓄積されるまでのある程度の期間が必要です。
Indeedでの掲載が初めての方は、キャンペーン分けを行う前に、まずは2~3ヶ月運用を続けてみて、自社案件の効果の相場を把握することから始めましょう。
各案件の効果の相場が把握できたら、複数のグループに分けてキャンペーンを設定していきます。ですが、必ずしもキャンペーンを活用したほうが良いケースばかりではありません。
下記のようなニーズの場合はキャンペーンの活用がおすすめです。
このような場合には、たとえば、緊急度の高い案件のグループには予算を高めに設定する、応募が来やすい案件のグループには予算を低めに設定するなど、採用難易度や自社のニーズに応じて予算や期間を設定しましょう。※予算の設定は、各キャンペーンにある案件数によって案件ごとの予算が変わってくるため注意しましょう。
また、採用難易度が高くほとんど応募が見込めない職種やエリアの案件には、低予算を設定し、長期で運用していく方法も考えられます。
反対に、各案件の採用難易度が大差なく、どの案件にも満遍なく応募を集めたい場合は、キャンペーンの活用は向いていないと言えます。
このように、自社の採用ニーズに合わせた活用を考えることが重要です。
Indeedのキャンペーンは、有料掲載する求人をグループ分けする単位です。特に求人数が多く、募集する職種やエリアが多い場合は、求人を複数のキャンペーンに分けて整理しましょう。
Indeedのキャンペーンで設定できる目標の種類としては、「バランス」「応募数最大化」「目標応募単価」「目標応募数」の4つがあります。それぞれの特徴を踏まえて、自社の採用戦略に合わせて使い分けることが重要です。
「当ページで紹介したポイント」を意識してキャンペーンを整理し、Indeed PLUSをより効果的に運用していきましょう。
当ページで解説したキャンペーンの使い方はもちろん、「IndeedやIndeed PLUSで思うように成果が出ない」「運用方法を見直したい」などのお悩み・お困りごとがございましたら、ぜひトラコムまでご相談ください。
弊社はIndeedより認定されているプラチナムパートナー代理店として、IndeedやIndeed PLUS活用のサポートや運用代行はもちろん、求める人材を採用するための戦略立案のコンサルティングなど、幅広いサービスをご提供いたします。まずは以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
記事一覧を見るいつもご利用されている求人採用を見直してみませんか?悩み、ぜひ教えてください!御社の魅力を一緒に考えさせてください!
記事一覧を見る今注目されているGoogleマップやSNS(インスタ等)を活用した集客、インバウンド対策、オウンドメディア企画・運用など最新の集客トレンドやノウハウを発信していきます。
記事一覧を見る媒体活用の採用支援や人材育成に関わるセミナーから研修や集客方法をご紹介するワークショップまで、さまざまな自社開催のセミナー情報をお届けします。
記事一覧を見る