
トラコム社員がお届け!
調理師は、厚生労働省が定める「調理師法」に基づく国家資格が必要な仕事です。調理師の活躍の場は飲食店、ホテルや旅館などの宿泊施設、学校・介護・福祉施設などの公共施設、病院、社員食堂、企業の食品開発やフードコーディネーターなどさまざまありますが、資格の必要な調理師のご採用にお悩みを抱えるご担当者様は多くいらっしゃるのではないかと思います。
今回は、実際に採用することができた求職者へのインタビュー内容を元に、調理師の募集において有効な原稿の打ち出し方や、どのような内容に惹かれて働きたいと思ったのかなど、調理師の採用において押さえておきたいポイントをお伝えします。
調理師の募集をするうえで、応募が集まりにくくなる要因はいくつか考えられます。
その中でも以下の3つは、調理師の方が仕事を探す上で特に気にする要素です。
調理師は給与があまり高くないといわれています。厚生労働省の【令和2年賃金構造基本統計調査】によると、調理師の平均年収は約359.8万円です。全体の平均年収は約475.6万円と、一般的に調理師の所得はやや低いといえます。
エリアの調理師の平均給与と比較した際、平均より多く給与を支払うことが可能でしたら、募集の際に打ち出すべき大きなポイントとなります。
調理師は労働時間が長いといわれている職種であり、労働時間を気にする方が多くいらっしゃいます。勤務先にもよりますが、当日の仕込みや食材管理、翌日の仕込みなど1日で行う業務内容が多く、拘束時間が長くなることがあるのが実態です。
シフト制をしいている病院・介護施設様、勤怠管理をしっかりと行っていらっしゃる企業様は、その点を原稿で打ち出すと効果的です。
調理師の仕事は身体が資本であり、体力的に厳しい部分があります。立ち仕事の時間が長く、腰や首を痛める方や、蒸し暑い調理場に体調を崩してしまう方もいます。忙しい職場だと座っている時間がほとんどないということも。
体力的に限界を感じてしまう調理師の方も多いため、それらを払拭できる環境が提供できる場合はぜひ原稿で大きく打ち出していきましょう。
私がお手伝いさせていただき、調理師の採用に成功した船橋市内の小規模デイサービスのお客様に、採用者インタビューをさせていただいたときの転職者の声をお伝えします。
「2021年4月まで介護施設で調理員としてフルタイムで働いていました。1日に3食の食事の提供で、1日かなり慌ただしくばたばたと働いていました。朝も4時起きで体力的にも辛くなり始め、家族から仕事を辞めてうちでゆっくり過ごしたらとのすすめもあり退職をしました。仕事を辞めて家で過ごす時間が増えると、じっとしていられない性格なこともあり、やっぱり働きたいという気持ちが芽生え転職活動を開始しました。」
「Indeedです。最初は色々な媒体をみましたが、Indeedが1番シンプルで見やすかったため、Indeedで仕事探しをしました。」
「経験が活かせるのと、調理がやはり好きなことから職種は前職と同じ調理員で探しました。 条件で気にしていたポイントは、3点あります。
①朝が早すぎない②職場が自宅から近い③年齢の制限がないの3点です。 以前の職場は家から遠かったこともあり朝が早かったことが体力的にきつくなってしまったので、勤務時間と家からの通いやすさは重要視していました。 また、60代なので年齢制限のない募集のみ見ていました。」
「原稿を見ていて応募してみようと思った大きな理由は3点です。
1点目は、同年代のスタッフが多かった点です。スタッフさんの年齢層が原稿に記載してあり、同年代の方もいるんだと事前に知れたことで安心感がありました。
2点目は食事をつくる量です。お昼とおやつのみで、16名分の調理なら体力的にも大丈夫そうだなと思えました。
3点目は利用者様の反応が直に見ることが出来る点です。以前は施設での勤務で、自分が作ったものを食べる利用者さんの反応を見る機会は滅多にありませんでした。小規模デイサービスで利用者さんと一緒に食事を食べながら、リアクションを見ることが出来るという点に魅力を感じました。」
「食材の買い出しやメニュー決めを任されるという点は不安でした。前職では買い出しもメニュー決めもしたことがなかったので私に出来るかなという不安はありました。原稿内に、『最初は他のスタッフも一緒にメニュー決めをします』とあったことと、『「メイン」「つけあわせ」「汁物」「ご飯」を決めてもらうので、家事の延長で働けます!』とあったので、チャレンジしてみようと思えました。」
「たくさんあります!とても楽しく働くことができています。1番やりがいを感じる瞬間は、利用者さんの「美味しい」の声を直に聞けたときですね。一緒に食事をすることが出来る小規模デイサービスなこともあり、利用者さんにあわせた提供の工夫ができることも楽しいです。お昼1食とおやつの提供なので、1回の調理に集中できる点も働きやすいですね。お菓子作りは昔から大好きなので、好きなことと料理の腕を活かして働くことが出来てとても楽しいです!」
上記のように実際に転職者の方にインタビューをしてみて、調理師の採用において原稿に載せた方がいいと思う内容は4つです。
同年代の方がいることが事前にわかっていると、安心感があり応募に踏み切りやすくなります。
提供する食事の量が事前に分かっていることで、1日の大体の流れが予想しやすくなります。
応募数を増やすには、働くイメージがつきやすいことは重要なポイントになります。
調理のみなのか、メニュー決めや買い出しまで行うのか、より具体的に記載することで働く際のイメージがしやすく応募に繋がりやすくなります。
調理師として働く上でのやりがいを具体的に示すことで、前向きな気持ちで応募に踏み切ることができます。
実際に調理師として働いている既存の方にインタビューした内容を、原稿内に取り入れるのも効果的でしょう。
本記事を読んでいただき、ありがとうございました。今回は転職者へのインタビューを元に、調理師の採用において求人原稿で工夫できることをご紹介しました。
その他にも、「具体的なIndeedの運用方法が知りたい」「実際に募集する際の原稿内容について相談したい」などございましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
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