
トラコム社員がお届け!
コールセンターの採用担当者様の中には、競合となる企業も多い中、いかに効果改善していくか日々悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事は、コールセンター募集をする際の効果的な原稿の出し方、データの使い方についてご紹介します。
コールセンター募集の求人はとても多くなっており、求職者の取り合いが激しくなっている印象があります。
実際に2021年11月と2022年11月の応募相場を比較してみました。(※トラコム調べ)
このように、主要3都市では軒並み応募効果が下がっています。
求人原稿数が回復してきた要因もありますが、コールセンターの場合は、ワクチン受付の募集や在宅okの仕事、ネットショッピングの需要が高まったことが大きな要因となっています。加えて、コールセンターに需要があるということで新規参入する企業も増えています。なかには、新たにセンターを作り、数百人単位の採用を実施している企業もあったりすることが、現状の採用市場を作り上げている要因だと言えます。
競合となる企業が増え、コールセンター採用はさらに難しくなっています。
仕事内容が受信か発信なのか、給与がいくらなのかなど条件によっても異なりますが、コールセンター募集の平均採用率は5%~10%程度になることが多いです。(※トラコム調べ)
採用がうまくいかない要因として、採用基準が高すぎて採用までいかないことが挙げられます。採用基準が高くなってしまう理由は、研修を実施する人員が不足しており、コミュニケーション能力やPC操作のスキルといったポテンシャルのある方を採用対象にしてしまうためです。そのような人材はどの企業も欲しがっているため、採用ハードルが上がってしまいます。
また、現在の採用市場を把握しきれていないことも要因の1つとして挙げられます。実際に理解いただくために、データを見ながら解説してみましょう。
直近3ヶ月のタウンワーク×コールセンター×大阪府内で原稿本数を調べてみたところ、下記のような結果でした。
派遣と直雇用の募集案件を比較すると、約17,000件もの開きがありました。派遣募集が多い状況です。
しかし、直雇用は派遣と比べて原稿数が少ないので、楽にできるかというとそうではありません。直雇用×大阪市内に絞ると平均時給は1,500円台に到達しており、さらにある週では1,700円台になっている時もあります。対して派遣×大阪市内に絞ると平均時給は1,400円台でした。実は直雇用の方が平均時給が高いのです。
各社、応募数を獲得するために時給を高く設定するなど条件変更が起こっており、求職者の取り合いが激しくなっています。毎週のように状況は変わっています。その動きを把握しないまま同じやり方を繰り返しているだけでは、採用成功させることは難しいでしょう。
求人広告の効果は、訴求方法や募集するエリアで大きく変わってきます。自社が置かれている状況とエリアの特性を把握し、適切なプラン・求人内容で広告を打つことが重要になってきます。
まずは、自社が持っている案件のエリアには、どのような特性があるのか知っておくことが大切です。特にチェックしておきたいのは以下のデータ。これらを理解した上で戦略を立てることが大切です。
原稿の型を工夫することも大切です。原稿の出し方には大きく分けて「実案件型」と「集客型」の2種類あります。
実案件型とは、実際に持っている1つの案件に対して原稿を出すやり方です。実案件型は稼働率の観点でみると比較的効果は得やすいですが、応募単価が高くなる傾向になります。
対して集客型は、複数の案件の仕事内容をまとめて出し、どの案件にも応募者を振れるようにする方法です。この出し方の場合、応募が集まりにくい案件だったとしても、効果の良い案件と一緒に出すことで、応募単価自体は低く抑えられます。しかし、複数の案件をまとめているので稼働率の面でみると実案件型の方が優位にることがあります。
稼働率を重視しに行くなら実案件型、応募単価を抑えに行くなら集客型となります。しかし、実案件型で掲載する案件がそもそも採用難易度が高い場合、応募が入りづらいので求人に使うコストは膨らんでしまいます。集客型の場合は、稼働率が低いため、対応の工数がかかり、人件費などの人的コストがかかってしまうことがあります。
どちらの出し方をするかは、お持ちの案件とエリアの特性を見極めながら、都度検討することがおすすめです。
上記でご紹介した2点を踏まえ、案件とエリアの相性を検討した上で掲載をおこないましょう。
例えば、コールセンターの募集が多いエリアで、「時給がエリアの相場よりも低い」「仕事内容は発信業務」「週5日勤務」の案件を持っているとします。この場合、実案件型で掲載をし続けても稼働どころか応募を集めることも難しいでしょう。こういった時は集客型で応募数を獲得にしに行ったほうが効率的です。
競合他社が多いエリアでは、他社よりもよさそうと思ってもらわなくては応募は集められません。メリットになり得る情報としては、あくまでも一例ですが「相場よりも時給が高い」「マニュアル通りに対応できる受電業務」「自分の都合に合わせて働ける週3日~OK」などがあります。これらの他社とは違うメリットを伝えられる案件と一緒にすることで、1原稿あたりの応募数を上げに行くことができます。
また、競合他社がどのような原稿サイズを出しているか、オプションは何を使っているのかまで調べにいくのがおすすめです。より上位に表示されたり発見性を高められるプランはないかがわかり、効果の最大化につながります。
また、募集したいエリアだけに固執せず、募集エリアを広げてみることもおすすめです。
例えば、募集エリアでは求人数が多く、平均時給よりも自社案件は時給が低い場合。そんなときは募集したいエリアだけでなく、近隣の市などもう少し範囲を広げてみてみましょう。実は、隣の市では自社案件の平均給与が高かったということもあります。そうなると近隣エリアからの応募を獲得できるかもしれません。
求人広告の効果は、募集エリアや原稿の訴求方法で大きく変わってきます。高い効果を得るためには、掲載案件とプランの選定が重要です。
こちらの資料では、コールセンター募集での掲載案件の選び方、プラン選定に役立つ情報・データをまとめています。無料でダウンロードいただけますので、ぜひご活用ください。
ここからは、実際にコールセンター募集をする際によく使われている求人サイトや求人サービスをご紹介します。
枠得プランは、長期間の契約ができ、多数の原稿を一度に出すことが可能な媒体です。通常のタウンワークよりも掲載順位は低いですが、短期的に効果を発揮する「タウンワーク」「フロム・エー・ナビ」と併用して活用いただくことで、効率的に予算配分でき、成果へとつなげることができます。
詳しくはこちらの記事でもご紹介しております。
タウンワーク「枠得プラン」とは?掲載料金やメリット、効果的な掲載方法を解説
枠得プランは、掲載費用を抑えつつも、一度に大量の原稿を動かせることがメリットです。案件・エリア・検索軸ごとに細かくデータ分析を行えたり、ABテストを実施できます。
・集客型の原稿はどの案件同士を組み合わせようか
・これは実案件出しで作成しても応募獲得できるな
・このエリアからは応募を獲得できそうだな
・ターゲットは学生に絞った方が効果が良かったな
といった結果を踏まえて、自社にとっての最も効率が良い掲載方法を知ることができます。
枠得プランの掲載で得られた情報はタウンワークで掲載する時の参考にもなります。タウンワークと併用して利用いただくこともおすすめです。
タウンワークは、フリーペーパーとインターネットの両方に掲載ができる求人メディアです。媒体自体の知名度も高く、地域に密着しているため、各地域の求職者にアプローチできます。
詳しくはこちらの記事でもご紹介しております。
タウンワークの特徴・メリットや掲載料金・掲載費用の仕組み・プランを徹底解説
タウンワークは求人メディアの中でも高い認知度を誇るメディアです。求職者にとっても「仕事を探すならまずはタウンワーク」となりやすく、集客力が高いです。主婦、学生、フリーターなど、コールセンター募集の採用ターゲットになりやすい属性に利用されているメディアでもあり、応募を集めやすくなっています。
また、枠得プランと併用して利用することで、枠得プランだけでは発見性が低い案件に対してスポットでタウンワークを打つなど、効果的にアプローチすることが可能となります。費用対を考えても効率的に使えるメディアです。
世界最大級の求人サイトであり、オンライン上に掲載されているさまざまな求人原稿を集約しています。タウンワークなどの求人メディアとは違い、クリック課金制、掲載期間に縛りがない、職種などのキーワード×勤務地での検索であることが特徴です。
Indeedについて、詳しくはこちらの記事でもご紹介しております。
Indeedの特徴・仕組みとは?掲載方法・料金プランや導入方法・事例や代理店の選び方
Indeedは運用型の広告です。案件ごとに費用の差配ができるなど、データをみながら常に戦略を練っていけます。また、Indeedはキーワード×勤務地で検索できるサイト設計なっていることから、志望度が高い方からの応募が多いです。コールセンターの募集をおこなう上では、稼働に繋がりやすいメリットがあります。
Indeedを使った採用事例はこちらの記事でもご紹介しています。
<コールセンター事例>スマホでの見え方を意識して応募が増える!
エリアや掲載タイミングによっても、よく使われている求人掲載プランは異なります。まずは求人を出したいエリアでどんなプラン良く使われているのか調べます。
例えば、タウンワークのA1サイズやA2サイズがよく使われている場合は、それよりもサイズの大きいA3サイズで原稿を目立たせる。サイズは同じでも、上位表示させるオプションをつけて表示回数をあげる工夫をするなどをしてみましょう。
都度状況を判断し、適切な掲載プランを決めていきましょう。
また、掲載エリア×平均時給×プラン別の掲載件数のデータから最適なプランを算出してみることもおすすめです。プランのボリュームゾーンを確認し、それよりも大きなサイズや発見性の高いプランを選択すれば露出度で負けてしまうことはほとんどないでしょう。
弊社では、掲載プランの選定に使えるデータをご提供しております。無料でダウンロードいただけます。
エリア:東京、愛知、大阪
・平均時給
・求人広告出稿額
・掲載件数
・広告プラン別の掲載件数
お客様のご要望に応じて、特定の市や区にカスタムしたデータも無料で作成可能です。ご要望の方はお気軽にお問い合せ下さいませ。
資料のダウンロードやお問い合わせはこちら
コールセンター募集の掲載内容・掲載プラン選定のポイントを解説!
コールセンター募集が激化がしているなか、戦略を持って採用活動を進めていかなければ採用成功することは難しくなっています。どのエリアでどのような訴求方法をとり、プランはどうするのか。データや過去の効果などを参考に、最適な採用手段やプランを選択していきましょう。
ここまで、コールセンター募集の効果の出し方についてご紹介させていただきました。今回ご紹介させていただいたのは、あくまでもノウハウの一部です。
なかなか効果改善が見込めないなどのお悩みを持っているお客様は、ぜひ一度ご相談ください。また、弊社では各エリアごとの市場調査やご要望のデータのお調べなど、幅広く承っております。ここのエリア・案件がどうしても応募が来ないなど、ピンポイントのご相談も大歓迎です。お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人
Y.MIYACHI
この人の記事一覧を見る
2019年に新卒入社。
1年目より総合企画グループで関西の大手企業を担当。
全国展開の企業や派遣会社を担当し、
2024年4月より新しく発足した
派遣会社向け広告専門グループにて全国展開の派遣会社を担当。
年間1万社以上の取引と採用実績から採用課題の解決につながる、現場のリアルな事例やお役立ち情報を発信しております。
記事一覧を見るいつもご利用されている求人採用を見直してみませんか?悩み、ぜひ教えてください!御社の魅力を一緒に考えさせてください!
記事一覧を見る今注目されているGoogleマップやSNS(インスタ等)を活用した集客、インバウンド対策、オウンドメディア企画・運用など最新の集客トレンドやノウハウを発信していきます。
記事一覧を見る媒体活用の採用支援や人材育成に関わるセミナーから研修や集客方法をご紹介するワークショップまで、さまざまな自社開催のセミナー情報をお届けします。
記事一覧を見る