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施工管理つまり現場監督の採用は昨今の建築ラッシュもあって有資格者は引く手あまたです。会社に資格者がいれば未経験でも現場監督ができる今、未経験にシフトして採用をしている会社様でさえ、未経験の現場監督を集めるのに苦労されています。
今回は、どんな職種でも公募メディアで未経験を採用するポイントを、成功事例を交えてまとめたいと思います。
今回お伝えするのは、消防設備の施工管理の募集。
まず注目するのはその職種がなぜ未経験で活躍できるのかという点です。募集成功した消防の業界には、実は高校や大学で専門的に教える学校がありません。ほぼ100%が未経験で業界に飛び込み、働く中で資格取得したり、経験を積んでいる点が明らかに他の業界と異なる点でした。
未経験者が知りたいことは何でしょう。前述した未経験者からしか活躍してない業界であるというのも一つの理由でしょう。ただこれでは汎用性に欠けます。なぜならすべての職種は未経験OKではないからです。では知りたいことは何でしょうか?知りたいことは全部で3つです。
まず大事なのは、未経験から活躍している人が実際にいるという事実です。
今回の消防設備の会社には、前職少林寺の先生がいました。未経験がもし多数いるなら、できるだけ遠い人を選んでその人に語ってもらうことが必要です。
更に、ここでは3つ確認します。なぜ転職を考えたかということ、なぜこの会社を選んだのかということ、入ってからどうだったかということ。これを語ることで、未経験の応募者に転職の理由を作ってあげることができます。実際に入社した人に同じヒアリングをしたところ、未経験の全然職種が違う少林寺の先生が働いていたので、自分にもできそうだったからとのことで応募して採用されました。
次に仕事の内容です。未経験者ですから当たり前ですが仕事内容を知りません。例えば消防設備の施工とだけ書いてあって、未経験者はわかるでしょうか?わからないと思います。難しい職種であればあるほど難しい言葉や専門用語を使ってはいけません。
また、箇条書きもあまりオススメできません。仕事内容の種類をたくさん書いてある原稿を見ますが、これは逆効果です。メインは何なのか、どのくらいの量なのか。その仕事は時間がどれくらいかかるのか?など疑問がたくさん出てくるんです。では、未経験者に仕事内容をどうやって伝えたら、わかりやすいでしょうか?
それは 一日の流れを明記すること。
何時に出社しそれは何のためにやってどのくらいかかるのか。そこからは何に乗って、どこに移動して何人ぐらいでどんな仕事をするのか。仕事で気をつけるポイントはあるのか?仕事はどうしたら終わりなのか?終わったらどうしたら良いのか?会社に戻ってからやることはあるか?次の日の準備は必要か?など時系列に説明することです。
会社のリアルを正確に伝えることが大事なんです。
よくOJTでと言われるのですが、それでは未経験者には説明が弱いです。仕事しながら教えるよとのことですが、よく考えたらアタリマエのことです。そんな当たり前のことを訴求しても全く意味がありません。大事なのは入社したら何から始まるのかです。採用される側にとってのすぐ先の未来が必要です。
座学があれば、そのことを書けば良い。どんな内容をどのくらいやるのか。OJTなら、どんな先輩が、どれくらいの頻度で教えてくれるのか、質問はいつでもしていいのか?タイミングがあるのか?どのくらいの期間教えてくれるのか?独り立ちしていくにはどんな過程を経る必要があるのか、それはどのくらいの期間がかかるのか?
今回の消防設備もOJTでした。研修はまず座学からスタート、消防法と消防設備はなぜ必要なのか、どんなタイミングで仕事が来るかなどの座学があり、その次の日から入社3年の少林寺の先生に同行します。現場で同行しながら、どんな流れで仕事をしていくかを教わります。
はじめは何をやって、その後は誰が、どんなふうに、どれくらいの頻度で教えてくれるのか?それはどのくらいでマスターできるのか?そこまで書くことが必要です。
さて、一つ別軸の話です。今回は中途採用でしたので、リクナビNEXTという媒体を利用しました。
そんなリクナビNEXTの求人告知メールやターゲットDMに代表されるDMは、年収帯に分けて送信することが可能なんです。
自社の待遇を上げて募集を出すことは、応募や採用数を増やすための一つの方法ですが、ちょっと逆に考えて見ましょう。つまり”自社の待遇が魅力的に見える年収帯”にDMを送るのです。
未経験1年目の平均年収が400万円の会社であれば、350万円以下の方にDMを送れば効果は期待できます。DMを出すときの一つのポイントとして考えていただければと思います。
未経験者にとって大事なのは、
1.未経験から活躍している人はいるか?
2.仕事内容
3.研修
この3つです。
もちろん待遇は高ければ高いに越したことはありません。しかし、これは会社の仕組みを変えることだったりしますので、すぐに変えることはできません。待遇についても同様です。
では何で差別化するかですが、一番簡単にできるのは事実を表現する方法を変えることです。実際にこの方法で、応募2件だった会社が全く待遇を変えずに応募20件と10倍になったりということが簡単に起こります。表現の方法を変えただけなのに、です。まずはこの方法をやってみて、応募が来なかったら給与・待遇変更することをオススメします。
この記事を書いた人
T.SASAHARA
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もともとはSEだったが、地元千葉で働ける仕事を探していたところ、地域を元気にする求人広告の世界を知る。
2004年に中途入社し、千葉県の中途領域を担当。
2008年に求人全領域を担当する部門でマネージャーを務めた頃から関東全域のハイスペック人材の採用や新卒を扱うように。
その後は、東京での部署立ち上げなどを経験しながら、中途・新卒両方の領域の採用支援を続けてきた。
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